太鼓歴9年目にしてようやく十段に合格したお話
※こちらの記事で書かれている内容は段位道場2023のものです。
1.はじめに
こんにちは、依田と申します。
今回は太鼓歴9年目の僕がこれまでの太鼓人生をクソ長い自分語りで振り返りながら十段に合格したという事についてお話していこうと思います。(こういった文章を書くことに慣れていないので、色々と拙い部分があるかと思いますがお許しください。)
ノートを作成していくにあたってとても長くなってしまいましたが、是非お付き合いして頂けたら幸いです。
2.これまでの太鼓人生を振り返る
・太鼓の達人を始めるまで
太鼓の達人自体は小さい頃から親のスマホや友達の家でやる程度にはプレイしていたのですが(主に簡単や普通)、その時は太鼓を始めようなんて微塵も思っていませんでした。(体験版が配信されたら軽くやる程度)
そんなこんなで太鼓にさほど興味がなかった僕ですが、太鼓の達人に対して興味が沸いたきっかけは、ピアノ系YouTuberとして活動されているよみぃさんのプレイ動画を見たことがきっかけでした。
よみぃさんがいなければ太鼓の達人はおろか、音ゲーすら始めていなかったかもしれない(適当)
太鼓に対する興味が沸いたというものの、当時小4.5だったのでもちろん小学生だけではゲーセンに行けず、Youtubeやニコニコ動画で太鼓のプレイ動画を見るという日々が続いていました。
・ムラサキ〜ホワイトver.まで
前述の通り動画サイトで太鼓のプレイ動画を見漁っていた僕でしたが、ある日突然「ゲーセンの太鼓の達人をやってみたい!」と思い立ち、お小遣い700円を握りしめてスーパーのゲームコーナーにある太鼓の達人(当時ムラサキ)へと向かったのでした。
この時太鼓をプレイして、しばらくはやらなくていいかなと思っていたのですが、ホワイトver.の末期になってから急に太鼓がやりたくなり、とうとうドンだーにとって必須といえるバナパスを購入してしまいました。
ここから僕の太鼓人生が始まりました。
・レッド〜ブルーver.まで
こんな感じで太鼓人生が始まってしまったわけですが、正直ブルーまではまともに太鼓やってませんでした。
というのも、当時小中学生である僕にとって週に何回もゲーセンに通うのは(金銭面の問題で)現実的ではなく、せいぜい月1.2で行くのが限度でした。(月によっては殆ど行かないことがあったことも)
そのため、ゲーセンに行けない期間はずっと家庭用をプレイしているという感じでした。
一応☆10の下位ならギリギリクリアできたり、段位道場も三段まで合格できたりなど始めたときと比べると少なからず成長は見られましたが…
(本当に書くことが全然ないのでドン広のスクショたくさん乗せておきます。)
・グリーン〜ニジイロ2020まで
2019年3月に稼働したグリーンver。奇しくも稼働期間が受験期間と被っており、さすがに太鼓を休止すると思われましたが……?
バリバリ太鼓やってました。
もう一度言います
バリバリ太鼓やってました。
……………………………
何を隠そうこのグリーンver、僕が本格的に太鼓を始めた記念すべき(?)バージョンなのです。
但し受験を差し置いてこのゲームにのめり込む意義があったかというと些か疑問が生じます、身も蓋もないことを言えば太鼓なんていつでもできるわけで。
まあ本格的に始めたって言ってもゲーセンに行く頻度を増やしたぐらいなんですが、特に夏休みはほぼ毎日行ってました(主に夏休み後半から)。
とはいえ、ここから叩き方を分業からヴァーナスに変えたり、精度を取る意識を上げるっていうのはこの先の成長においてとても大事なものだと感じました。代わりに接続力めっちゃ落ちたけど。
結局最終日まで六段は取れなかったけど一応昇段(五段)はできたのでまぁいいんじゃないかなーとは思ってます。
ニジイロ2020は新型コロナの影響で中々遊べる状況が限られていたものの初の☆10フルコンや八段合格など自分にとって実りのあるものだと思いました。
ちなみに完全に余談なんですがこの頃初めて二郎を食べてからすっかりハマりました。もはや今では二郎がないと生きていけない体に。
八段合格したら段位はやめようと個人的に考えていたのですが、段位終了間際に祖母から5000円を貰い挑戦を決意(クズ)
3日間必死に詰めたものの1曲目のユースフルコースターに癖がついてしまったのと、段位特有の緊張感もあり残念ながら合格には至りませんでした。(画像紛失)
とはいえ何事にもチャレンジする精神はとても大事。
この時の屈辱は2021で果たされる形となります。
・ニジイロ2021.2022まで
2021から2022は2020以上に成果があったと思います。特に☆10のフルコンや全良を増やしたのが大きいと感じます。
まずは2021から。
歴代でも高難易度とされる九段に合格できた時はかなり嬉しかったです。
九段の中では難しめの選曲でしたが合格条件がやや緩めなことに助けられた気がします。
オロチの最後(3-3複合)で残り不可1で抜けた時は流石に心臓がバクバクしました。
何はともあれ前作のリベンジを果たせたのはとても嬉しかったです。
ちなみに合格直後、三瀬川乱舞裏をプレイしましたが結果はご覧の通り。こういうタイプの譜面ホントに苦手です;;
続いて2022。
この時自分は大学受験を控えており本来は勉強しなければならないのですが例の如く受験❓クソ喰らえ‼️の精神で太鼓やってました。
また、この頃オンゲキにも手を出してました。もう終わりだよ。
さて、話が逸れましたが元に戻ろうと思います。
2022は本気で十段を取ろうとしたものの残念ながら1曲も理論値に乗らないまま終わる結末になりました。
これに関しては地力が十分でないまま挑戦したことが原因だと考えられます。
段位に合格するには相応の地力が求められます。
まぐれ合格や段位内で覚醒して合格する可能性も考えられますが、当時の自分にはその可能性もなかった訳です。
はい、完全にダメでした。
女帝は単音でポロポロ可を出しており、エンヘロはそもそも速さに追いつけていなかった事や癖がついていたこともダメだった一因としてありそうです。
アラガミはそもそも複合をちゃんと処理できていなかったり体力切れで後半がまともに叩けていなかった事も原因として考えられます。
今更言うのもアレですがやはり段位を詰めるのと並行しながら地力上げをするべきだと痛感しました。
段位以外では、前述した通り☆10のフルコンや全良を増やすことを中心にしていました。
2022は残念な結果となってしまいましたがその時の悔しさが2023に生きてきたのだと思います。
そして……………………
3.念願の十段合格
さて、自分語りという名の振り返りが長くなってしまいましたがようやく本題に入ります。
まずはここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
それでは2023で十段に合格したお話をしていこうと思います。
・十段2曲目はまさかのあの曲
2023年6月10日に段位道場2023がスタートし、これまで不明となっていた課題曲の一部と合格条件がお披露目されました。
1曲目はあらかじめ公開されていた課題曲候補(下記画像)から1曲選ばれる形となっており、どれが選ばれたというと…
選ばれたのはAmber Lightでした。
個人的にはエンヘロ枠として濃紅かCYBERgenicALICEが来るものかと思っていましたが、まさかのアンバーでした。
リズム難で苦手譜面ではあるものの、Hand Overよりは遥かにマシと言えるでしょう。
本当に来なくてよかった。(等速ノルマ落ち)
2曲目を飛ばして3曲目にいきますが課題曲に選ばれたのはRe : End of a Dream(裏譜面)でした。
先行公開情報で3曲目がバラエティの裏譜面であることや、裏譜面の存在がドンだーひろばでバレてしまったことからこの曲を予想している人は多かったようです。
そして肝心の2曲目ですが、選ばれたのはまさかのまたさいたま2000でした。(絶望)
玄人や名人として予想されていたこの曲が十段に入るのは流石に予想できませんでした。
BPM240という早めのBPMの中で複合を叩かせるのは挑戦段階には厳しいと感じました。
・十段生活の始まり
またさいたま2000というとんでもない曲が課題曲として選ばれ、絶望感を味わいながら始まった十段生活が、およそ1年にわたって繰り広げられるのでした。
まずはこちらをご覧ください。
段位開始直後の各曲のリザルトです。
詰め始めということもあり、BPMが速いまたさいたまや24分が至るところに配置されているリエンドにはかなり苦しめられました。
アンバーは遅めのリズム難であることから可がポロポロ出ましたが、アレンジを組むことにより1週間で可40を切ることに成功。
またさいたまは可80~100をうろちょろしながらも、ある日突然59(4)という大幅更新を達成。
いうまでもなく自己べです。
しかし、リエンドは24分や偶数による精度崩しやラストの長複合が脅威として立ちはだかり、思ったように可を減らすことができませんでした。
やはり十段3曲目ということもあり、精度を上げるにはかなりの時間を要しました。
・リエンド更新!しかし…?
段位開始から3ヶ月経ち、2023年9月。
苦手であったリエンドをようやく紫雅に乗せることに成功しました。
これ以降は正直似たようなリザルトしか出ませんでしたが、アンバーは徐々に精度が安定していき、10月にはついに理論値到達しました。
ただしその反面、またさいたまとリエンドの精度が思ったように上がらず、段位詰めを再開するのは来年に入ってからになります。(一応またさいたまを初フルしたり少なからず成果はあった)
・十段生活再開
年が明け2024年1月。
正直この時点で十段を諦めようと考えていたのですが、ここで諦めたらずっと後悔すると思い、十段生活を再開しました。
久しぶりに課題曲をプレイしたこともあり、中々腕が動きませんでしたがなんとか1日でまたさいたまとリエンドを更新。
2曲とも可40を切ることができたのはとても大きいです。
2.3月は弐寺やオンゲキに夢中でほとんど太鼓をしていませんでしたが4月に入り太鼓を再開。
ここから怒涛の快進撃が始まりました。
久しぶりにバチを持ったということで感覚を忘れていたものの、アンバーは理論値が安定するように。
しかし、ここで悲劇が訪れます。
4月23日付の公式ブログにて段位道場2023の終了日程が発表され5月22日まで、つまり段位終了1ヶ月を切ったのでした。
なお同日にまたさいたまの理論値を更新。
可25となり条件の可30をなんとか切ることができました。
そして1週間後にはリエンドの理論値を更新。
不可が多いですが可24となり、条件の可30を切ることに成功。(不可落ちするのは言うまでもない)
これにより、不可さえ減らすことができれば十分合格が狙える状況に到達しました。
そして………………………………
・十段特攻開始!そして合格へ
段位終了が差し迫った5月7日、ようやく段位特攻をすることに。
最初の2.3クレで腕を温めた後はひたすら十段に特攻するというスタンスで臨みました。
段位特有の緊張で1曲目落ちするという事態もありましたが、初日でなんとか3曲目に到達することに成功しました。
初めてリエンドに到達したときはさすがに緊張でいっぱいになりました。
もしかしたらここで合格できたんじゃないかと思います。
それ以外にも副産物はあり、アンバーとまたさいたまの理論値を更新することができました。
2日目は時間があり、昼間から特攻することに。
1日目と比べるとリエンドに到達できるようになり成長を実感できましたが、やはりラストの長複合による可落ちがネックとなりました。
また、またさいたまで癖がついてしまったこともとても大きいです。
アンバーは理論値を更新し、可9→7に。
32分で可を削られることが多いですがアレンジがズレなければ精度は取れる譜面だと感じました。
3日目は日を置いての挑戦となりましたがバイトによる疲れが大きく、リエンドに到達できないまま終わる結果に。
疲労した状態でのプレイはとても辛く、叩き間違いがとても目立ちました。
皆さんも睡眠はしっかり取りましょう。あとはよく食べること。
4日目。
段位終了1週間前になりました。ついに決着の時です。
この日は身内とエンカする機会があり、別れた後に段位特攻をすることにしました。
特攻していく中でアンバーやまたさいたまの理論値更新もありましたが(アンバーはリザルト撮り忘れ)、やはりリエンドの壁が大きく中々合格には至りませんでした。
人も増え集中力がなくなったことでゲーセンを変えることにしました。
そして、ついに……………………………………
十段、合格……!
太鼓の達人を始めて8年、ようやく十段に合格できました!!
大袈裟かもしれませんが太鼓を始めた当初は十段なんて夢のまた夢でした。
リエンドのラストを不可1で抜けてそのまま合格したときは涙が出そうになりました。この着せ替えを目の前で見れたことが本当に嬉しいです。
ちなみにこの後、合格祝いも兼ねて1人焼肉に行きました笑
4.おわりに
非常に長くなってしまいましたが最後までこのノートを読んでくださり、本当にありがとうございます。
本当なら段位期間中にこのノート書いておきたかったんですが、書くのがめんどくさくなって結局今更書くという事態になりました。
時すでに段位道場2024が始まってますが、今作赤段位めちゃくちゃ難化してますね、七段にはやさいたまやソリチュードが入ったりしてますし。
十段も前作と比べるとかなり難化してますが早いうちに取っておきたいなーと思います。
そもそも3曲目解禁すらしてないけど。
これ以上長くなるのもアレなのでこの辺で終わりにしたいと思います。
それでは!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?