ディスポーザー付き食洗機
中古マンションに引っ越す際にキッチンをフルリフォームした。
その時に感じた疑問から、ディスポーザー付きの食洗機があればとても便利、かつキッチン選択の自由度も上がると感じたので記しておく。
そもそもディスポーザーや食洗機は便利であるが、同時に制限事項も多い。
まずはこのあたりから整理してみよう。
ディスポーザーの制限
ディスポーザーは便利である。
特に子供がいる世帯は、毎食残飯が出ることは必至であり、一度経験してしまうとディスポーザーがない生活は考えられない。
ただしディスポーザーには制限がある。
デザインへの制限
ディスポーザーはシンクの排水溝直下に接続される必要があるが、それなりの場所確保が必要である。上下水栓や電気系統の取り回しから、食洗機側には付けられない、とか、キッチン端面からどれくらい離す必要が出てくる、といった具合だ。よってシンクのデザインにも制約が出てくる
シンク素材への制限
ディスポーザーを回す際の振動が原因だと思うが、セラミック製シンクにはディスポーザーを組み合わせられない。大手メーカー全部に問い合わせたが全社Noだった。したがってディスポーザーが設置可能なシンク素材はステンレス一択となる。近年普及が広がっているセラミック製のシンクは、質感や色のバラエティーがあるが、この問題が解決されるともっと普及すると思う。ジョイント部にパッキンとか入れてもだめなのだろうか。
食洗機の制限
食洗機もまた便利である。便利ではあるがイマイチな部分もある。それはメンテナンスだ。
我が家ではAEGの食洗機を導入していて、この製品には取説に「予洗い不要」と堂々と謳っている。つまり食べかすや油汚れがついた食器をそのまま投入しても、きれいに洗い流せますよ、という自信の表れである。
これを言葉そのままに受け取り、予洗いなしで洗うと出てくる問題がフィルタの清掃だ。
確かに食器は綺麗に洗えている、ここは脱帽だ。だが洗い流した食べかすは食洗機のフィルタに残って、ここからカビが生えたり、水のつまりの原因になったりする。
せっかく食洗機で自動化できたと思ったら、毎回洗う度にフィルタを清掃する必要があるのなら、これはもはや「予洗い不要」とは豪語できないのではないか。消費者庁に駆け込むことも検討してもいいかもしれない。
そこでディスポーザー付き食洗機の提案である
食洗機で洗い流した下にディスポーザーを付ければ、全てが解決する。どうしてメーカーはこれをリリースしないのか。
洗い流したカスはディスポーザーによって適切に処理され、フィルタ自体が不要になる。もちろんカトラリー等の小さなものが不慮に落下した場合、ディスポーザーに入ることを防ぐ必要はあるだろうが、目の粗いメッシュで対応できるし、その場合はメンテナンスはもっと永いスパンで十分だろう。
もちろんディスポーザー設置スペースが必要になるので、食洗機の庫内を少し底上げする必要があるので、庫内スペースは縮小する必要があるだろう。しかしそれ以外には技術的な問題はないはずである。
食洗機側のディスポーザーがあることで、シンクからディスポーザーを外せたら、シンクにはセラミックも選択できるようになる。いいことづくめな気がしてならない。
キッチンメーカーはぜひこの案を実現してほしい。