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『BRezzard』【デッキ紹介】【遊戯王】
♪ なーにっかなーなーにかな?今回はコレ!
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《氷結のフィッツジェラルド》を軸にした水属性シンクロのデッキを組みました。
デッキレシピ
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オフ会などで目を引くような面白コンボデッキというよりは、《氷結のフィッツジェラルド》をフィールドに出して他のカードも併せて順当にビートダウンしていきましょう、というデッキです。
《氷結のフィッツジェラルド》について
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攻撃力2500/守備力2500、水属性・悪魔族・☆5のシンクロモンスター。
攻撃する場合にダメージステップ終了時まで相手の魔法・罠のカードの発動を封じる効果と、戦闘破壊された時に他に自分のモンスターがいなければ手札1枚と引き換えに守備表示で復活する効果があります。
アニメ「遊戯王5D's」ではダークシグナーに操られた決闘者が、vs遊星戦で使用したいちばん最初のダークシンクロモンスターです。OCG化に際して、通常のシンクロモンスターとなりました。
そして、アニメのダークシンクロを彷彿とさせるシンクロ素材の条件が、チューナー側と非チューナー側どちらにもついています。(アニメでは《ブリザード・リザード》(獣族)-《DTカタストローブ》(闇属性・ダークチューナー)でダークシンクロされてました。)
それなりに厳しそうな条件に見えますが、闇属性チューナーである《ジャンク・シンクロン》で☆2の獣族モンスターを特殊召喚することで容易に条件を達成できます。wiki等にも載っているよく使われるやり方です。(皮肉にも、遊星のカードを使うのが《氷結のフィッツジェラルド》の召喚法としていちばん分かりやすいという…。)
それに、《ジャンク・シンクロン》は《調律》でサーチできるので助かります。
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このデッキでは☆2の獣族モンスターとして《素早いビーバー》《素早いモモンガ》を採用しているため、《ジェネクス・ウンディーネ》から、『素早い』モンスターを場に出すことができる《素早いアンコウ》と闇属性チューナーである《ジェネクス・コントローラー》にアクセスすることで、《氷結のフィッツジェラルド》のシンクロ召喚が見えるようになっています。
《氷結のフィッツジェラルド》×『再世』
この2025年、攻撃力・守備力2500と言ったら、やはり『再世(リジェネシス)』。1枚1枚が単体でかなり強力なカード群ではありますが、《氷結のフィッツジェラルド》のステータスを前に、無視するのはもったいない存在です。
今回採用した『再世』モンスターは、フィールドに元々の攻撃力か守備力が2500のモンスターが存在する場合に手札から特殊召喚できる効果と、相手ターン中に墓地に送られるとそのエンドフェイズに手札に戻ってくる効果があります。
つまり、攻撃力2500/守備力2500の《氷結のフィッツジェラルド》をフィールドに出すことで、『再世』モンスターの特殊召喚条件が満たされます。また、相手の攻撃によって《氷結のフィッツジェラルド》が戦闘破壊され、自身の効果によって墓地から復活する際、その手札コストとして『再世』を捨てると、その効果でエンドフェイズに手札に戻ってきます。
そうすると、次の自分のターン、フィールドには復活した《氷結のフィッツジェラルド》が存在するので『再世』をすぐに特殊召喚することもできます。
今回採用した『再世』モンスターはこのデッキの動きの中でタッチすることのできるステータスをもつカードに限定し、《再世の戦神べレシート》と《再世の導神シェモース》の2枚にしています。
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《氷結のフィッツジェラルド》をシンクロ召喚する都合上、☆5シンクロは出力しやすくなっているので、そこを共有できる《焔聖騎士導-ローラン》から《再世の戦神べレシート》に触れます。
また水属性シンクロのために《氷結界の鏡魔師》が入っていて、そこからアクセス可能な《氷結界》の墓地効果から《再世の導神シェモース》に触ることができます。
相手ターン中に《氷結界》の墓地効果を使用して《再世の導神シェモース》をデッキから墓地へ送り墓地の水属性回収→エンドフェイズに《再世の導神シェモース》が手札に戻ります。《氷結界》によって次の自分ターンに水属性モンスターしか特殊召喚できない制約がかかってしまいますが、《ジャンク・シンクロン》を召喚しその効果で水属性の《素早いビーバー》を特殊召喚することで《氷結のフィッツジェラルド》のシンクロ召喚、そのまま《再世の導神シェモース》を特殊召喚するところまでは繋がります。
《再世の戦神べレシート》は《氷結のフィッツジェラルド》の隣に音もなく現れて、自分・相手ターンにリリースすることで相手フィールドのモンスターを1体対象にして手札に戻すことができます。つまり、自らフィールドから消えながら妨害を撃つことができるということであり、相手の攻めを阻害しつつ《氷結のフィッツジェラルド》が単独で戦闘破壊される(≒戦闘破壊された時に自分の他のモンスターが存在しない)状況を作り出すことができます。
要約すると
①《氷結のフィッツジェラルド》の存在をトリガーに『再世』が特殊召喚できる
②相手ターンに《氷結のフィッツジェラルド》の復活コストで『再世』を捨てると、フィールドに攻守2500の《氷結のフィッツジェラルド》が残りながらエンドフェイズに『再世』が手札に戻ってくる
③《再世の戦神べレシート》は相手を妨害しつつ《氷結のフィッツジェラルド》が単独で戦闘破壊される状況を作り出すことができる
以上3つの相性の良さがあると考えています。
《氷結のフィッツジェラルド》は貴重な攻守2500のモンスターなので、『再世』が攻守2500のモンスターをサポートをするような新規を獲得するともっと親和性が上がるかもしれないと考えています。実際、『再世』に攻撃力・守備力共に2500のモンスターを参照するテキストがあるので、今後に期待したいところです。
その他のカード
《王魂調和》
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相手の直接攻撃を無効にして、その後、EXデッキから《氷結のフィッツジェラルド》をシンクロ召喚扱いで特殊召喚することができます。
ピンチの場面で《氷結のフィッツジェラルド》のシンクロ素材条件を無視することができる上に、シンクロ召喚扱いで特殊召喚されるため、戦闘破壊されれば《氷結のフィッツジェラルド》の復活効果も発動することができます。
何より、直接攻撃宣言時に発動しているので、このカードの処理後には自分のフィールドは《氷結のフィッツジェラルド》1体だけ、という状況を演出できるのがとても好きです。
《闇の増産工場》
手札・フィールドのモンスター1枚を墓地へ送り、1枚ドローできる効果。
自分ターンに手札の『素早いアンコウ』を墓地へ送ったり、相手ターンに『再世』を墓地へ送り無料1枚ドローしたりできます。
《氷結のフィッツジェラルド》の隣に《再世の導神シェモース》を出した場合、《再世の導神シェモース》は自身の妨害効果を使っても自身がフィールドから消えないため、このカードで墓地に送り1枚ドローに変えつつ、《氷結のフィッツジェラルド》単騎のフィールドを作ります。
《竜の精神》
元々の攻撃力か守備力が2500のモンスターが存在する場合に発動できる、所謂なんでも無効(魔法・罠はカードの発動のみ)のカウンター罠。
『再世』の特殊召喚と同様、《氷結のフィッツジェラルド》の存在でこのカードの発動条件を満たすことができます。
2500ライフを支払うことで墓地からセットすることができるので、1度使ったあとだけではなく、《調律》の効果でデッキトップから墓地に落ちた場合にも効果を使用してセットする選択肢もあります。
《エニグマスター・パックビット》
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ディック・ピット
守備力2500であり『再世』の特殊召喚、《竜の精神》のトリガーになれます。
《氷結界の鏡魔師》と《氷結界トークン》だけでシンクロ召喚できる点も優秀です。
単純に相手モンスターを魔法・罠ゾーンに押し込む除去系汎用モンスターとしての側面もありつつ、1度墓地に送られてしまった《氷結のフィッツジェラルド》をフィールドに上手く再出力する方法として活かせるのではないかと思い採用しています。
自分ターンのシンクロ召喚時に墓地の《氷結のフィッツジェラルド》を魔法・罠ゾーンに置く→相手ターンに《闇の増産工場》などで墓地に送って自身を魔法・罠ゾーンに置く→相手の直接攻撃に合わせて《氷結のフィッツジェラルド》をモンスターゾーンに押し出す
この流れで、《氷結のフィッツジェラルド》単独の戦闘破壊を演出できるのではという期待があります。
相手ターン中に効果を使って手札を捨てる際は『再世』を捨てるとお得になります。
《氷結界の龍グングニール》
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攻撃力2500であり『再世』の特殊召喚、《竜の精神》のトリガーになれます。
《エニグマスター・パックビット》と同じく《氷結界の鏡魔師》と《氷結界トークン》だけでシンクロ召喚できる点も優秀です。
《氷結のフィッツジェラルド》で封じることができず、《竜の精神》でも無効にできない、既に表側表示になっている魔法・罠カードを破壊できる、このデッキでは数少ないカードです。
いつか使ってみたかったのでデッキに入れられて嬉しいです。
《ハイドロ・ジェネクス》
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《ジェネクス・コントローラー》を採用しているので、せっかくなので相性の良い『ジェネクス』シンクロモンスターを探していた時に見つけたモンスター。
《竜の精神》の墓地効果で2500ライフを払って再利用することも考えたときに、ライフを回復することができる《ハイドロ・ジェネクス》に白羽の矢が立ちました。
《氷結界》や《幻影騎士団カースド・ジャベリン》などで相手の攻撃力を0にすれば、元々の攻撃力4000のモンスターを破壊して墓地へ送り、4000ライフ回復ということもできます。
おわり
いつもオフ会などで使うデッキを組むときは、自分の使いたいカードがデュエルの中で相手に印象づけられるような使い方ができているかという意味で、相手からの見え方を考える瞬間があります。このデッキも漏れなくそうで、デッキのパワーを『再世』に支配されて、相手から『再世』デッキと言われてはたまらないので、枚数や触り方にこだわりました。
対戦してくれた方にちゃんと《氷結のフィッツジェラルド》の印象が残っていればいいなと思うところです。
ちなみに、先日の非公認の遊戯王イベント『ビルダーズフェス』でこのデッキを使うにあたって、《氷結のフィッツジェラルド》に対する解像度を上げるために遊戯王5D'sのアニメ 27・28話(《氷結のフィッツジェラルド》登場回)を何回も見返しました。《氷結のフィッツジェラルド》かっこよすぎてめちゃくちゃ好きになった。いつもどおり召喚口上まで覚えていったけどさすがに使いどころはありませんでした。残念。
今年は今までより少しデッキ紹介とか情報の発信を頑張ってみようかな~と密かに思っていたのでこれが第一歩目です。各地のデュエリストとの交流のきっかけになればという気持ち。遠征とかもまたしたいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。