◆何もない世界
あると思うから期待する。
期待するから思い通りに行かない。
思い通りに行かないから不安になる。
不安になるから埋めようとする。
不安を埋めようとして生活が偏る。
生活が偏ると健康を壊す。
健康を壊すと不自由になる。
不自由になると・・・。
負のスパイラルは、
未来への「根拠のない期待」から始まる。
常に不足を補えるわけではないし、
あるのが当たり前だったのがそうではなくなっても当然のこと。
求めれば求めるほど、
期待すれば期待するほど、
手に入らない、
満足しない、
いつまで経っても思い通りにならないことに苦しい思いをする。
なんでも手に入ることが幸福か。
やりたいことが何でもできれば満足か。
思い通りに行かないことに我慢をするのはなぜだ。
やりたくもないことに時間をくれてやる理由はなんだ。
命が使い捨てカメラのように、
用が済んだら捨てられるものであっていいのか。
誰の命だ。
どう生きたい。
どう生きたいか考えろ。
実のところ、
この世界には妙な思想に刷り込まれた人たちがたくさんいる。
なぜ疑わなかった?
「〇〇はこういうものだ」と誰が言ったんだ?
それを素直に信じて従ったのは、
疑うことを放棄したからではないのか。
偉そうに社会や組織について語る割に、
結局従ってきた人間の言葉には疑問が多い。
説得力がないことを実感しているのではないか?
未来がどうなるかなんて誰にも分らない。
これまで信じてきたことがそうではなくなる日が来ることを疑わなかったのは恥ずべきことかもしれない。
他人が語る未来予測を信じるな。
そんなものを頼りに生きようなどと考えること自体が間違っている。
信じるのは自分だけにしておけ。
結局、
それ以外のことは信じるに足る裏付けや証明がなければ信じようがない。
リアルタイムに思うがままに描いたものは、
その瞬間、
誰も描くことのないもの。
オリジナルの視点で捉え、思考せよ。
それが答えだ。