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進展がないと嘆く前に

前にも書いたように、「進展がない日こそ進展しているもの」だから「チャンスに対する準備を怠りなく」

 僕の失敗例をお話しする。僕の彼女は僕の職場の取引先に勤めていた。取引先といっても担当者ではなくその会社に勤める事務の女性だ、訪問して見かける度にどんどん好きになっていった。だがなかなか話す機会がない。

 なかなか進展しないなと腐っていた頃、取引先に電話する用があった。普段彼女が電話に出ることはあまりないので、「どうせ出ないだろ」と投げやりに電話した。そうしたら彼女が出た。。彼女「はい、××(会社名)の〇〇でございます。」、僕は起こったことが信じられず、担当者の△△さんはいますか?を言うのが精一杯、彼女「少々お待ちくださいませ」で保留音、、僕は物凄く後悔した。。これで担当者の△△さんに電話が変わられて一環の終わりか?

 保留音が終わる、そして再び彼女の声「すみませんお待たせしました。△△がただ今外出しておりまして・・・」、よし!と思った(笑)、流石にこのタイミングで会いませんかとか食事に行きませんかという話ができるまではいっていなかったのだが、言葉の調子だけでも相手に対する配慮や思いやりを伝えることはできる。僕「分かりました。(本当は折り返して欲しかったけど)またこちらから掛けますので折り返しは大丈夫です^^」と優しい感じを向こうに伝え、向こうも笑って応えてくれた。それまでのやり取りから彼女に優しく接していたので、その伏線で彼女も反応してくれたのだ。

 そして電話終了、僅か1分足らずのやり取りだが、自己採点してみる。まず「彼女はどうせ出ないだろ」と投げやりに電話して、彼女が対応することに備えていなかった姿勢はマイナス1点だ。その後幸運にも彼女がもう一回出てくれた後、僕がすかさず彼女に「ささやかながら」自分の優しさを伝えたのはまあプラス1点かな。つまりかろうじてプラスマイナスで0点、進展なし。ちなみに彼女の方はこの時のことを憶えていなかった、まあ無理もない。

 彼女が電話に出る可能性に備えて僕が電話していれば、単なる取次の電話でも相手に自分を印象付けることもできたわけだ。例えば「○○さん、いつもお仕事頑張られてますね、これからも頑張ってください^^…△△さんはいらっしゃいますか?」というふうに伝えることもできたはずである。もう終わった話だが、彼女との距離を縮めるためにもここでプラス1点は欲しいところだった。

進展がない、進展がない、と嘆く前に、しっかり準備しないといけません。機会は必ずくるのだ、要はその機会をどう活かすかだ。貴男も頑張って!

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