清潔な感情


2018年の夏に君を愛し始めてから、およそ3年半の年月が経った

初めは一目惚れ、僕は君に恋をした

いま考えると、どこにでもある、ごく普通の恋だった

君に触れたいというセクシャルな願望もあった

君のことが知りたくてたまらなかった

でも

2020年の2月に心身の不調から精神科の病院に入院し、

2か月後に退院、その後、僕は失恋した

それ以来、君に対する感情はプラトニックな憧れへと変わり、

いまは、たとえて云うならば親が子を思うような感情に変わった

君の高潔な精神を知れば知るほど、頼もしく、好もしく思う

一方で自分の居場所はどこか、自問自答する日々だ

いまは休んでいるが、マンション管理士という国家資格も持っているので、

来年の今頃にはマンション管理士会に入会して仕事を始める予定もある

それまでは体力作りと勉強の日々を送ろうと思う

しかし、君のことを忘れた訳ではない

むしろ、清潔な感情がどんどん膨らんでいる

君と、魂と魂の交流ができたらどんなに素晴らしいかと思う

僕には君しか見えない

僕は君のことが好きだ





著者・霧島葵(49歳)

著作年月日・2021年12月25日

(C)Aoi Kirishima



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