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夫はATMではありません。うちの大切な社員です。
先日、次女が家出中の私の家に二泊三日で遊びに来てくれました。
同居中のパートナーが「自分が出張でいない間、誘ってみたら?」と言ってくれたのです。
彼氏と同居中の家なんて気持ち悪がるかなーという心配はよそに「行こうかなー」とあっさり承諾。わざわざ有休をとり電車に乗ってきてくれました。
今まで書いたnoteを次女に見せると、「これね―知らんで見てもママってわかる。 ママさー 人に意地悪は絶対せんけど、すごい意地悪な見方するよねー 騙されんよーとかよく言ってたやん」と娘。
「えっ???そうだったっけ?」と私。
次女は私の記事を読み進めながら「ママって面倒くさー 本当ひねくれとるねー」と言いながらも「うけるー」と面白がって読んでくれました。
ひと通り読み終わって「ママは欲深いこじらせ女やね」と名付けをされました。
続けて「だって夫はATMと割り切って…ってよく聞くじゃない。優秀なATMだったし、ママの年齢だったら普通はそれで良しとするんじゃない」と娘。
「うまいこと言うねー 本当そうよねー。けどねー パパはATMじゃなくてママの会社の社員だったのよ。」と母。
[子どもを育てるカンパニー]
代表取締役社長:私 / 社員:夫
いいパパだったかと聞かれると不合格と言いたいくらいですが、家庭というカンパニーを運営するにあたって必要な社員でした。
私は社長として利益をなるべく多く出そうと社員を心身ともにサポートし働きやすい環境作りに務めてまいりました。
よって子供は無事成長し、カンパニーは解散 社員は解雇です。
だからね もっとこうして欲しかったとかそういう事ではないの
子育て終ったから、単純にママにはパパが必要なくなったという事。
冷たいですよね。お互い好きで一緒になったのに…
結婚してからも夫が大好きでした。憧れていました。
だけど、夫を社員に変換しないと自分を保てなかった。そして、子育てを遂行できませんでした。「社員」だと一線を引くことで、甘えが生じず無駄な期待もしない。だから、腹も立たない。
「パパ」「ママ」という役職の存在、そして「収益」、最低この3本柱があれば十分カンパニーを運営できる。
私の舵取りによってカンパニーを運営していくのだ。
夫は私の大切な社員。
●この社員の強みは何?
・「まじめに働く」
・「そして他社の社員よりも高い収益を上げてくれる。」
➤稼ぐ事については抜きん出ているので、心身の健康を保ち、とにかく働いてもらう。
●経営戦略として
・社員の短所には目をつむる
・苦手な事をさせない。
➤外交的な「父親」という役職は与えるが「子育て」という職務は与えない
社員の長所を最大限に引き出すようサポートするのが社長である私の役目でした。
この様に、家庭をカンパニーに変換し、業務 任務だと思ったから頑張れたのです。
事実、この考えが自分の中で定着してから頭がスッキリして気持ちが楽になりました。
よく子供の為なら鬼にでもなると言いますよね。
そう 私は鬼の気持ちで社長になったのです。
他の対策はなかったのか?今考えてみても当時の私には最善の策であったと思います。後悔はしていません。
現に子供たちは心身ともに健康に成長し立派に社会人になっている。そして、とっても優しい気持ちを持っています。
記事の最後に皮肉たっぷりに申し上げます。
「家庭をカンパニー」「夫を社員」 このような「考え方の変換」をしたことにより人生最大の目標「子育て」を達成する事ができました。
夫はとても優秀な社員でした。感謝しています。ありがとうございました。