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実は翻訳してます

子どもの頃から何度も読み返した本、「赤毛のアン」

「想像の余地がある」
「曲がり角の先に何があるかわからないけど、きっといいものに違いない」

そのことばに励まされた。

ある時、赤毛のアンの原作が著作権切れになっていることを知って、訳してみようと思い立った。

冒頭のリンド夫人の住まいの説明。ここからして難しい、と思うほどのわたしの英語力。かなしい。
中高大と学んだはず。自分の不甲斐なさを棚に上げるが、ほんと日本の英語教育はどうなっているのやら。

これだけ時間をかけているのに、どうして話す、聞くができないのかね?10歳の子どもは大人と会話できるし、本だって読めるのに。どうしてわたしはできないのか。

訳し方はiPadに原文をコピペし、わからない単語はそのままwebの辞書で調べる。便利だ。

意訳にはせず、原文の雰囲気を大切に訳す。それから、村岡花子訳を見直す。
そんな感じで進めて、今14章に入った。

元々原作を村岡花子訳で読んでいたからか、文章が似てしまう。
我ながらいい文章だわと思ったら、村岡花子と同じ単語を選んでいたり、訳し方だったりすると嬉しくなる。時々は、わたしのほうがすてきじゃない?なんてこともなくはない。自画自賛かしら。

家族には今更勉強なんてよくするね、と言われるけれど、これは単に読書の一環。ぴったりのことばがはまった時の高揚感たるや!出てくる花や木の画像を貼っていくのも楽しい。

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