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すぐ出来る、それっぽくなる編集

今回はツイッターで書いた
すぐ出来る、それっぽい編集について説明できればと思う。

ここ最近はYouTubeの影響で、テロップ付や簡単なアニメーションが大流行のようだが、僕から言わせるとそれは流行り廃りと一緒で一過性の技術でしかない。
一過性と言えるのは、結構誰でもできちゃうって思われがちで、
単価が上がりづらく、企業さんとかだと、そのうち自分たちでやりますから大丈夫
とか言われて打ち切られるケースが多い。

打ち切られない、というか対クライアント様でも大切なことって
結局はそこにストーリーをどれだけ持たせられるか?
まぁ正確にいうとそれはコンテンツのみではなく、営業メールひとつ、
会った時に喋る内容、会食、制作フロー、
全てにおいて意識すると、人間はそこに共感したり感動したりする生き物なのだ。よって大切なことはストーリーを持たせる、
持たせられない場合はなんかストーリーあるっぽいと思わせれば良いってこと。

そのような技術とかってめちゃくそあるし、一朝一夕では身につかないものもあるけど、すぐさま実践したりすりゃ見栄えが変わるものだってある。
過剰演出ってのはそういうこと。
日常って意外と素晴らしいよね!っていう非日常感を演出すること。

ようは動画の素材を普通じゃなくせばいい

と言うことで参考の動画のっけます。
https://youtu.be/8AQtegvXQNU

それっぽくなる①上下に黒を入れて映画サイズ

ちゃんというとシネスコとかなんとか言い方あるようだけど、
ようは上下の幅を狭くして映画のサイズにするとエモくなるっていう錯覚。
結構CMとかでもバンバン使われてる。ハーゲンダッツとか。
とりあえずなんだかんだ言っても我々の見てる映像はテレビが中心。
スマホも一緒。比率で言うと16:9。
なので映画みたいになるとそれだけでストーリーがあるっぽく見えちゃう人多いわけです。
参考動画でいうと白い上下が入ってなんか清潔感!的な。

スクリーンショット 2020-01-21 9.47.03


それっぽくなる②スローと早回しを使う

これも完全に理論は一緒。
日常で見る風景にスローモーションも早回しもない。
だからそういうのが入ってるだけで、なんか意味合いがあるように感じる。
特にスローモーションはそこに深い意味合いが込められてたりするっぽく見えがち。
感動的、かっこいい的な映画やPVでよく見てるからその錯覚も起こりやすい。
そしてこれって意外と編集やってても使われづらい。
あくまで演出の一つだから多用するとただの眠たい動画になっちゃうけど。
サンプルもただ公園で遊んでる風景を15分ぐらい撮ってただけだけど、
スロー×スマイル=エモーション
のようなCMっぽさを醸し出すことができちゃう。ちなみにこの時の撮影は120P。
アイフォンにもついてる設定。滑らかです。

それっぽくなる③白黒とかまぜる

もうこれも一緒。白黒の世界なんて現実にはない。
けどモノクロってなんかセンチメンタル。過去っぽい。
過去は人間は美化しがち、エモくなりやすい。
っていう理由なだけでモノクロが入るとそこに意味合いが生まれる。
けどコツとしてはたくさん入れない方が良い。
結構、諸刃の剣ですぐダサく見える。あからさまに意味合いを込めたい時とか有効。
さらっと使いこなせるとセンスめっちゃよく見える。ってかもはや映画やPV。

それっぽくなる④ここぞでディゾルブ

ディゾルブってシーンの切り替わりの時にジワーッと次のシーンが重なって出てくるやつ。
それだけで意味合いが倍増される。
参考動画
https://youtu.be/VexMIJkI-rU

スクリーンショット 2020-01-21 10.00.05

特にあいた空間を意識して使うとすごい。
例えば左半分に男の顔→ディゾルブして右半分が女の顔
ってだけでもうラブロマンスの完成だ。
言葉にできない思いがあるかのよう。

それっぽくなる⑤テロップとかの下にアンダーライン引く

最後はもはやデザインの話になっちゃうけど。
英語とか、そもそもかっこいいっていうフィルターがかかりがちなものに特に有効。
ようはテロップとか単体であるよりも、下にアンダーライン入ってた方が目立つし、なんかセンスあるように見えるねって話。
これはチョー簡単だけど他にもデザインでそれっぽくなる参考の画像があるからはっつけときます。
つまるところ日常っぽいけどなんか素敵!って全部デザインされたものってことだから。


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まとめ

それっぽくなる特集。
こういう演出はしっかり自分で考えたりしないとダメだ!
こういう小手先の技術を多用しまくっても意味がない!
みたいなことを映像畑の人って言いがちだけど、そんなこと全然シカトでいいと思う。
もしこれ見て、実践してみて、「ああ、っぽくなるじゃんw」
みたいに思って、そこから自分のカラーを追求すれば良いこと。
これからの時代の動画は有用な情報の発信のためだけのツールではなく、
人と人とのコミュニケーションツールとしての過剰演出動画が当たり前になるのだから。
センスは勉強すれば誰でも身につくけど、
すぐ実践したり、追求する行動力は勉強じゃ無理だから、
とりあえずなんでもやりまくるのがオススメ。
そんな最初のお試しの一歩になったら幸いです。

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