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とある50代女のコンプレックス
私のコンプレックス
それは自身の履歴書です。
現在51歳。短大栄養科卒 新卒採用で一般事務3年 結婚 約10年専業主婦 コンビニ 建材店 紳士服 カフェ。 家出をしてから コンビニ スーパーの総菜部 学校事務 パソコン講師
資格:普通自動車免許 日商簿記3級 建設業経理士2級
コンピューターサービス技能評価試験のワープロと表計算3級取得
自動車免許以外の資格は家出をしてから取得しました。
社会的に評価されるには薄い内容です。
経験がない事が致命的です。
この場合の経験とは正社員での長期勤務の経験です。
子どもが成長し、本格的に働きたいと思い始めたのが40代半ばだったと思います。当初はただ漠然とパートではなくがっつり正規で第二の正社員デビューをしたいなーと考えていました。
そう思い始めた時に最初に気付いたのが、自身の履歴書の内容が薄いという事でした。
結婚以来専業主婦だった私が、パートで働き始めたのは次女が小学校3年生に上がる頃でした。夫は出張が多い為ほとんど不在。両親が県外の為、完全ワンオペです。
その為、子どものどんな事態にもすぐ対応できるよう 近所である事と子供の成長に合わせた勤務時間を優先して職場を選んできました。
一生懸命 全力が私の性質です。それまで家庭だけに注がれていた情熱が仕事にも向くことで情熱が分散して、いいガス抜きになっていたように思います。
家庭は順調に私の思い描いているゴールに向かっていました。
ゴールまでもう少し ゴールのテープはまだ遠いけど、少し見えています。
私には何もない
ゴールが見えた事で、新しいスタートを目指そうとした時に、「私には何もない」 と思ってしまったのです。
実際の私は何でも持ってます。
健康で優秀な夫と子供達
ローンを完済した一軒家
車通勤する子供の為、庭の一部に駐車場を増設したばかりでした。
そして私はまだ若く幸い病気もなく健康です。
「私には何もない」 なんて 母に言うとバチ当たりと言われるでしょう。
これ以上望むのは贅沢 感謝が足らない
本当にその通りです。
でもねー思っちゃったんですよ。
私は社会で評価されるに値しない なぜならスキルも経験もないから…
「私には何もない」
「選ぶから仕事がないのよ」 とか言わないでください。
そういう事ではないのです。この言い分を説明するのは、今は面倒なので割愛します。
夫が出勤で駅に向かって歩く姿を若かった私は乳児を抱いてあやしながらアパートの2階窓から恨めしい気持ちで眺めていました。
1人で歩けていいなー 1人で電車に乗って、会社に行って仕事して、自由にトイレに行けて、お昼ご飯食べて、退勤時は「これから どうするー?」などと同僚と話すのでしょう。
夫は稼ぎが良く私が働く必要はありません。保育所に預けて働くよりも専業主婦で子育てに専念するのがトータルで利益率が高いという私の判断でした。
「わが子の成長」という目標にまっしぐらな生活の中、見落としていたのが自身の成長だったのです。
これに気付いてから、資格の取得や職業訓練校に2回もお世話になり、それを活かして就職もできました。少しずつ階段を上り目標を達成できましが、諸事情あり退職。現在無職 人生迷走中です。
今まで前しか見ていなかった私が無職になってこのnoteに出会い、過去を振り返ったことで、蓋をしていた心のマグマがドクドクと溢れ出てきている状況です。
そして現在 noteの場をお借りして、毒吐き湯ばあばになっています。
しばらく毒吐きが続くと思います。嫌な気分になった方には本当にごめんなさい。