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彼女のことを分かってあげられるのは貴男だけ

巷には僕の投稿を含めた恋愛マニュアル、生年月日・名前の相性占いなど、貴男の恋をサポートするツールに溢れている、是非こういうものを沢山活用して貴男のモチベーションアップやスキルアップに役立てていただきたい。ただ、恋愛マニュアルが貴男を応援できるのは途中まで。結局彼女のことを分かってあげられるのは貴男だけだということは心に刻んでおこう。

 例えば貴男の好きな相手の女性が仕事でひどく疲れていたとする。恋愛マニュアルにはこう書いてある「仕事とはこういうものだぞ、みたいなお説教はタブー、彼女の気持ちに寄り添ってあげましょう」、実に完璧な恋愛マニュアルで私もこのマニュアルには全面賛成だ。でも逆に言えば恋愛マニュアルが貴男にしてあげられるのはここまでなんだ。

 どういうことか、貴男は彼女の気持ちに寄り添うために、彼女に何て声をかける? 例えばキャリア志向の高い女性なら「頑張れ!」と背中を押してあげられるだろう、でも彼女が仕事のことでノイローゼになっていたら「頑張れ!」ほど場違いな言葉はない。いつまでもどこまでも彼女の愚痴を聞いてあげるべきじゃないかな。そしてこういう彼女の気持ちを分かってあげられるのは貴男だけなんだ。恋愛マニュアルでは到底対応できない。

 貴男は「すみません」と言うべきところを「ありがとう」と言われて腹が立ったり、逆に人にそれをやって怒られた経験はありませんか? 「ありがとう」という相手に感謝を伝える最大の言葉も、使う場所を間違えれば取り返しのつかないことになる。昔僕の職場の部下で「すみません」を言わずに「ありがとう」ばかり連発している奴がいた。最初は腹が立ったが最終的にこいつはただ「ありがとう」さえ言っていれば世の中を渡っていけると思い込んでるんだなと諦め、腹さえ立たなくなった。職場の上司にそう思われるのはまだしも、好きな相手に見放されたらこれはもう致命的だろう。

 彼女を分かってあげられるのは貴男だけ、今彼やライバルの男も貴男には及ばない。それを目指して頑張っていこう、それができるのは貴男の彼女との関わりでしかない。一挙手一投足も見逃さずに。

 そしてここで効果的なやり方を書いておく。それは単に彼女のことを分かろうとするのではなく、必ず貴男自身で予想を立ててみることだ。今日は彼女の機嫌が悪い、原因は? 体調が悪くて全般的にご機嫌ななめなのか、貴男にだけ怒っているのか? 大抵こういう予想は最初は外れる、外れて補正してまた予想してみる。そうするとそのうち不思議と彼女のことが徐々に分かって来る。この域まで達したらしめたものだよ。

女性はパートナーに自分のことを理解して欲しいと思っている、もちろん理解しただけで彼女になってくれるわけではないのだが、理解してくれない男より理解してくれる男に気持ちは傾くだろう。まずは信用して貰う(信じて用いる)、次に信頼して貰う(信じて頼る)、そうやって彼女との距離を確実に縮めていきましょう。

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