【自己tweetまとめ】PerfumeベストアルバムP Cubed初聴時:全曲ひとくち感想
*だいぶキモくなってます キモく生まれてすみません
■Disc1
Challengerすげえいいじゃん!!!
リニアもリマスターめっちょ効いてる!
シティもライヴで聴く「あのシティ」感出ておる
めっちょ聴き応えあるベスト盤な気がしてきたぞ
遺憾。聴きながら仕事とか無理だこれ笑
エレワもまさにライヴでぼくらがいつも聴いているエレワになっちょる
全体的にライヴ感、空間感を再現するマスタリングになってるのか……「(客の反応に)影響されるから(Perfumeの)ライヴにはいきまへん」などといつも嘯いていたヤスタカ……おまえ……おまえが一番ツンデレーションやないか!
いやこれ、いま1枚目/3枚組の冒頭4曲聴いただけですけどPerfume初心者の方にも自信を持ってオススメできるし、アルバム全部もっとるわ!って人にもお勧めできる。ヤスタカすげーな!!
今PSPS。ブリブリだぞ!!
チョコ。やばい……ライヴだ……ライヴで聴くPerfumeの音だ……爆音姐さんの音だよこれ……
ポリ。あーやばい。これはやばい。ヘッドフォンで聴いてるのにこれまで参加したライヴの記憶に引きずり込まれる。当然ライヴより実際に聴けるディティールは豊かなわけで、そこも改めて彫り込まれてるからライヴの空間感を浴びながらヤスタカの入念な作り込みを再確認もできるというものになっている。
Seventh。これはアカン。見事だ。Perfume=ライヴなわけだから、ベストアルバムは作品のディティールを際立たせつつライヴのPerfumeを再現・総括する音源として制作するという趣意。というか愛。作品の再解釈というものの至高の例かもしれぬ。ぼく含め選曲発表時に「?」感出してた者は総員ジャンピング土下座かも。そんなことをしたら地震が起きる?知らん。
BCL。サビの音のこの拡がりときたら……わが心のマカロニ。元の録音もベストワークだから感動はここまでの曲ほどではないものの、アウトロの拡がり良いよ。
GAME。音の分離感が改善していて、この曲の真骨頂であるリフ、ハイハット、ドラムのアタック、フィルインの聴き応えさらにマシマシ。
おれのシクシクもライヴのシクシクになってて、むせび泣く 「斜めから」と「ウソついたー」と「ランランランラン」の振付初めて観たときの感動が甦る……
ラブワ。ヴォーカルの奥がきこえる。曲の表情が変わった。この曲大好きで、一時期Perfumeが位置づけられていた「アキシブ系」サイドの決定版的な曲だと思うんですよね。
edge。ハイ、ライヴのあの圧倒的なedgeです。リフレインからビルドアップしていくダイナミズム増してるわー。もともと周波数帯の操作で精密に分離したり倍音みたいな効果出したりして少ない音で奥行き出すのがヤスタカだと思うんだけど、その辺が元の録音よりさらに精緻になってる感じ。奥の音が聞える
DF。これ、みんなの耳に鳴ってるDFだと思う。力強くて、明確で、ダイレクト。そのDFらしさが、ぼくたちの記憶に見合うくらい際立ったものに改めて削り出されている。すごい手応えのある疾走感、すごい迫力。
ワンコ。もうホントマジでライヴのワンコ。オリジナルより太鼓イイ感じ!!1枚目オワタ……なんなの1枚目だけでこの充実感……
こんなんじゃ寝れなくなるから、2枚目以降は明日聴くわ!!こ、これくらいで許したるわ!
いやしかし皆さんほんと買いですよPcubed!
■Disc2
Pcubed、2枚目鑑賞開始
NF。空間感が増しているので、この曲のダイナミズムもより堪能できる。ボトムも強くなってるよね。オッサン殺しのレガシーなベースラインが魅力の楽曲なので、嬉しいマスタリング。
ISLU。最初のドラムのキックでもう違うから笑ってしまった。オリジナルより硬質で開かれたニュアンスになっていて、今の3人にフィットする大人っぽいISLUになっている。こんなに変わるんだなあ。振付もMVも曲も大好きな(が不遇な)
不自然なガール。強くなったボトムとコントラスト為すキラキラ感が増してる!このダイナミズムが増す程、ブレイクのゆかちゃんの歌声が効く寸法
「コントラストを支配できれば望む感情に観客を導くことができる」
有り難うゴードン・ウィリス、有り難ううヤスタカ
ナチュ恋。この曲の録音もともと完璧でしたが、そもそもブリブリな低音がさらに強化されて、これも今のPerfumeに相応しいルックに仕上がってるかなと。カワイイだけじゃ、もう足りないからね。
VOICE。今回のマスタリングのおそらく一貫したコンセプトであろう音のさらなる精緻な分離とバランシング、ライヴ的な空間感の強調、ダイナミクスの強化によって、伸び上がるサビをもつこの曲の魅力もさらに増しています。「エフェクト」論に隠れてがちですが、Perfumeはヴォーカルがホント良いんです。
「ねぇ」。今回のマスタリングの性格を察知しながら聴いているとどうしても、かわいさと戦闘的なリズムの見事な融合を聴かせてくれるこの曲が待ち遠しくなりますね。期待通りのできばえです。タップダンスのシーケンス入る前の太鼓のアタック、アウトロの跳ねるベース。オリジナル以上にキマってます。
フェイキ。ライヴのフェイキです。ライヴのフェイキとしか言いようがない笑 ライヴの空間感出しながらもヴォーカルに膨らみを加えてあるのが憎い。壮大にして細部を殺さず。どの曲もいいマスタリングだなあ。
Perfume中興の祖、レザビ。オリエンタルな伸びのあるメロディ、ヴォーカルと「アイドル論」の愚をピンヒールのおみ足で一蹴する戦闘的なリズム、テクノオールディーズなピコピコ音がひとつになった、まさにエレクトロ・ポップの完全体がこのマスタリングでさらに強力な作品になりました。
微かなカオリ。この曲はとにかく3人のヴォーカルなんですが、Pcubedコンセプトを維持しつつそこを大切にしたマスタリングです。3人の声の奥の(底の)ニュアンスも解像されていて、聴きモノになってますね。このグループは何はともあれ「声」が良いんだって再確認できます。
スパイス。マッシヴな音像が絶大なインパクトあったオリジナルより分離感高め、個々の音の距離感があり、そのぶんスケール感が出てます。やはり、ライヴで聴くスパイスに近いニュアンスですね。そのうえ、聞えづらかった音いくつも聞えます。ヴォーカルの解像感はやっぱこだわってるなー
マイカラー。ライヴオーラスのあの感じが甦ります。最後の曲またマイカラにしてくれてもええんや……ええんやで……
Perfumeのソングブック上最強クラスのバックトラック、間奏を備えるSpring of Life。ご心配なく。あのカッチョイイ間奏、さらにゾクゾクする音に仕上がってます。間奏部にはヤスタカ氏さらに一手間加えてまして、これもうリミックスじゃん!
Spending all my time。シングルリリース時に一聴して、これはPerfumeを支える新たな一曲になると確信しました。コレオグラフィもMIKIKOの天才を改めて認識させられる創意溢れるものです。今回のマスタリングの方針上、ボトムが強くなったぶんオリジナルの疾走感は薄くなりましたがこれはこれで良し!
ハリバリ。これはリズムが強く、音が広がる今回のマスタリングの恩恵かなり受けたやつ。コレオグラフィも今の3人の身体にむしろ向いた大きさのあるものなので、これを機に観られるようになると嬉しい……PTA幕張のパフォーマンスは本当に素晴らしいものでしたから。
未来のミュージアム。オリジナル聴いて「これはもっとブリブリでもええぞ!」と思った、その時期待したブリブリ感出てます笑だいじょばない。この曲はライヴで成長しましたなあ。その、ライヴで成長しただいじょばないが聴けるって感じになっています。全体にボトム、バックトラックが強くなっているので速い曲がややテンポ落ちたように聞こえますが、ライヴの記憶により近いニュアンスになってます
Magic of Love。アルバムミックスで収録。シングル版の間奏部のダンスと疾走感あるアウトロがお気に入りの500的にはややさみしいのですが、あの軽妙さよりアルバム版の跳ね方の方が今回のマスタリングには好適なのは間違いないですね。
1mm。入りの太鼓のキックからインパクト強くなっていて、ぐっときます。ハードモードな人生を率直に描くこの曲のキャラクターが、より浮き彫りになっています。これはイイ!!Pcubed2枚目終わり。いやーいいわー。このベストアルバム含めて全作品サブスク解禁なってるし、この機会に是非みんなさんお聴き下さい。とくにベスト盤のPcubed。ただ、この音の強さは配信よりCDで聴く方がより楽しめるかもしれません。
3枚目は夜堪能します!
Perfumeの三枚組ベストアルバム、Amazonではこちらから。素晴らしい楽曲達に素晴らしいリマスタリングが施された、名盤といっていいでしょう。
■Disc3
Pcubed3枚目。PartyMaker。この曲に相応しいデカい音に。音の層明確化方針のお陰で、底からひとつ手前にあるオリジナルでは埋もれぎみなハイハットも良く聞こえる。ヤスタカのハイハット皆好きだな?ハイハットおじさん嬉しいよ。のっちソロ前→あ~あああ~のハイライトもより力強くなりライヴ楽しみ
SweetRefrain。シングルverのキラキラ感とアルバムverのアーシーなボトム、ジャストな太鼓の心地よさが今回のマスタリングコンセプトの恩恵を受け見事に融合しております。まさにこれこそ理想のSweetRefrain。Perfume史上屈指の美しさを誇る振付と共にドームで観られるか?見せてもらいましょう!
ClingCling。SweetRefrainと同じ恩恵を受け甦ってます。オリエント調のメロディが美しくうねるものの単調さがいなめないシングル版をダンサブルにアレンジし、その妙から”魔クリ”と呼ばれ絶大な支持を得たアルバム版に近い仕上がりに。ドームでは皆でチラ大本やろうじゃないか。やらない?やるんだ!
Hold your hand。ボトム強くし音の分離感上げダイナミズム空間感を拡げる今回のマスタリング。HYHの様な優しい系の楽曲は不利なのでは?安心して下さい。この名曲のハイライトのひとつである、切なく跳ねるような間奏。しっかり恩恵受けております。さあ皆、Perfumeとドームで切なきパワーじゃんけん!
DISPLAY。この曲にこのマスタリング……もう、ベリーグッド!!と親指立てるしかないっす。だーれ人。だーーーれ人。
リラクシ。HYHと同様のようす。拡がり増してます!
Pick Me Up。ヴォーカル裏のアコギの聞こえ方に耳を澄ましましょう。全然違います。この曲のキモはほとんどエフェクトかかってない3人のヴォーカル、譜割りの妙ですが、解像度上がった音の層に埋もれずしっかり定位されて楽しめます。レザビをセトリから追い出しかねないダイナミズムも健在。いい!
スタトレ。足下(ボトム)がよりしっかりとし、アルバムverに近い仕上がり。拡がりを増した空間の中に力強く通る3人の声の説得性は従来verを凌ぐ、これが決定版でしょう。2番で初INするのっちの声がはっきり前に出てくるのが驚き。ハイライトのあ~ちゃんハミングは従前以上にソウルフルに聞こえます。
STORY。ドラムのキックの位置がより深く、力強い。この手の曲はホント今回のマスタリング良い方に働きますね(書いてきているとおり他の曲もですけど)。ヤスタカサウンドの魅力の半分くらいは太鼓の音に拠ると昔から思っている500としてはこれだけでご飯10杯行けます。死んじゃうよ!(リアルに
FLASH。疾走感重視のシングルver。大胆なアレンジ、しかしジャストな解釈であの傑作アルバムに巧みに組み込まれ中盤の核となったCEver。そして叩きつけ刻みつけるようなリズムでザクザク歩んでいくようなこのFLASH。どのFLASHも………………
いいじゃない!!(ニコッ!!
TOKYO GIRL。いきなりの太鼓の手応え、浅いエコーの、浅いのに深い絶妙なニュアンス。元々ブリブリな曲ですからね。恩恵受けてます。この曲独自の表情である響きがより豊かに。でもどこかで響きが閉じ込められてるあの感じもしっかり生きていて、ヤスタカ流石っす
イフワナ。比較的音が凝縮されていたオリジナル版に対して、層と奥行きがはっきり聞こえる形に。これライヴでよりイイ感じに聞こえるんじゃないかなあ。
Everyday。一番最近ライヴで聴いた曲のひとつなので、記憶とクリアに重なります。まさにライヴのEveryday。この曲に限らず、3人の声がクリアに描かれているのが今回のリマスタリングの一番の魅力だと思いますし、これは近年の制作傾向でもあるので「ベストなのに最新」という印象を生み出す要因かなと
無限未来。曲想に対して完璧なサウンドが作り込まれているオリジナルのスケール感を、ライヴでの聞こえ方に近づけた印象ですね。そのぶん、この曲の真骨頂である、大きさの中での繊細さが少し消えてしまっているかもなあ。
FUSION。このマスタリングでGAME、edge、PM、DISPLAY、STORY、そしてFUSION。ありがとうございます、という感じです笑
FuturePop。ついこの間の曲だけど、何か違い出るん?と思いましたが入りのアコギの解像感がもう違う……笑 ドロップの響きもクリアに。一方、やはり疾走感はやや下がりますね。これは今回のマスタリングにおけるロジカルなトレードオフだと思います。
Let Me Know。オリジナルよりヴォーカルが半歩前に出たつくりに。ヴォーカルの強さに関してはフラットな奥ゆかしさが本来の曲想だとは思いますが、「ライヴのPerfume」と捉えればぼくたちの耳にはこのように聞こえている・聴きたいという感じかもしれません。
ナナナナナイロ。今回のマスタリングで描き込まれた楽曲を聴き通してきてみると、生歌でいける「声」と、エフェクトのかかった「サウンド」としての「声」が曲想の中で絶妙に絡み合ったこの曲の試みがよくわかります。今後、3人の成熟に合わせて「声」に軸足を置く名曲が出てくるような気がします。
3枚目終了。ベストアルバムP cubed、本編完走しました!明日特典ディスク堪能します!ほうぼうのサブスクサービスで全シングル・全アルバム解禁されてこのP cubedも聴けますが、このスレッドで書き連ねてきた音の妙味を味わい尽くすには、やっぱりまずはCDかなあと…!
以上
*以下、P Cubed発売日にむけ公式アカウント@Perfume_Staffにて展開されておりました収録曲紹介カウントダウン。各楽曲のMVと逸話コメントをまじえ投下されたtweet群に合わせまして、個人的な思い、追憶を一曲ごとに捧げるナニをナニしておりました。それらをまとめております。キモくて生まれてすみませんが、併せてご笑覧いただけますと幸いです。
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