waves CR8とSampleOneは違うものだった
とてもニッチで自分にしか需要がないんじゃないかという内容をボトルメールでも流すつもりで書いてみる音楽機材シリーズ第二弾!
CR8とStudioOne付属のSampleOneについて比べてみました。
wavesから遅ればせながら出たサンプラー、CR8は見た目の雰囲気からも「SampleOneに激しくインスパイアされたやつだ!」と思いました。
セール期間だと安く買えるけど、これは使わなくなるんじゃないかな…と思って躊躇。で、結局は酒(養命酒)の勢いで購入。
◻️結論:あったらあったでおもしろいよ!
SampleOneがMPC的なものにインスパイアされたであろうスライス&ビート作りに向いてるシンセ。それに対し、CR8はすきなwaveファイルを重ねて、多様なフィルターでそれぞれのパーツをエディットして一音色を作り込めるシンセ。
CR8のエディットは、デジタルPCMシンセの音色作りに近い。
これは、プリセット音色を読み込んで中身を見てみるとよくおわかりいただけるでしょう。
LFOが柔軟であらゆるパラメータにアサインできます。かなり面白い動かし方ができるので、うまくやればそれはそれは大変良いことです。
見た目よりは動作は少し重いかな。
◻️スライス機能はない
SampleOneは、wave音声を放り投げると自動でスライスしてキーアサインしてくれるのが素敵ですが、CR8はスライスしてMIDIノートにアサインする概念がありませんので、ビート作りにはあまり向きません。
出来そうな雰囲気は醸し出しているので、今後のバージョンアップで出来る様になるのかもしれないし、まぁそうじゃなくてもSampleOne使えばいいし。
◻️別物だった
と、いうわけでこの両者は見た目は似ててもアプローチのかなり違うものでした。StudioOne内で被るようなものは無いから、あったらあったで面白い。それに、PC内にあるwaveファイルを検索して自動でタグ付けしてくれるサンプル管理ソフトもついてきて、それも良い使い勝手です。
効果音やらの単発wave素材をちょいと加工して鳴らしたいなと思ったときに、DAW上の編集でアレコレやる前に、CR8に投げてフィルターいじってアウトプットするような使い方がなんか便利だなぁと思いました。
この記事を書きながら適当にいじって作った、曲のようなもの↓