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VS暗黒メガコーポ

 急に寒くなった気がしています。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

『Minds Beneath Us』をプレイしています。
 このゲームけっこうストーリーが重くて、毎日やるのはきつかったので前回のプレイから4日くらい空けてしまいました。
 まあ本当にしんどいのはここからだったんですが……。

 このゲームはアドベンチャーゲームです。企業が牛耳る感じのサイバーパンク世界で選択肢を選び続けていきます。

 決断疲れなんて言葉を耳にするようになって久しいですが、私がこのゲームやっててめちゃめちゃ疲れるのはたぶん人の命を左右する決断を知らず知らずのうちに迫られるからだと思います。
 そして意地の悪いことにこのゲーム、一見何気ない選択肢から少々露骨なものまで選択の結果がどうなるかはたいてい後になってから教えられます。
世の中クソだな!

何気なくない選択もある(トラウマ)

 作中では「万象」という企業の中に「選別組」と「操作組」というふたつの部門が存在し、それらの中で主人公は働くことになります。
 この文章を読んでくださるみなさんに自分で体験してみてほしいので詳しい言及は避けるんですが、この「操作組」の体験入社みたいなのがめっっっっっっちゃキツくて……数回の操作なんですけど精神がゴリゴリ削られました。もうやめてくれ~~ってなりました。

 ゲームってやっぱりプレイヤーが意思をもって選択肢を選ぶところが体験として大きいと思ってるのですが、非人道的な装置をひとつひとつ詳らかに操作させられるというのはなかなか心に来るものがあるな、と身に沁みました。作中でもメンタルにくるよ、と忠告されるんですけどほんとにプレイヤーのメンタルを削るやつがあるか!
 しかも仕事として手順を明示されて、さらに明らかに人の命がかかってるのでちゃんと順番通りにやらなきゃと思わされる。ワンチャン選択肢によっては周回要素があるかもしれないのですが、もう二度とやりたくねえ……。

 なんか『サイバーパンク2077』を思い出しました。特に『仮初めの自由』を。
 あれもプレイヤーが下した決断がきっかけで死ぬ人間が出てきたりする。
 まあ『仮初めの自由』のヤバいところは明らかにメインキャラふたりのどっちかのルートに入るんだろうな、となるタイミングでどっちの人間にも純粋な気持ちで肩入れができないところなんですが……。

 余談ですが、Vはなんやかんや戦闘では無双できるのでそれがカタルシスにつながってるのかもとちょっと思った。このゲームの主人公は今のところはちょっと違う感じなんですよね。清涼剤がほしい……。

お前はおそらく、どの道を選ぼうと誰かしらを裏切ることになると気づいた。だったらせめて、自分まで裏切る真似はしたくない。それでお前は自分と同じように、生きるために戦ってる彼女の側に付いた。図星だろ?

―ジョニー・シルヴァーハンド

 今更だけどサイバーパンクってこういうものなのかもしれない。選択と結果。どいつもこいつもろくでもない。世の中はクソ。




 とりあえずチャプター2までクリアしましたが、この重さとボリュームがあとどのくらい続くんだろう……と期待と同時にちょっと尻込みしてしまいます。
 間違いなく面白いし、感情が揺さぶられたという観点ではこのゲームの持つ力は折り紙つきです。
 次にプレイ再開できるのはいつになることやら……。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今回はこのあたりで。

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