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お姉ちゃんなんだから妹や弟に優しくしろ、と言われてもどうしていいかわからなかった私はたぶんリーダーになれない

こんばんは。4Lかあさんです。

負けず嫌いだけど負け続けてきた私ですが、最初に「この人には勝てない」と思ったのは、実家の近所のSくんでした。

Sくんは1学年上で、背が高く、今でいうイケメンで、運動も勉強もできて、弟や妹の面倒を見るパーフェクトボーイでした。近所の子どもたちの中で一番年上で、リーダー的存在。私は悔しくて、絶対Sくんに勝ってやろうといろいろ頑張ってみたのですが、女で、運動できなくて、自分勝手なルールで周りを振り回したりして、総スカンを食らっていました。しまいには「私ちゃんは(近所の子どもたちの集まりに)来なくていい、(私の)妹ちゃんだけでいい」と言われる始末でした。みんなの面倒を見て、自分は我慢しても年下の子に譲ってあげる、見た目がかわいくて自己犠牲できるやさしいお姉さん、というのが当時のいい女の子だったので、まったく違う私が嫌われるのは当然でした。

Sくんはそんな闘志むき出しの私なんて眼中になかったと思います。一度だけSくんと将棋をしたことがありますが、私がルール無視で爆走しても、余裕で迎え撃ってきて、「私ちゃんって強いね」と笑顔を返せるのですから。Sくんも私も近所の他の子も、同じ書道教室に通っていましたが、初めてSくんの段位を抜いたとき涙を流して喜びました。最終的には当時の書道教室(子どもの部)の最高位になりましたけど、誰も尊敬してくれなかったのが、私の人徳のなさでしょうね。

さて、私が小学2年生のころだったかな、近所にEくん一家が引っ越してきました。Eくんの家は1階がEくんの両親が営む飲食店で、2階が住まいだった記憶があります。EくんはSくんよりも1学年上で、背が高く腕力があり、見た目は細目でSくんとは種類の違うイケメンですが、性格や態度はあのジャイアンと同じでした。近所の子で自分に勝てる子・自分より年上の子がいないことがわかると、近所のグループのリーダーになろうとしました。しかし、態度が大きくて偉そうで、暴力も振るうEくんに誰も従おうとはしませんでした。

みんなは今まで通りSくんを支持しました。Sくんは特に何も言いませんし、Eくんに対抗しようとはしていません。怒ったEくんは「じゃあおまえらはSが「死ね」と言ったら死ぬんか!」と声をあらげました。「Sくんがそんなこと言っても別に死なない、まあSくんはそんなこと言わないけどね。」と子どもたちが言うと、Eくんはすっこんでしまいました。Eくんには妹がいて、妹をめちゃくちゃ可愛がっていました。確かに顔はとてもかわいいのですが、兄と同じく尊大な性格で、可愛いことをかさに着ていたので、あまり好かれていなかった気がします。Eくん一家は数年後にはいなくなっていたように思いますが、記憶が定かではありません。

私が兄と妹が出てくる漫画・アニメが嫌いなのは、尊大で生意気で偉ぶった態度の妹とそれに振り回される優しい兄(おにいちゃんでしょ、とか母親に言われたりするのもしんどい)、というのがみていてしんどいからです。そういうシーンがあったらすぐにチャンネルをかえます。姉バージョンもイヤですが、兄バージョンのほうが妹女の「女」がよりえぐいんですね。

私が苦手で警戒する女性の特徴は
・鼻ブス(鼻の穴が上向き)
・目ブス(目の形が悪い)
・背ブス(背が低い 153以下)
・声ブス(声が低くて汚い)
ですが、もうひとつは、妹女(第二子以下の女性、特に兄がいる人)なんですね。上の4つは初対面ですぐに判定できますが、この人いい人そうだけど、どうもな…と思っている場合は、だいたい後で妹女だと判明します。いい意味でも悪い意味でもわがままで甘え上手なんですね。仕事でもうまく人を頼ったりあしらったりできるのは妹女ですね。

Sくんの妹もちょっと生意気で偉そうな口ぶりだった気がします。まあ私がデブスで一番になりたすぎて失敗するような奴だったので、バカにされていただけのような気がします。


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