【読書記録】ニラ農家がニラ栽培を読む
1.はじめに
ついに専門的な本の読書記録です。もはやこの記事は農家しか読まない。いや、農家でもニラ農家しか読まないというニッチな記事になるのでしょう。
今回ご紹介させて頂く書籍は、
藤澤 秀明 著
『ニラの安定多収栽培』です。
農家ではないけど読んでみるという方にニラについて軽く触れますと、
・ヒガンバナ科ネギ属の野菜
・原産地は中国北部
・刈り取ってもまた生えてきて収穫できる
・アリシンという成分が独特な匂いの正体
・花のつぼみも食べれる
・国内の生産面積は1位栃木県、2位高知県、3位茨城県
・時々スイセンと誤食してしまう人がいるので注意
こんな感じでしょうか。
個人的にニラは好きな野菜のひとつでして、汁物や鍋物はもちろん、炒めてもいいし揚げてもいいという素晴らしい野菜だと思っています。なんなら仕事中でも匂いがするとお腹が空きます。ぜひみなさんの好きなニラの調理法を教えて欲しいです。
さてそんなニラの栽培方法についての書籍になります。どんな学びになるのでしょうか。
今回もかなり長めの記事になりそうです。
2.本を選んだ理由
この本を知ったのは私としては珍しくネットでした。なんせ書店にはニラ専門の本というのは大規模な店舗でもなかなか置いていないため、ネットで検索すると最初に出てきた本だったのです。
ですが、あまりネット通販をしないため『後でいいや』と思って先延ばしにしていたところ、生産者仲間である先輩から貸していただけたのでした。
これは思ってもみないチャンス!しっかり学ばせて頂かねば!ということで読み始めます。
3.本の内容
・ニラ経営の規模感
農家ではない方からすると、どの程度の土地があれば十分な収益が得られるのかさっぱり検討がつかないと思いますので、まずはここをまとめたいと思います。
あくまで本の内容に則っての記事ですので、実態と違う可能性があるのはご了承ください。
書籍で参考となっているのは、夫婦2人の場合で10aの面積。1人あたり5〜10aが妥当としています。a(アール)をあまり聞き馴染みがないという方のために少しまとめますと、
1a = 100㎡
10a = 1,000㎡ ≒ 1反歩
1ha =10,000㎡ ≒ 1町歩
となります。10aはだいたいテニスコート5面分くらいで、東京ドームは4.7haだそうです。
ニラは2年1作の作物なので、収穫している畑と植えているが収穫していない(養成)畑ができます。理論だけ並べても仕方ないので本に出ている事例を紹介すると、
例)家族4名、臨時雇用1名のケース
・栽培面積 50a
・出荷量 20〜25ケース(一日あたり)
・所得目標 500万円
という事例があります。
ちなみに1ケースは100g×40束で、熟練の作業者で一日あたり10ケースできるかできないかが妥当とされています。
これがおおよその規模感です。農業をやっている方でないとあまり分からない部分だと思います。私の所属している出荷組合ではこの事例よりも面積的には大規模にやっている方が多い印象です。
・ニラ栽培の魅力
なんといっても魅力が分からないとやろうと思えないですよね。そして何を抑えておくのが大事なのか分かっていないと基礎が固まらない。
#魅力 ① 自由が利く
ニラは収穫しても何度でも生えてきます。年間通して6〜8回は収穫できます。ですので仮に病害虫の被害にあってしまったとしても刈り取ってしまって新しく生えてきたものを丁寧に育てれば良い品質のものを収穫することができます。
また栽培方法も様々で、その規模も自由自在であるところが魅力だと言えます。
#魅力 ② 需要が安定している
ニラは全国で栽培ができるのも特徴です。そのため東京都中央卸売市場には27府県のニラが集まるそうです。
冬場は鍋物需要で価格が高くなり、夏場は供給が増えるため価格は低くなるものの、その他の葉物類の生産量の影響からそれほど低くなることはほぼありません。
またほとんど輸入もされていないというのも強みのひとつと言えるでしょう。
#魅力 ③ 栄養満点!
ニラの特徴といえばなんと言ってもあの匂いですよね。あれはアリシンという成分です。
アリシンは強い抗菌・殺菌効果をもっており、健康にも様々な良い影響を与えてくれます。例えば、
✓血栓の生成予防
✓コレステロール値の抑制
✓免疫機能の向上
✓発がん抑止
などがあります。他にもビタミンB1の吸収を助ける働きもあり、レバーなどと一緒に食べると疲労回復の効果も期待できます。なるほど、それでレバニラ炒めが愛されてるのか!
魅力もあれば少し厄介なところもあるものです。
#厄介なところ① 匂いがキツい
食べる分には独特な香りが食欲を湧かせてくれるのですが、仕事となるとこれは別です。
身体中に匂いが染み付きます。洗えば落ちますが、少し出かけると言うだけでもシャワーを浴びる必要があるのは面倒なところでもあります。
#厄介なところ② 鮮度保持が大変
ニラに限らず葉物野菜(ほうれん草など)に言えることですが、収穫から流通の間は低温を保っていないと、しおれてしまったり黄変して商品価値が下がりやすいのが特徴です。
そのため収穫後は丁寧に扱う必要がありますし、出荷まで予冷庫で保管する必要があるため初期の設備投資は大変です。
また、鮮度保持の観点から直売所でも売れ行きが良くないという面もあります。
#厄介なところ③ 使える農薬が少ない
ニラは誰でも知っている野菜ではありますが、トマトやナスなどに比べるとマイナー品目扱いの野菜です。そのため、ニラが登録されている農薬は他に比べて少ないのが現状です。
・ニラ栽培の抑えどころ
ニラについての大枠が知れたところで、栽培のポイントを見てみましょう。
#1 作業適期を逃さない
ニラに限らず作物には共通して言えることですが、特にニラは作業適期が短いと言われています。
定植(育苗した苗を畑に植えること)は5〜6月に行い、かん水の手間を省くのが理想です。また、これが大きく遅れてしまうと養成期間が短くなってしまうので、株の成長に影響が出てしまいます。
そして追肥は9〜10月が最も養分を吸収する時期になります。農業をされている方ならお気づきかもしれませんが、どちらも米作りの重要な工程と時期が被ります。その兼ね合いが難しさのひとつでもあります。
#2 過剰な分けつを抑える
ニラというのは稲のように分けつします。分けつとは成長の過程で球根が増えて、茎の本数が増えることを指します。
増えるならいいじゃん!と思いますがそうでもなくて、分けつしすぎた株は初期収量は多くなりますがその後収穫の回数を重ねるにつれてどんどん茎が細くなっていきます。
生産農家は如何に収穫の回数を重ねても細くならないようにするかがポイントになってきます。
分けつを人為的にコントロールするためには、
①品種選び
②定植の際の苗の本数
③定植の深さ
④定植後の土戻し
が関わってきます。
#3 栽培様式で収量と品質が決まる
栽培様式とは以下の三つの要素です
①栽植密度
株間×条間×条数のことです。
条とは列のことだと思ってください。
②定植本数
苗を定植する際の本数です
③植え付けの深さ
#4 株養成が決め手
株の養成機関において重要なのは以下の二つです。
①冬になるまでに根株を充実させる
9〜10月の最も分けつが進む時期に如何に根株を充実させていけるかが勝負どころです。そのためには追肥も重要ですが、日光を十分に浴びて光合成できていることも重要です。
そのため、病害虫の防除や除草は十分に行って、葉が元気でいられるようにしてあげましょう。
②絶対に倒伏させない!
倒伏してしまうと成長が止まってしまいます。そうならないようにするには追肥が過剰にならないことが重要です。
過剰な追肥によって葉が大きくなりすぎると、茎が支えきれなくなってしまい倒伏の原因となります。
もし葉が過剰に大きくなってしまった場合は葉先を刈り込むのもひとつの手です。
#5 休眠特性から作型を決める
ニラは基本的に厳寒期を迎えると休眠状態になります。この状態になると外から加温しても葉は伸びなくなります。
萌芽には5℃以下の環境に500時間以上(20日程度)晒す必要があり、それ以下である場合、収量や品質が低下する恐れがあります。
ニラの場合12月〜2月頃に高値で取引されるため、その時期に出荷できるように11月頃に準備を進める農家もいますが、その場合休眠が不十分となってしまうため、収穫3回目以降の生育が緩やかになってしまい、収量が低下してしまいます。
#6 病害虫対策が収量を左右する
最大の敵はなんといってもネダニです。この被害は葉が曲がったり変色するだけでなく、枯死や腐敗を招きます。
さらには食害を受けた部分から土壌の病原菌に感染しやすくなり、黒腐病などの被害にも繋がります。
これを防ぐために定期的な土壌消毒や粒剤などで適切に対処することがカギになります。
・育苗、定植のポイント
では実際の栽培について見てみましょう。
#1 育苗
育苗についてですが、地床育苗とセル育苗の2種類があります。セル育苗は稲作のように苗箱のようなもので育苗する手法ですが、今回は私の農場でやっている地床育苗について書いていきます。
・路地育苗とハウス育苗
発芽後の生育についてはハウスの方が有利ですが、かん水が必要になります。また、路地に比べると量が採れないという欠点もあります。
・播種時期
春まきの場合は定植する年の3月ごろ
秋まきの場合は前年の8月下旬〜9月上旬
秋まきは生育量が稼げるメリットの一方で、抽苔が盛んになってしまい手間がかかるデメリットがあります。
育苗期間は90日程度あれば十分だとされているので、6月定植であれば春まきを3月に行うので十分になります。
・育苗圃の準備
日当たりと排水性、保水性が良い畑が良いとされています。
土壌pHは6.0〜6.5
播種の1か月前までに堆肥を投入する。
・定植圃場の準備
堆肥は牛糞なら10a当たり3t、豚糞なら1tを投入します。鶏糞は流亡しやすいため好ましくありません。
土壌消毒は『早めに長く』行うことが重要です。
また、病害虫の最大の伝染源は前作のニラです。そのため、キルパーや除草剤で十分に枯殺し、ネダニの密度を下げることがポイントになります。
・緑肥作物
ソルゴーや小麦などのイネ科が推奨されており、その理由としては、
①残肥の低減
②保肥力の向上
③土壌物理性の向上
があげられます。また出穂する前に耕耘しないと、ロータリーに絡まり作業性が落ちる点もポイントです。
#2 定植
採苗した苗は葉を20〜25cmに切り、乾燥しないように保管する。根も切るが、根はあまり切りすぎないようにするのがポイントです。
・定植後、収穫前のポイント
#1 定植直後
植え傷み防止や発根促進のために、定植後にはかん水を行います。
しかしながらニラは湿害に弱いため、排水対策を行っておくと良いでしょう。圃場の周囲に排水溝を掘るなどすると水がたまらず、黄化や生育不良を防ぐことができます。
#2 土入れ
ニラは畝と畝の間、溝になっている部分に定植します。そこに土を戻して圃場を平らにするのが土入れの作業です。
その目的はいくつかありますが、最大の目的は過剰に分けつするのを防ぐことです。
定植から20〜30日後に一回目の土入れを行い、計3回程度行います。1度で行わない理由は、葉が埋もれて生育が停滞することを防ぐためです。
注意したい点としては、土を動かすためニラの根が切れてしまい白絹病に感染しやすくなってしまうため、フロンサイド粒剤を使用して予防します。
#3 雑草対策
各段階での雑草対策としての薬剤は、
①定植前
バスタ、プリグロックスLなど
②定植後
クレマートU剤
③土入れ(一回目)
ゴーゴーサン
④土入れ(二回目)
ロロックス、ナブ乳剤
#4 株養成
株養成とは単に『翌年の収穫に備えて株を大きくすること』ではなく、
①追肥で葉と根を養成
②葉で十分光合成させる
③光合成した養分を球根にロスなく転流する
この一連の流れのことを指します。
特に③は、ニラを倒伏させないようにすることがポイントとなります。
・収穫開始、完了のポイント
#1 冬の収穫期
冬季の難しさはハウス内の換気にあります。保温のために多重被覆をする場合、遮光率の低下と湿度の上昇が問題となるために換気を行いますが、換気をすると温度が低下してしまうという恐れがありますので、その加減が一番の課題ということになります。
ハウス内の気温は夜間5℃以上、昼間は25〜30℃を維持する必要があります。これを保持するために換気をしないというのは、上記の理由から悪手となってしまいます。
#2 生育日数
保温開始から最初に収穫するニラを『1番刈り』、その次を『2番刈り』というように呼びますが、前のニラの生育日数が次のニラの品質に影響を及ぼします。
これには30日は必要と言われており、光合成の期間と球根に養分を転流するための期間として設けるべきだとされています。
#3 病害虫対策
①ネダニ
前述したとおり二次的感染にも繋がるネダニの被害を防除するためにはどうすればいいのでしょうか。
ネダニの密度の多い圃場であれば、収穫ごとに3回はかん注を行うべきと書かれてありました。
幼虫、第1若虫、第3若虫、成虫にはランネート、スプラサイド、トクチオンが有効です。
またアプロードフロアブルは卵〜第3若虫まで効果があり、成虫が産んだ卵の孵化を抑制する効果もあります。これらを定期的に処理してネダニの密度を低くすることが可能です。
②白斑葉枯病
これも多く見られる病害で、やや低温で多湿環境を好みます。特に冬場に換気が不十分だと多発し、結露した水分が集中する場所は注意が必要です。感染したニラの残渣が近くにあるとそこから胞子が飛来してしまい、さらに被害を受けてしまいます。
また、出荷物に混入しているとその後も増殖するために、クレームの原因となってしまいます。
これを防除するためには、収穫直後にトップジンMをかん注し、生育中にも散布する必要があります。環境面では湿度を低く維持する必要があるため、換気を励行します。
③黒腐菌核病
低温期に発病しやすく、当圃場でもかなり目立って発生しております。
しかしながらこの菌核に直接効果のある登録農薬はニラには無いために、栽培管理の面で防除していく他ありません。
まずはネダニの防除、そして窒素の過剰施肥を控えること、さらに土壌pHを適正に保つことがポイントです。
あまりにも増殖してしまった場合、圃場を移動するか、土壌消毒をして休作する必要があります。
#4 冬季の生理障害
①葉先枯れ
葉先の黄化から始まり、2,3日後に白化します。
この原因は葉の蒸散と根の吸水のバランスが崩れてしまうことと推察されており、特に冬季に曇天が続いていたところに晴天となり日射が多くなるときや、換気により冷風がハウスに入り込んでニラに直接当たってしまったときに発生してしまいます。
対策としては、遮光資材の使用や急激な換気を避けること、外気が直接ニラに当たらないような被覆構造を施行することがあげられます。
②葉先焼け
『赤やけ』あるいは『白やけ』の症状が出た場合の原因としては3つ考えられます。
まず、ハウス内のCO2濃度が高くなっていること。次に夜間の気温が低くなってしまっていること。そして、葉で生成された養分が球根に転流できずに細胞を破壊してしまうことです。
対策としては、曇天でも換気をすること。地温を高く維持できるように被覆を行うこと。倒伏させないようにすることがあげられます。
#4 冬季の保温資材の利用
①透過率の高いものを使う
内張りや小トンネルで農ポリを使用する場合に、経費削減のために複数年使用されるケースが多く見られます。しかし、埃や土が付着するために年々透過率は低下するため、保温性は低下していきます。
コスト削減のつもりで行っていることが、却って収量低下に繋がってしまっては本末転倒です。
②反射資材の利用
日当たりの悪いハウスには反射資材を使用して地温を高めるのもひとつの方法です。
ただし設置した側は完全に遮光されるため、東西棟の北側に設置することを推奨されています。
③水封マルチ(湯たんぽ)
透明ダクト内に水を入れて、内張りと外張りの間に設置する水封マルチという方法もあります。これは私の圃場でも設置してあります。
これによってハウス内の気温は2℃程度上昇が見込めるそうです。また、地温低下を予防する効果も見込めるためおすすめです。
#5 春先の管理
昼夜の気温差が激しくなる春先は葉先の障害が気になってしまい、ハウスの換気のタイミングがとても難しい時期になります。日中は締め切ってしまうと50℃を超えることもあるため、日の出と共に換気をするべきです。
また、分けつが旺盛になる時期でもあるために、追肥の量にも注意して、倒伏しないように気をつけねばなりません。
#6 高温期の管理
5月以降は夜間の気温も上昇するため、ハウスの換気は常に開放しておくと良いでしょう。さらに、アザミウマなどの害虫も増加していくため、防除が重要となってきます。
また、追肥は反当1〜2kgを施用し、追肥後に必ずかん水を行います。定期的なかん水により、葉先の枯れ込みを抑制できますが、かん水だけでなく遮光ネットを収穫の1週間程前から使用することも必要です。
#7 露地ニラの管理
こちらも定期的な追肥とかん水が必要になります。
追肥は反当1〜2kgの窒素、カリを投与し、かん水は10〜15日置きに月2〜3回行います。
#8 収穫終了後
収穫が終了したニラの処理で最大の目的となるのは、『如何に適切に処分するか』になります。適切な処分によって次作のニラに病害虫を持ち越さないことが重要なのです。
本来であれば、株ごと圃場から持ち出して処理することが望ましいですが、現実的には厳しいものがあります。そこで推奨されているのが土壌消毒です。キルパーなどの土壌消毒剤を使用して株を枯殺してから耕耘し、病害虫の密度を低減させましょう。
・省力化、新技術
栃木県においては省力化や収量の向上を目的として、ウォーターカーテンの設置が進んでおり、それを基軸とした新技術の開発も進んでいます。最後にこれを見ていきましょう。
#1 従来の課題
従来の多重被覆の問題点は、
① 2重被覆では、凍害のおそれや収穫の感覚が長期化してしまう。
② 3重被覆では、小トンネルの開閉が負担、作業性の低下、さほど地温が確保できない。
という点があげられます。そしてこれらと共に、温度の維持を優先してしまい、換気が不十分なケースが多い現状があります。これでは却って収量と品質の低下を招いてしまいます。
#2 ウォーターカーテンの効果
設置する狙いとしては、品質と収量の向上にあります。
ニラの生育には20℃前後、根の活動には地温15℃以上が望ましいとされていますが、ウォーターカーテンであればこれが実現可能です。
冬季でも高めの温度管理ができるために、収穫までの所要日数が20日程で出荷可能となります。しかしこれでは前述の通り、次回の収穫物の品質低下を招きます。
そこで推奨されているのは、夜間はウォーターカーテンで保温し、日中は十分な換気で気温を低く管理することで、生育日数を30日程に伸ばすことで品質低下を防ぐ方法です。
4.おわりに
いかがだったでしょうか。
あまりにも長くなってしまい、まとまっているのか不安なのでそのうちまとめ直そうと考えています。
あくまで教科書的な内容なので現実には難しい部分もありましたし、私の圃場ではやっていないことや、逆にやっていることもありました。総合的に判断して何を取捨選択するのかは、各々の農家に委ねられる部分だと思います。
しかし、品質と収量の向上というのはニラに限らず農家に限らず、生産者は往々にして追及するものであると考えておりますので、この本で読んだことはひとつの参考にしていきたいと思います。
そして、かなりニッチで長いこの記事を読み切ったあなたに賞賛を送りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
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