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【#ナンデモンダイ】人はいつどんな時もどんなことでも問題視できる厄介な生き物/ホールインワン

 結論から言うと、わざわざホールインワンが実力によるものか運によるものかを議論するだけ意味がないほど問題ではないと個人的には思っている。「滅多に起きないことが起きた」というただそれ自体が凄いことなのであって、それを起こした人物の実力か運かについて議論したところで答えなど存在しない。 

人が「これは問題だ!」と騒ぎ出した時、そこには必ず真逆の意見で対抗する賛成派に立つ人と反対派に立つ人が現れる。

 ヒトって口論大好きだよね。(ボクも一応ヒトだけどw)で、例えば、ゴルフ選手が時折、ファーストショットをカップインさせるホールインワンという極めて稀なプレイをすることがある。これってその選手の実力?単なる運?それとも両方??

 数学の証明をベースにこの問題を解き明かそうとすると、いくつもの数式を駆使してホールインワンの確率と、それを達するために必要な考え得る限りの条件を書き出して、どうしてそれらの条件がないと達成できないかを一つ一つ証明しなければならないため、1日2日じゃ証明できないほどかなりの難問であることは想像に難しくない。

 条件の中には当然、選手の能力、技量、体力、精神力などを含むその時のコンディションはもちろん、もしかしたら願掛けなんかも関係しているかもしれないし、その日の気候、風速がいくつか、風向きはどの方角に向けて吹いているか、選手がその時使っていたゴルフグッズなどなど、実に多くの要素があることがわかる。

 どんなに実力のある、結果を残してきた選手でも、ホールインワンは狙って実現できるものではない。じゃあ、だから凄いのかというとそれほど単純ではなくて、ホールインワンでもパーでもダブルボギーでもアルバトロスでも、何回目のショットでカップインしたかも関係してくるし、何ヤードのコースなのかも結果を左右するし、コースの作りも・・・と、挙げればキリがないわけで。

 ホールインワンを実現するためには何通りかの実力と運の複合パターンがあるかもしれないが、総じて「偶然の結果」でしかない。誰もがそう思うに違いない。

 しかし、連日のホールインワンともなると、2回、3回、4回連続!!!!これはすごいっ!!と話題になるだろうし、5回連続以降になってくるといよいよ実力だと多くの人たちが認めざるを得ない事態に発展していくことだろう。

 では、極稀にしか起こらない偶然の結果がそうではなくなるとしたら一体どの時点で大衆の評価が切り替わるのか。

 よく「史上初の快挙」「前人未踏の」「殿堂入り」「国民栄誉賞」なんていう言葉が飛び交うことがあるけれども、今で言うとメジャーリーグのエンジェルス二刀流、大谷翔平選手が全米・日本その他諸外国の多くの人々から注目されている。

 なぜ彼が注目を浴びているのか、なぜモンスターと呼ばれているのか、これにも相応かそれ以上の理由があるからで、多くの人たちが納得せざるを得ないプレイをして見せているからこそ。単独CMまで作成するに至っているのだから、メディアも釘付けであることは言うに及ばないこと。

 確かイチロー選手が言っていた言葉にこんなフレーズがある。「ファインプレイは練習してできることではないし、できたとしてもその事実に大した意味はない。」に近いような意味だったはず。補足するとすれば、ファインプレイであろうと通常のプレイであろうと、観衆が喜んでくれればそれだけで十分であると彼自身は考えていたに違いない。

 勝負事は、実際のところ、それを観戦している人たちの誰もが勝ち負けの結果だけを観たいわけではなくて、勝負が決まるまでのプレイをずっと観ていたいのだ。

 こうしたことは、スポーツにおいてだけではなく、普段の生活に置き換えてみても共通していることではないかと思う。

 話は変わるが、およそ一か月前くらいに、昼の3時頃にコンビニへ歩いて向かう途中に、正面からやってきた老夫婦とブルドッグの存在に気付き、犬にちょこっと手を振って見せたら、おじいさんが手に持っているリードがグッと引っ張られ、犬が猛ダッシュで近付いてきておじいさんが慌てていた、といったことがあった。よほど嬉しかったのか遊んでほしかったのか、犬も可愛いなぁと思った瞬間があった。

 そして、つい2日前に、またもや似たような状況が訪れ、あの時の老夫婦と犬。何もしていないのにボクを見るなりまたもや猛ダッシュして駆け寄ってきた犬。雨でアスファルトはぬれていたのに足元でゴロンしてお腹を見せたので、「お前覚えてたのか!」と思わず言ってしまった。

 飼い主のおじいさんによると、誰に対しても人懐っこいわけではなく、人によって異なるようで、一度覚えた人は忘れないらしく、会う度に近寄っていくらしい。ホントか?と一瞬疑ったものの、犬の嗅覚にも関係しているのだろうと考えると、人物の匂いで記憶していると考えるほうが筋が通る。

 にしたって、あの喜びようはこっちが戸惑うほど。ボクの人生においてあんなに猛烈に犬のほうから近付いてきたことはかつて一度もなかったため、ボクにとってはかなり珍しい出来事。ゴルフで言うところのホールインワンに近いほど珍しい。

 なにせボクはネコが好きだから。それはともかく、珍しい出来事が起こる時というのは、目には見えないものの、それが起こるに足る条件や要因が揃って起きているはず。実際に犬の出来事が運なのかそれともそれ以外の何かの要因があったのかを考えても答えがない、それなのに考えてしまうのは「自分にとって当たり前の日常では今まで起きなかった珍しいこと」だからなのかもしれない。答えがあるわけではないのにね。

 一般人には直接関係のない当事者同士の問題をいちいち記事にして雑誌やネットニュースに垂れ流しているメディアは世間の反応を知りたいのもあるかもしれないが、記事にできそうなネタ、スキャンダルチックな騒動を普段から欲しているのかもしれないということについてはいくらかの理解はできる。でも、大した問題ではないことを大袈裟に報じ過ぎたり、モラルハザードとも見て取れるような報じ方をしたりするのは、見ていて気分が良いものではない。

 福山雅治さんの子供さんに関する記事を読んでいて思ったのは、誰の子供は誰で今まで何をしてきて、今何をしていて、これから何をするのか、いつ誰が誰とどこに行ったかなどといった、ゴリゴリのプライバシーを掲載されてかなり気分が悪かったに違いない。写真まで撮られちゃ心置きなく外出するなんてこともしにくくなってしまうだろうに。

 不倫報道に破局報道に、「(  ̄- ̄)ふ~ん」でスルーされるような報道の在り方は是非見直してもらいたいもの。AKBのなんやかんや、YouTuberの誰々がどうのこうのとかも同様。ニュースのタイムラインを荒らすなって思うのはボクだけだろうか。

 こうして情報操作している人間がいるのかもしれないなーっていうのは感じ取れる。政府官僚なんかの問題の注意を逸らす意味でね?

 なんでもかんでも自分と結び付けてストレスを溜め込んだり腹を立てたり落ち込んだり悲しくなったりするのって心的負担が蓄積していくだけなんだよね~。自分に関係のあること、自分が知りたいこと、見たいこと、いくつか優先順位の高い内容に集中した情報の受け取り方を意識したいものだ。

 名古屋駅に包丁を持って歩いていた男の動機ってなんだったんだろうっていうのは今も気になってるけどね。なんか、殺意とか無さそうで、ただ逮捕されたくてしたことなんじゃないの?って思っちゃったけどね。だって、女性警官と男性警官の二人でアッサリと抑えちゃうほど何も抵抗せずに取り押さえられてたからね。

 たまにいるでしょ、「警察に逮捕されたかった」みたいな犯行動機を言う容疑者。こういうタイプの人間の日常も気になる。あーやって騒動を起こすことがその男の非日常かどうかも気になる。

 ちなみに、ボクはゴルフの面白みがまったく理解できない人間(笑)ではまた!

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