#6「花と年の瀬」
2023年はどんな年でしたか?
年齢を重ねるに応じて1年間を短く感じるのには、
5歳なら5分の1、
30歳なら30分の1、
のように相対的な1年間の割合が関係しているらしい。
まぁそりゃそうだよねと思ったけど、実はあまりはっきり言語化されることがないようなことの気もするので、聞いた瞬間はとても腑に落ちた記憶がある。
あ、ソースはブラッシュアップライフです。専門家が言っていたわけではないので本当に気になるようであればちゃんとした記事など調べてみてください。
そうそう。
部屋にテレビがない人間にしては、いくつかちゃんと民放ドラマを観たんです今年。
『ブラッシュアップライフ』とか、『フェルマーの定理(Juaくん良かった)』とか。
中でも今後もずっと心に残るであろう作品に出会えたと思ったのは、
『いちばん好きな花』。
あのサイレントのスタッフが手がけた!とか男女の友情は成立するのか?とか2人組が苦手な4人が集まって、、みたいなキャッチコピーはあったけど、こんなにも誠実な描き方がかつてあっただろうかと感じるような作品だった。
日々生きにくさを感じる4人の主人公が偶然集まり、人として変化していく様を視聴者が観察するような11話で、常時イベントが巻き起こるような構成でないにも関わらず、毎週楽しみに待ち侘びる1クールだった。
個人的に何が誠実に感じたかというと、友情も恋愛も、あらゆるものに対して人工的な美化がされていなかったこと。どの登場人物に対しても、主人公の4人にさえも幻想を押し付けない厳しくも優しい作品だったというのが最終的な感想です。
「絶対好きだと思う!」とこのドラマを薦めてくれた親友よありがとう。
これ読んでないだろうけど。
そんなわけでいよいよ今年も最終日。
実際カレンダーが切り替わるだけなのだが、皆様大いに呆けましょう。
というか呆けてください。その間僕は色々進めます。
それではまた来年。おやすみなさい。