ゲーム音・VC音・マイク音を分けて配信する(クリップ味方VCを乗せない)方法
今から書く設定を行えば、ゲーム配信中に味方の音量を一括で調整したり、インスタントリプレイなどのクリップ機能に味方の音声を乗せずに録画をすることができるようになります。「味方の音声を一人ずつ調整するのがめんどくさい」「せっかくいいクリップ取れたのに、味方の声が大きくて映えない」「キル集を作る時に味方の音声が邪魔」などと言ったことを避けることができます。
★用意するもの
今回は基本的なゲーム配信を開始するための方法などは省略します。他の多くの方が記事や動画を作成しておられるのでそちらを参考にしてください。
◎VoiceMeeter Banana
今回の設定に必要なのはこのソフト1本です。仮想オーディオミキサーと呼ばれるソフトになります。
作業手順
❶VoiceMeeterBananaインストールする
インストール先リンク☜こちらをクリックしてください。
インストールが完了したら一度アプリケーションを立ち上げてみてください。
❷Windows10の設定
左下のWindowsマーク→歯車のマーク→システム→サウンドとクリックして進んでください。
先ほどのVoiceMeeterBananaが正しくインストールされていれば出力・入力の選択欄に「VoiceMeeter Output」「VoiceMeeter Input」の選択肢がそれぞれ出てくるはずです。
出力→VoiceMeeter Input
入力→VoiceMeeter Output を選択してください。
(下に参考画像を貼っておきます)
次に、今の画面の右側にあるにある「サウンドコントロールパネル」をクリックしてください。
上のタブで「再生」を選択
・VoiceMeeter Inputを右クリックし「既定のデバイス」に設定
・VoiceMeeter Aux Inputを右クリックし「既定の通信デバイス」に設定
上のタブで「録音」を選択
・VoiceMeeter Outputを右クリックし「既定のデバイス」に設定
・VoiceMeeter Aux Outputを右クリックし「既定の通信デバイス」に設定
※「既定のデバイス」と「既定の通信デバイス」を間違わないように気を付けてください。
Windowsの設定は以上となります。
❸VoiceMeeterBananaの設定
先ほどインストールしたVoiceMeeterBananaを起動させてください。
このような画面が出てくると思います。
設定手順を説明していきます。
➀右上の「A1」をクリックして配信時に配信時に使うヘッドホンやイヤホンを選択
②左上の「select Input Device」をクリックし、配信時に使うマイクを選択(WDMの付くものを選択すると良い)
「HARDWARE INPUT1」を右クリックすると名前を変更できるので「マイク音」と付ける
③ ②と同様に真ん中の「VIRTUAL INPUTS」の2列にも「ゲーム音」「Discord」などの区別できる名前を付ける
④「ゲーム音」の列の「A1」「B1」をクリック
「Discord」の列の「A1」「B2」をクリック
VoiceMeeterBananaの設定は以上で終わりです。
❸の初めに貼った画像が完成図なので、見比べてみてください。
イヤホンやヘッドセットを装着し、Youtubeなどを再生し音が聞こえるか確認してください。
❹OBSの設定
「ソース」の左下にある「+」マーク→「音声入力キャプチャ」の順番で押していき、1つずつ「マイク」「ゲーム音」「Discord」と名前を付け、3つの音声ミキサーを作成してください。デバイスの選択はまだしなくて大丈夫です。
作った3つの音声ミキサーのデバイス設定を行っていきます。
それぞれの音声ミキサーの1番左にある歯車のマークをクリックし、「プロパティ」を選択して以下のように設定してください。
「マイク」→VoiceMeeterBananaで選択したマイクと同じものを選択
「ゲーム音」→VoiceMeeter Outputを選択
「Discord」→VoiceMeeter Aux Outputを選択
❺Discordの設定
左下の歯車マークをクリックしてください。
アプリの設定の項目内にある「音声・ビデオ」をクリックしてください。
「音声設定」と言う項目が出てくると思います。
入力デバイス→VoiceMeeterBananaで選択したマイクと同じものを選択
出力デバイス→VoiceMeeter Aux Inputを選択してください
以上の❶~❺の設定を行うことで、VC・ゲーム音・マイク音を分けてOBS内に表示することができます。
これでも音声を分けられない時は、Windowsの「設定」→「サウンド」→「サウンドの詳細オプション」(最下部) からそれぞれのアプリの音声が正しいものになっているか確認してみてください。