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昭和カップルの行方 私達が恋人同士だった頃のお話

私について・・・職場恋愛の末に駆け落ち。パートナーと暮らして5年目です。現在の年齢 私は52歳 彼は51歳  別居中の夫は56歳です。 

今までの記事で何度も触れている私の20数年の結婚生活。

夫への不満が溜まった末に不倫に走った。というザックリとした展開で今まで記事にさせて頂いています。

不満はすごーくあったけど、嫌いにはなっていません。

夫は私の初めての彼氏です。

今日は夫と恋人同士だった時のお話をしようと思います。

夫と出会ったのは私が短大1年の冬、夫は会社員1年目

私は学校内のマンモス寮に住んでおり、彼も会社の寮生活

短大のクラスメイトからの紹介で出会いました。

西暦1991年(平成3年)の事です。

この頃の流行をググってみると・・・
若貴の大相撲ブーム  ジュリアナ東京が芝浦にオープン  宮澤内閣発足  SMAPがCDデビュー  
ファッションは渋カジ 紺ブレ ジュリアナ東京スタイルが流行りでした。

私も流行に乗ってジーンズに紺ブレにローファーでキレイ目カジュアルにしてみたり かと思えば上下真っ赤や黄色などのボディコンスーツをきてロングブーツという「ダンシングヒーロー」ばりのファッションを楽しんでいました。

バブル崩壊は1991年とも言われていますが、世の中はまだ好景気に浮かれていました。

ググってみると、1980年後半から1990年前半が日本の超好景気だったようです。バブルは崩壊していたものの まだ世の中はバブル気分でした。

流行発信はテレビか雑誌だけの時代。

私は流行に抗う事は一切なく、当然のように流行の波に飲み込まれる習性があります。

夫と私の初対面。私は「東京ラブストーリー」の赤名リカちゃんをそのまんま真似をした紺ブレファッション。 夫は吉田栄作そのまんまの白Tにジーンズです。

夫は青いスポーツカー(日産シルビア)で現れました。
そしてもう1台 夫の同僚も

私は、寮で同室の友達を連れ立って2対2でのコンパです。

どうですか? 昭和の時代背景伝わっていますでしょうか?

書きながら、こんな細かい事 誰も興味ないやろ とか いやいや この細かい描写がないと伝わらないやろ と 悩みながら現在 執筆を進めております。

お昼に私達の寮の前で待ち合わせ、2台の車が待機していました。私達はそれぞれ車に乗り込み、途中で食事をしたり カラオケをしたりといったスケジュールでコンパは終了しました。帰ったのは寮の夕食に間に合ったので、17時くらいだったと思います。。

彼が私を一目で気に入っているのは、すぐに気づきました。

私も彼が好みのタイプです。 でも、その時点では「好き」ではなく、いい感じの人だから とりあえず繋げておこうと思っていました。

その頃、アッシー君やメッシー君という言葉がありました。

今、思えばひどい奴なんですが、若気の至りといいますか 若い故の勘違いがひどく女王様気分で夫をキープする事にしたのです。

しかし、そこは好奇心旺盛の私。

私を毎週末デートに誘い、競馬やボーリングやビリヤード 流行りのデートスポットを調べて連れて行ってくれる彼を大好きになっていました。

夫は大企業に勤め高身長ですが、顔は、中の下 恥ずかしがり屋でプライドが高い為、不愛想でモテるタイプではありません。

でも、そこが好きでした。恥ずかしがっているところが可愛いくて母性本能をくすぐるのです。

不愛想でプライドが高いスポーツカーが好きな理系青年と流行を身にまといキャピついた短大生のカップル。

THE 昭和のカップル標準タイプだと思うのですが・・・自身がズレている認識があるので自信を持っては言えません。私達みたいなカップルが大多数だったのかなーという私の見解です。^^;

夫は頭が良く、しっかり者で忘れ物を絶対にしません。何事にもどっしりと構えて無言でこなすというタイプです。

キャピついた昭和代表(自称)の浮かれた短大生の私は、この自分とは正反対と思える青年に興味深々でした

「好き」だから、知りたいのではなく、興味が湧くから知りたくなって楽しい。 だから、「好き」となるのが自分の思考パターンなのかなと思います。

なので、好きで好きで のめり込むという事はなく、「今はこの人といると楽しい」くらいの気持ちで付き合っていました。

私は短大を卒業し、企業の総務課に配属され3年勤務した後に寿退社をしています。(寿退社も死語ですよね💦)

もともと 恋愛には興味がない事もあり、他の男性と夫を比べる事もなく、初めてつきあった彼との結婚をあっさりと決めたのでした。


そんな2人は、只今 別居中。 私は彼氏と2人で第2の人生をスタートしています(強行突破ですが・・・)

夫は悪い奴ではありません。私より10年昔の世代なら良い夫なのではないかと思います。

夫の結婚相手が好奇心旺盛で流行好きな私じゃなかったら、夫は昭和九州男子を貫いたまま妻と老後を楽しむ人生を十分に送れていたのではないかと思います。

私も、夫といた方が楽だったと思うけど、でも 楽したい訳じゃない。

「人生 楽しみたい」 ただ それだけです。

若い頃は「人生楽しみたい」って思いつきもませんでした。

わざわざ楽しみたいと思わなくても、いつも楽しかったし、欲しいと思う前には もう持っていた。

そして、目の前に起こることを次々とクリアして気づいたら人生の折り返しと言われる年齢になっていた。

そして、いつからか私は日々をクリアする事に必死になりすぎて自分の気持ちに嘘をつくようになっていた。

「もういいよ」

頑張ったなあ もう終わり。これからは悲しい 辛い ヤダという本当の気持ちをちゃんと感じてあげよう

「今までの自分の気持ちさん  ごめんね」

 自分の老後を見据えた時に、これからの人生で一番 大切にしたい事。

それは「自分の本当の気持ち」です。

自分の気持ちが邪魔をして、効率が悪くなり上手く事が運ばない事も多々あると思います。

だけど、負の気持ちをちゃんと受け止めて、(辛い)や(イヤ)な気持ちをちゃんと感じて、それから前に見る。悲しい時はちゃんと悲しむ。タイパよりも気持ち優先で人生を送ろうと決めました。

私の人生 「to be continued」

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