ホビーラジコンを始めたいミニ四駆勢に向けたタミラジ・ファーストスタートガイド
この記事は、ミニ四駆とラジコン(RCカー)が大好きなMasaruKunが、
・ミニ四駆をやってるけど、ラジコンにも興味が出てきた!
・ラジコンと言えばタミヤでしょ!やっぱ!
・ラジコンやってみたいけど、何を買っていいのかわからない!
・いきなりサーキットは色んなルールがありそうで怖い!
・とりあえず公園で遊ぶ程度でも良いので遊んでみたい!
といった、ラジコンに興味を持ったタミヤ大好きミニ四レーサーに向けたタミラジ・ファーストステップガイドです。これを読めば、今のあなたに合った最適な一台とラジコン界の情勢が少しわかるかも!!
ホビーラジコンとトイラジコン
まず知ってほしいのは、ホビーラジコンとトイラジコンという大枠のカテゴリがある事です。語ると長くなるので簡潔に説明しますが、
ホビーラジコンは、完成済の製品もありますが、基本はミニ四駆の様に組み立てるタイプなのが特徴です。改造やセッティングの幅が広いカテゴリで、ものすごく速い車種では100Km以上、タミヤ製品に限定してもハイパワーなパーツとそれに対応した車種を組み合わせれば、40Km-50Kmは簡単に出す事ができる、非常にパワフル且つ精度の高い操縦が行えるカテゴリです。速ければ速いほど、クラッシュで壊れやすくなりますが、スペアパーツが豊富なので自分で修理することができます。1/10スケールが世界的に見ても一番メジャーなスケールになります。
トイラジコンは、言葉の通り、おもちゃの枠に収まるラジコンを指します。小さなお子さんでも簡単に操縦ができる、インスタントプレイ向きのラジコンです。ホビーラジコンに比べスピードが遅く、操縦もシンプルになっており、壊れにくいのが特長です。最近、中華製で限りなくホビーラジコンに近いスペックを持つハイパワーなトイラジが続々登場しています。が、基本的にはホビーラジコンと比べて速度が遅いカテゴリになるので、サーキットではトイラジ走行NGの場合があります。(速いマシンと遅いマシンが入り乱れるとクラッシュが起きやすい為)
今回紹介していく、タミヤのラジコン、タミラジは「ホビーラジコン」となります。
また日本人としては「ラジコン」という名称に親しみがあると思うのですが、この名称は日本では商標が取られており、タミヤは車のラジコンの事を「RCカー」と呼んでいます。海外でも「RCカー」という名称が一般的なので、知識の一つとして覚えておくと良いかもしれません。
まずはタミヤ公式の初心者向けガイドを読んでみよう
初心者に優しいタミヤ先輩。公式HPやYouTubeに初心者向けのガイドを沢山用意しています。流し見程度でもいいので、まずは一通り目を通してみることをお勧めします。
★タミヤRCスタートガイド
★RCお役立ちガイド
★タミヤRCアドバイス
ミニ四駆用の道具が結構使える
ミニ四駆とラジコンで、共通して使える道具が結構あります。ミニ四駆にのめり込んでいる人ほど、少ない出資でラジコンを始めることができます。共通して使える物をいくつか挙げてみます。
・ニッパー、ペンチ、ドライバーなどの工具類
・グリス、ケミカル類
・パーツBOXなどの収納道具類
・充電器(ラジコン用)
ドライバーに関してはミニ四駆用だと小振りすぎるので別途用意したほうが良いとは思いますが、足りないものを少し足す程度で事足りるんじゃないかと思います。道具以外にも加工のノウハウ等、制作面で共通する点が沢山ありますし、ラジコンで得た知識をミニ四駆にフィードバックできる面も出てくるんじゃないかと思います。ラジコンをやればミニ四駆も速くなる(かもしれない)し、ミニ四駆をやればラジコンも速くなる(かもしれない)。
ラジコンはどこで買う?
家電量販店等々でもホビーラジコンを扱っているお店はありますが、ホビーラジコンを買うならラジコン屋さんが一番です。品揃えが段違いです。品揃えが良すぎて何処を見れば良いのか解らないレベルです。
組み立てキットはAmazonなどでも買え、専門店より安い場合があるので、複数の店舗を見渡すとお得に手に入れることができると思います。
★アマゾン ラジコン初心者ガイド
ヤフオクやメルカリでは中古のマシンが手に入りますが、ラジコンは写真では判断できないダメージ、例えばシャフトが曲がってる、樹脂に亀裂が入ってる、ギアが摩耗している等々がある場合があるのと、タミヤのラジコンは知名度が高く、ボロボロのマシンでも高値が付くことが多いので、初めてのホビーラジコンとしては中古はお勧めしません。
MasaruKunがよく利用するショップは以下の通りです。
★RC Maniax Web STORE
★スーパーラジコン
★洛西モデル
https://www.rakuseimodel.co.jp/onlineshop/
洛西モデルのサイトが一番商品が見やすいと思います。
オンロードとオフロード
大きく分けて、車のラジコンにはオンロードとオフロードがあります。
オンロードは舗装されたコースを走ることを前提としたカテゴリで、実在するGTカーやスポーツカーなどのスケールモデルが多いのが特徴です。平面を走る事に特化している為、公園の砂利道や茂みなどでは走行は困難です。走破性を犠牲にしている変わりに高速且つ安定した走行を楽しむことができます。ミニ四駆で言う所の「フラット」です。
オフロードは言葉の通り、道なき道も走破できるビッグタイヤとジャンプにも耐えるサスペンションが特長のカテゴリです。森羅万象全ての環境とまでは行きませんが、公園はもちろん、様々な環境で走行を楽しめます。ミニ四駆で言う所の「立体」で、とりあえずラジコンを遊んでみたい!という方にはオフロードバギーのラジコンがオススメです。
オフロードバギーを買うとして、何を買えばいい?
ずばり「電動タイプの1/10オフロードバギー」の中からであれば、気に入ったマシンを買うのが一番だと思います!ラジコンを組み立て、それを走行して楽しむという観点からみればクラシックカーでも全く問題ありません。
サーキットで走らせるのが前提の場合、競技志向が高いマシンを、ハイエンドならタミラジ以外を選んだ方が良い面はあるのですが、まずは予算の範囲内で気に入ったマシンを走らせて楽しむのが一番良いと思います。
野良で遊んでみて、本格的に遊んでみたい!となったら競技寄りのマシンを手に入れるのが良いと思います。
タミヤのラジコンのエントリーモデルで安くて良く走るのはDT-03、TT-02B、DF-02シャーシ採用のマシン辺りかと思います。これらのマシンはオフロードタイプのサーキットでも走らすことができます(サーキットによっては、タイヤの指定など、ハウスルールがある場合があります)。
DT-03は二駆バギー、TT-02B、DF-02は四駆バギーで、操縦は四駆の方が楽ですが、操縦の楽しさは二駆の方が高いと思います。フルノーマルを上級者が操縦した場合、タイムアタックをした場合には、この三台の中だと二駆のDT-03が軽量・軽快な走行で一番速いんじゃないかと思います。
また、これらはノーマルでも結構速いので、最初からオプションを投入せず、まずはノーマルで走らせてみてください。
走行に必要な物
ラジコンはキットだけでは走らせることができません。走らせるには以下の物が必要になります。
・プロポ(コントローラ)(送信機)
・メカ(スピードコントローラ)(ESC)
・受信機(プロポと接続するやつ)
・サーボ(ステアリング制御するやつ)
・走行用バッテリー(充電器がなければ充電器も)
恐らく、ラジコンを始める上で最初の難関がここら辺だと思います。最初だとどれを手に入れれば良いのかわからないと思います。これらのアイテムが一通りセットになった製品が多いので最初はプロポ・ESC・サーボがセットになったアイテムを手に入れると良いと思います。長く続けるのであれば、可能であれば最初から少し良い物を購入したい個所です。
タミヤだとコレです。ノーマルでちょっと遊びたいレベルの感覚であれば、これで充分です。ステップアップしようと思うと、まるっと買い替えが必要になるビギナー向けモデルです。
正直なところ、プロポ、メカ類は他メーカーの方がコストパフォーマンスが高い&高性能な機器が多いです。逆に言うとタミヤはエントリーモデルしか出していません。タミヤのプロドライバーもタミヤ製ではないプロポやメカを使用しています。
プロポ・ESC・サーボがセットになった製品でおススメなのは三和のMX-6セット、双葉の3PVセット辺りがオススメです。
これらのプロポセットは様々な組み合わせのセットがあるので、よく内容を確認してから購入してください。(例えばサーボ無し版とか受信機が2個入り版とか、付属品違いのバリエーションが多いです)
プロポやESCのグレードによって何が違うのか、一言で説明するのは難しいのですが、最初の内は見た目が豪華な程、設定ができる項目が多いと思っていれば大丈夫です。やっていくうちに理解していくと思います。
バッテリーに関しては昨今ではリポが主流となっていますが、充電設定を間違えると過充電で燃える性質を持っていて、ちょっと危ないので、最初の内はニッケル水素の3000mAh程度の容量の物を2本ほど用意すると良いと思います。一番安いので大丈夫です。ノーマルマシンなら1パックで10~15分ほど走行できます。
そもそも、作るのとかプロポを品定めするのが面倒くさい!とりあえず走らせたい!っていう場合はタミヤからはXBというシリーズで全部入りの完成品がありますので、XBシリーズを購入すればOKです。他のメーカーだとRTR(Ready To Run)と呼ばれています。
最後に
ここまで読んでくれたアナタなら、何を用意すればタミヤのラジコンで公園デビューできるのか、なんとなくわかったと思います。
今回はサーキットでの走行や、競技会に関してあまり触れていませんが、それらに関してはまた機会があれば。
というわけで、良いラジコンライフを!!