安楽死、尊厳死と、日本で起こった事

キリコ……彼の体験は凄まじいものなのだ。
戦争の最中

[満足に治療が出来ない]

負傷軍人を安楽死させた。
そんな地獄の状況下、キリコは目覚めた。

キリコはその話しを何度もブラックジャックに言い、
「また、その話し？」
と、ブラックジャックに嫌がられる。

所で、キリコは自分の父親が病気になり、父親にたいしてやろうとするのだが、実の妹がコッソリ
ブラックジャックに
「お父さんを助けて！」
と頼みに行く。
その巻をぜひ読んで欲しい。

＊一生懸命治そうとするブラックジャックになりたいという医者を知っているし…何故治す側を選択しなかったのだろう。羆さん、人は殺せるけれど人を治す自信は無かったのですか？

＊残念ながらALS を含めて治せない病気はありますが
この事件の事で
その人達の生きたい気持ちを削ぐ気がしました。
自分も死んだ方が良い？…という気持ちになるかもしれない。家族に迷惑かけるなら私も？と、考えてしまうかもしれないからです。

そして

「生きものの生き死にを人間が自由にするなんておこがましいとは思わんかね」

この言葉はブラックジャックの恩師が言うのですが、
ブラックジャックの漫画でもっとも重要な言葉として有名です。

ちゃんと、漫画の意味を分かって読みました？
羆さん。

現実で云えば

世界では、安楽死を認められている所もあるが、法外なお金を請求しない。

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＊国外の人は認められない場合があります。
有一スイスがありますが外国人の場合は保険適用等無いので日本人はそれなりにお金はかかるようです。
そして、調べたら医師は手をくださず、自殺幇助という事。要するに最後の最期まで本人に決めさせやらせるという事です。
本人の意識がはっきりしてないと駄目という事ですね。
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そして日本では

末期癌の患者がたどり着く
緩和ケア病棟がある。

だが、キリコのように殺人をする訳ではない。
人間の尊厳を損なわないように、
死に対しておびえさせないように

癌との闘いを止めて、自然死を（カルテでは病名がつく。死に至らせる[安楽死]薬を使う訳では無い……）
心臓が弱り呼吸が止まる時まで
痛みを和らげて何日もつきそう。

（身内は身体中が激痛で耐えられないほどになっていましたので、クッションをいくつも身体の下に敷いて下さり、なるべく辛くないように痛くないように細やかなケアをし、
意識が無いときでも
「聞こえていますよ」
と言い、
毎日挨拶や優しい言葉かけをして下さいました）

立派な職業をやってる方々はいます。

羆（Twitter名）に頼んだALS 患者の方は、悲しみと辛さ苦しさしかなくて
そういう判断しか出来なかった。
それを和らげる事が出来ていたら……。
環境をもっと良くしていれば……。

だから、彼女の本当の希望とは思えないです。

重い病気になれば誰もが暗い気持ち。
絶望的な気持ちになるものです。
誤った判断をする人間も少なくないはずです。

だから、
他の人も
「死にたいなら良いじゃない」
とか気軽にSNSで書いたり言ったりして欲しくないと思います。

あなたも辛い時に
「あ～あ～死にてぇなー」
と、言ったからといって
その瞬間に誰かに殺されたら
「嘘だろ」
と、吃驚するでしょう。

自分勝手な考えで簡単に
人の人生を切り捨てるな。

＊一部付け足し、修正致しました。

*海外での安楽死を否定していないので、
どっちなんだ？と言われると思うので

今回の事で何が云いたかったかと言うと

ドクターキリコを読んで安易に

「これって金儲け＋人助けだよね、需要があるかも。
やってみよう」

と考えてしまった医者にムカついた。
と、いうことである。

漫画を読んでそこをチョイスかよ。
というのと、

人っていうものは、病気になって自死する人は

本当は死にたくないけれど、死をずっと考えてしまうもの。
そういう人にはまず、病気と寄り添って生きていけるというサポートの手を差し伸べて欲しい。

決して、それにかこつけて安楽死という名の殺人をおこさないでくれという事。

まさに、手を下した者は助けてやったとしか思わないから最悪なんである。
←相模原市障害者刺殺事件と同じでしょうが。