【コラム】畑違いの仕事をしていた私が整理収納に興味をもったワケ
整理収納アドバイザーの中川佳奈です。整理収納アドバイザーとして、駆け出したばかりです。
そんな私がコラムを書かせてもらうことになったのは、4thplaceコラム編集長の”ろこさん”に声をかけていただいたからです。実はろこさん、私の社会人1年目(出版会社の営業をしていました)の会社の上司で、ご縁があって今もお付き合いさせていただいているのです。
このタイミングで声をかけていただいたのも、きっと何かの縁。
まだまだ駆け出しですが、新米アドバイザーだからこそ感じていることや、この道に進んだことを『リアル』に伝えることができるのではないかと思っております。整理収納のことに興味をもってもらえたり、何かのお役にたてれば幸いです。
第1回目は、整理収納とは畑違いの仕事をしていた私が、この道に興味をもったワケ(理由)とその時期についてお話したいと思います。
▶目次
◎ 整理収納に興味をもったワケ(理由)
◎ 整理収納に興味をもった時期
◎ 背中を押してくれた(後押ししてくれた)一言
整理収納に興味をもったワケ
結婚後、こどもはいつかほしいと思っていました。こどもは本当に授かりもので、ほしいと思ってできるものではありませんでした。主人と2人の生活が長かったので、こどものいる生活が全く想像できませんでした。
ただ、こどもがいたら楽しくて素敵な生活なんだろうなぁとは思っていました。そして、不妊治療の末2人の男の子を授かり出産(現在9歳・6歳)。思い描いていた生活、現実は……生活する人数が増えるたびにモノが増えて、家の中が散らかっていく。
そんなことに、モヤモヤ・イライラするようになったんです。(もちろんこどもがいる生活は楽しいです!いろんなことに気づかせてくれるし、小さな幸せをいくつもくれます!!)私自身、想像していた生活と現実のギャップについていけていなかった部分があったんだと思います。
そんな中、住んでいたマンションが手狭になって、そのモヤモヤを抱えながら、現在の住居(一戸建て)に引っ越します。
荷解きをしながら、整理収納をする楽しさを知り、独自の考えや感覚だけでなく“整理収納の基礎や理論を学んでみたい”と思うようになり、整理収納アドバイザー2級を取得しました。
つまり、整理収納に興味をもったきっかけは「こどもたちとの生活」ですね(笑)。
整理収納に興味をもった時期
整理収納という言葉を知らない小さい頃から、片付けるのは好きでした。
散らかっていると落ち着かないんです。だから、子どもがいる生活の中で、散らかっていく部屋を見るのがだんだん苦痛になっていきました。
子どものモノや育児に必要なモノが増え、子どもが散らかすようになり、育児に追われるなかで、なかなか片付ける時間や余裕もなく、私の中でイライラモヤモヤが増すばかり。「子どもは散らかすのが仕事」頭の中で分かってはいるんです。でも、うまく消化できなかったんです。
家族が二人から三人、四人となり、そんな気持ちを抱えながら、手狭になったマンションから戸建てに引っ越す荷造りをしているときに、ふと気づいたんです。手放していいものをたくさん持っていたことに。使えなくなったもの、使っていないものなどを手放して、必要なものを段ボールに詰め込みました。
そして、新居での新生活に期待を膨らませながら、自分で図面を描いて、どこに何を収納するのか、どう収納するのか、ワクワクしながら毎日考えていました。とても楽しかったのを今でも覚えています。きっと、「整理収納」という名の芽が出てきたのは、この頃かもしれません。
さぁ、いよいよ整理収納に目覚めるときです。新居での荷解き。自分が描いた図面を見ながら荷解きしていく中で、思うように収納できない。もっと、ほかに使いやすそうな収納の仕方や置き場所があるんじゃないかと自問するように。でも、答えが見つからない。考えても見つからない。
そこで、整理収納の資格と出会うわけです。自分の考えや感覚だけでは限界があって、整理収納の基礎や理論を知ったら、もっとステキで楽な暮らしができるんじゃないかと。私の「整理収納」に目覚めた時期です。
背中を押してくれた一言
新居へ引っ越しした時に感じた「ワクワク感」、このきれいな状態をキープしておきたいという気持ちが自分の中で強くある中で、生活していく上で感じるモヤモヤを解消したい!という気持ちが強くなります。
整理収納アドバイザー2級を取得したあと、その気持ちが強くなるのを感じながら、その後の進む道について、とても悩み考えました。このまま2級で満足するのか?それとも1級を取得して、自分と同じように考えて悩んでいる人たちの力になるか?
1級を取得するには、費用がかかります。専業主婦の私には、正直大金です。自己投資と思えればいいのでしょうが、私の場合、自己投資して進んだ先に何もなければ?といろんなことを考えました。今思えば、本当にいろんなことを考えていたなと(笑)。しかも、余計なマイナス要素ばかり。単に、腹がくくれていなかっただけです。
でも、その時の気持ちに真剣に向き合って、悩んで考えたから、今があるんだと思います。人間だから、マイナスのことも考えますしね。ただ、『本気』で悩んでいたから答えが見つかったとき、すんなり前に進むことができたんです。まぁ、前に進むしかなかったとも言えますが。
その『本気』で悩んでいた時に、話を聞いてもらった人が、私にこう言ってくれたんです。「考えているだけじゃ、何も始まらない。」
ほんと、そうです。考えてるだけじゃ、何も始まりません。何かについて考えたとき、それは自分自身気づいていないだけで、前に進もうとしているんだと思います。
単に、いろんなことが見えてしまって、いろんなことを考えてしまって、怖くなって、臆病になって、なかなか一歩が出ないだけなんです。周りから見たらそんな難しくない一歩でも、自分にとってはとてもハードルが高くて…。
でも、その時の気持ちや感情に、素直にとことん向き合うことが大事だと思います。向き合った結果、私はこの言葉に一歩前に踏み出す勇気をもらいました。さて、次回は、そもそも整理収納って何なの?をお話ししたいと思います。
【中川佳奈さん連載中のコラムはこちら】
・プロフィール
整理収納アドバイザー
中川 佳奈 (NAKAGAWA KANA)
滋賀県在住・男子2人(9歳・6歳)子育て奮闘中
ときどきDIYしながら、我が家の整理収納を見直して楽しんでおります。
整理収納のことで考えたり、悩んだりしている人のお役にたちたいと活動中。
【Instagram】
https://instagram.com/kanita8587
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