いちご狩りで思春期狩り(未遂)
我が家は毎年一回はいちご狩りに行く文化がある。
わたしの父と母が離婚して、父とのコミュニケーションの一貫というか家族行事というかそんなところから妹家族と何となしに始めたのがきっかけだったんだけど、昨日は母と母の勤め先のファミリーと一緒に行くこととなった。
どうやらそこのいちごを今後取り扱う関係でいちご狩りに招待していただいたらしく、ありがたくそのおこぼれでわたしと子どもとその日は妹に子守りを頼まれていたので姪っ子と甥っ子も一緒
一緒に行くファミリーはというと、8ヶ月の赤ちゃんはお母さんが預かってくれるらしく不在で夫婦と中2男子、小6男子、4歳男児の5人
大きめの子供ってからかいたくてしょうがない!!!笑
ましてや中2、小6
多感な時期すぎて草
くらいこちら悪いアラサーなのだ。
事前情報ではどうやら中2は彼女がいるのか夜中もずっと電話やらなんやらしてるらしい。うんうん、健全健全(•‿•)
それってからかっていいやつ?
って前日の夜から何ともまぁイヤな大人を全開なわたしを、
「もう、少し前に会ったときの感じとせんぜ違うからね〜そんなこと言ったらいかんよ!思春期って感じなんだから〜」
少し笑いながら私の母が私を止めてくる笑
それにつづいて
「そんなびっくりするような態度なの?!」
「ちょっと毛が生えたくらいでそんなカッコつけてたらだめだよ!って言わないかんね!」
ってふざけて私が言った瞬間に
その場にいたお母さんとお母さんの彼氏は笑っていたものの、私はふと気づいた
これはやばい。
これをもし本当に本人たちの前で口にしたら
わたしは
当時なりたくなかった大人になってしまう
と。笑
そう。なんだろう、なぜだろうか
多感な時期
なんだろう、わたしは子どもからどこか大人になる工程を母にも見られる・感じ取られる事が凄く恥ずかしいというか罪悪感に近いような感情があったんだけど(もちろん今は一欠片すらそんな感情持ち合わせていない)
毛が生えるだとか、生理が来ただとか、胸がふくらむだとか、ブラをし始めるだとかそういう事をうちのおかー( ※1)は平気で人にぺちゃくちゃ話す人だった。
※1.我が家はお母さんなんぞ呼んだことはなく基本スタイル「おかー」一択なのだ。気を使ってこれまでの文章をお母さんにしていただけ。
なんてったってそれは
おかーだから
なのだ。なんでそんなこと喋るの?って、そりゃおかーだから。おかーだからのナニモノでもないのだ
だっておかーだよ?で全ては終了なのだ。
そんなおかーが
思春期の多感な時期の他人の子には気を使う?!
おいおいおい。そんな話あるかよ
と心で少し思いながら(もちろんふざけ心、その少年を傷付けるつもりは更々無い)
そんなことよりもびっくりしたのは自分自身
毛が生えたくらいでカッコつけるなよー!
くらいのことを冗談でも本人の前ではなくとも閃き笑い話といえど口に出したわたしにわたしはびっくりしたの
やばい。あの日のおかーじゃん
我に返ってわたしは、当時一番嫌だと思っていたオトナになったような気がした笑
そお。わたしはおかーになりたくないの。
ほんにほんとにほんとうに笑
いや笑とかつけてるけど笑えんのよ実際
ほんとになりたくないんだもん
そんな感じで一昨日謎の思春期男子取扱リハーサルは終了しいちご狩りに行ってきたわけなんだけど、実際小6男子は前々と変わらず素直に子供らしく懐っこさ溢れる陽キャだったけど、問題の(いや勝手に問題にした)中2男子はというと
もはや子どもじゃないサイズ過ぎて普通におちょくれないし存在感大人過ぎていや喋ると子どもだけどパパと背丈も変わらなすぎるし多感な時期ですオーラ満点すぎて文化包丁の目(*2)してるし毛の話なんてした瞬間その文化包丁でスンっとアラサー女の心臓を一刺しが関の山
*2.千鳥ノブ・ロバート秋山ペアでのネタ参照
結局、わたしは当たり障りのない空気で深く触れることなく安全圏内で過ごしイヤなオトナになることなく1日を無事終えれたわけです。
そんなこともあり我が子と姪っ子と甥っ子と相手側ファミリーの4歳男児と基本たわむれていたおかげでクタクタとなり帰ってから4回位はショートスリープをしてしまった。
私のすべての価値観は基本おかーの反面教師なんだなと改めて痛感し布団についたとさ。
そんないちご狩りの日記でした