『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY』観ました
昔娘が毎週食い入るように観ていたアニメ、
アイカツ!
芸能人はカードが命!のキラキラした女の子達の物語を娘は本当に好きで、カードやオモチャ、ゲームにハマっていました。
プリキュアにはそこまでハマっていなかったので所謂女の子向けのものでここまで夢中になった唯一のものかもしれません。
そんなアイカツ!の映画、しかも大好きないちごちゃん達の話なので是非観たいから、ということで行って来ました。
私は子供と一緒に一通りアニメや漫画は観る方で、アイカツは絵柄や歌、キラキラしたストーリーも含めて好ましく思っていましたが、そこまでハマっていた訳ではありません。
正直、今更アイカツの映画かー、と大した期待もせずに行きました。
以下ネタバレを含みます。
まさかアイカツの映画で泣くなんて想像もしていませんでした。
娘も泣いていました。娘の涙腺はそこまで緩くないのですが、大好きなキャラメルポップコーンに手をつけることもなく、映画の途中で私の方を見ることもなく、じっとスクリーンを見ていました。
卒業がテーマなので、所謂卒業パーティー的なお祭りかと思っていたのですが、完全に良い意味で裏切られました。
卒業を控えるメンバーを見て、去年憧れの中学に入った娘の卒業式に想いを馳せて泣きました。
娘は私の母校に入りました。私の卒業式の日は快晴で、ずっと笑ってばかりいた気がします。何枚も友達と写真を撮って。すぐ会えるよ、なんて言いながら。
ずっと一緒だった友達と離れて違う道を行く、当たり前の毎日の終わり。
迷いながらも自分の道を進んで行くであろう娘の未来の姿を想像して涙が、、
そして懐かしのアイカツフォンを見て、あれで遊んでいた幼い娘の姿を思い出し、また鼻がツンとしました。凄く大事にしていたカードのアルバムをなくしてしまったこと、いちごちゃんと同じリボンのカチューシャをしてピアノの発表会に出たこと、小さかった娘の姿がどんどん思い出され、もう胸がいっぱいです。
これは所謂結婚式での親の心情ではないか、何故アイカツの映画でこんな気持ちに!!
小さかった娘、未来の娘を想って情緒がおかしくなりました。アイカツめ!
でも、これまでの毎日の先に今があって、そして想像もしなかった未来の自分がいる。未来の自分が今の自分を励ます。ここまで来れたからきっとこれからも大丈夫。卒業という節目のメッセージとして最高ではないでしょうか。
アイカツ大好きな娘は冒頭のあかりちゃんといちごちゃんのシーンでもう泣けたそうです。
オタクの妄想を超える最高の解で、また何度も観たいと。
帰宅後もアマプラで初回を見て反芻、悶絶していました。
子供の時大好きだったものが10年経ってもまだそこにあって、今の自分に寄り添ってくれる、なんて良いですよね。
娘のおかげで予期せぬ良い時間を過ごすことができました。ありがとう、アイカツ!
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