2022年試験で必ず出題される「ARDS」についてまとめました(^^♪
○三学会合同呼吸療法認定士試験の9割は公式テキストから出題されます。
○ARDSは、毎年必ず試験に出題されます。
○ARDSを、公式テキストから分かりやすく簡潔に引用、まとめました(^^)
ARDS(急性呼吸促拍症候群)について
重篤な肺血症や肺炎などが原因となり発症する
病態
外因により引き起こされた全身のサイトカインメディエーター過剰産生と、それに基づく肺毛細結内皮の損傷と透過性亢進により引き起こされる肺水腫(透過性亢進性肺水腫)の状態をさす。
原因疾患
直接損傷:
肺炎 関節損傷:敗血症、外傷、高度熱傷(ARDSの原因として敗血症が最も多い)
特徴
・肺以外に原因疾患がある。
・X線ではびまん性浸潤影を認める
・低酸素血症を認める
・左心不全がない(診断時、左心不全は除外する)
・治療が困難で予後が悪い
・ARDSはシャントがとても多い
・ARDSは肺胞低換気にはならない
ARDSの人工呼吸管理
一回換気量を6mL/kgに設定する、
プラトー圧は30㎝H2O以下に設定する
中等度以上のARDSには高めのPEEPを設定する
高二酸化炭素血症は容認する
成人ではステロイドの使用もある
軽度ARDS,中等度ARDS,重度ARDSについて
PEEP(もしくはCPAP)が5㎝H2O以上の条件下で・・・
軽症ARDSは : 200mmHg <Pa02/FiO2≦300mmHg
中等度ARDSは : 100mmHg <Pa02/FiO2≦200mmHg
重症ARDSは : Pa02/FiO2≦100mmHg
ARDSには病態用語として(SIRS)があり次の二つ以上あれば診断される
①体温(>38℃または>36℃)
②脈拍(>90/min)
③頻呼吸(>20/min)
④白血球数 (>12000または、<4000、または幼弱好中球>10%
これからも、出題される可能性の高い部分を公式テキストから引用、まとめた内容を少しずつ記事にしていきます(^^♪。
同試験の受験を考えている方は、読んでい頂き、少しでも合格する為の一助となれば幸いです。
※なお皆さんに同試験に合格して頂きたい為、わかりやすく文章を表現しています。少し過激な文章となりますがご了承ください。