作品「人形人間」について

好きな人「先輩」への愛です。

先輩の中身（内臓）は、とても綺麗だから見たくて。
そして、先輩と結ばれたくて。

ちなみにあの状態で、先輩は生きているんですよ。
先輩を殺すわけないじゃないですか。
別に殺人鬼じゃないし、死体が好きなわけでもないし。
先輩に痛いことも、怖い思いもさせたくないです。

だから内臓は新鮮。硬直もしてないから皮膚も柔らかい。
人肌があって暖かい。先輩の平熱は何度なんだろう？
聞いておけば良かったなぁ。

先輩に怖がられちゃうのは怖いから、五感も痛覚も全部無くした。
生きてるけど、お人形さん。みたいな？
人形さんみたいに衰えず、ずっとこのままでいてほしいなぁ。

そしたら、永遠に幸せでドーパミンが溢れちゃうね。

あ。眠っているときって、眼球は上を向いているんだってね。
防御反応だとか。面白いよね。

先輩の眼球もキラキラ綺麗だろうね。

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なんて、気持ち悪いよね。
なんで、こんな感情を抱いちゃうんだろう。
脳がおかしくなってるのかな。

こんな自分、ロボトミー手術で、
瞼の上からアイスピックで、脳と前頭葉かき切っちゃえば治るのかな。
変な愛も妄想も、いつか犯しちゃうんじゃないかって不安も、全部全部無くなってくれるのかな。お願い。解放してよ。