彼女を想って泣いた夜
今の彼女がまだ彼女ではなかったある日の夜のことだ。
今だから書けることだが、彼女を想って一人泣いたことがあった。どうして付き合えないのかと悩んで泣いたのではない、彼女と出会えたことに感動して涙が止まらなかった。
彼女と知り合ってから1年以上が経っていたので、なぜあのタイミングで泣いたのかは分からない。ただ感動して泣いていた。彼女を想って泣いたのだ。彼女と出会えただけで自分は幸せで、これで仮に付き合えなくても悔いはない、彼女と出会えたことがとても貴重だと思った。
もちろん、好きな相手と付き合うことができて初めて幸せになれるのだが、ただ彼女に出会えたことに感動し感謝し、ひたすら泣いた。そんな夜があっても良いと思う。