キャロットクラブ過去5年の「走る傾向」を徹底分析
キャロットクラブ会員の皆様、こんにちは。
2018年からキャロットクラブで一口馬主をやっている村上アシシと申します。今年でキャロット祭は7回目の参戦です。
このnoteでは、キャロットクラブの過去5年のデータを振り返り、このデータ属性の馬は好成績だった(または低成績だった)という「傾向」を分析していきます。
本題に入る前に、まずはデータの前提条件を整理しておきます。
2018年募集(2017年生まれの現7歳世代)から2022年募集(2021年生まれの現3歳世代)までの計411頭をターゲットにして分析
各馬の成績は2024年8月2日時点のものとなります。
分析対象外は以下
毎年数頭募集される地方所属馬
翌年追加募集になった馬
募集中もしくは募集後に取り下げになった馬(仮に翌年に再募集されたとしても対象外)
性別の成績を見てみると・・・
まずは牡馬・牝馬で分けてみると、成績は以下のようになります。
牡馬の勝ち上がり率は57.5%、牝馬の勝ち上がり率は46.9%、差分は10.6%となりました。JRA全体でも言えることですが、牡馬の方が走る傾向にあります。
キャロットクラブの特徴として、アワブラッド制度があります。自分が出資した牝馬が将来繁殖に上がって、産駒がキャロットクラブで募集された場合、優先的に出資できる制度です。
アワブラッドの枠で将来の産駒がキャロットクラブで募集される条件として、「3勝」がボーダーラインになるという説があります(記事はこちら)。
牝馬に出資する場合、将来のアワブラ入りをひとつの指標とする出資者の人が多いのではないでしょうか?
牡馬の場合はコツコツ稼ぐ派、一発ホームラン派、目標は人それぞれだとは思いますが、ひとつの指標として「重賞勝ち」を基準に置く人が多いと思います。
ということで、牡馬なら重賞勝ち、牝馬なら3勝以上をひとつの基準においた上で、データ解析を進めていきます。
過去5年の牡馬重賞勝ち率は7.0%、牝馬3勝以上率は14.2%となっており、エクセルのクロス集計(ピボットテーブル)機能を使った上で、このデータの切り口を掛け合わせると、この基準値を大きく上回る(もしくは下回る)、といったようなデータ特性を解説していきます。
馬選びにおけるひとつの参考データとして、ご活用ください。
これ以降は、データ分析に多大な時間を費やしているため、有料とさせてください。
※キャロットの募集締切の9月上旬まで分析を続けて、随時コラムを更新していく予定です。よろしくお願いします。
2024/08/17追記
セール出身の募集馬が今年6頭います。セール出身の馬たちはこの直近5世代で活躍したか否かをまとめました。どのセール出身なのか、元値からどれだけ値上がりしたのか(提供牧場がノーザンで元値に対して一声だけかかってキャロットが落札していると実質主取りと解釈)を調べてクロス集計してみました。有料コラム内の後部で分析コラムを追記しています。ご確認ください。
2024/08/19追記
母親の出身(国内、欧州、北米等)、母親の戦績別の活躍傾向をまとめました。
2024/08/20追記
牝馬3勝以上率が劇的に増えるデータの切り口については、既に有料ゾーンで紹介していましたが、牡馬の重賞勝ち率が劇的に増えるデータの切り口を新たに見つけたので、追記しました。
2024/08/23追記
牡馬牝馬別で馬体重レンジ毎の成績をまとめました。また管囲レンジ毎の成績もまとめています。
2024/08/26追記
厩舎別成績を追記し、更に牝馬3勝以上率、牡馬重賞勝ち率が増えるゾーン、減るゾーンをまとめて、今年の募集馬96頭に当てはめた上で、低評価26頭(牡12牝14)、高評価16頭(牡8/牝8)をそれぞれ抽出しました。
2024/09/02追記
募集馬見学ツアーで、偉い人を捕まえて根掘り葉掘り聞いてきました。「アワブラ狙うならどの馬?」「低価格帯で狙い目は?」「〇〇産駒の中ならどれが一番お勧め?」と質問して、計25頭の個別の馬を聞き出してきました。ツアーで撮影した写真も載せています。
更にLINEのオープンチャット「キャロットクラブデータ分析班」に参加するメンバーで、申込予定の馬のアンケートを取ってみたら、313人の方々が協力して頂き、ある程度の票読みが現時点でできています。その票読みリストも載せてあります。ご確認ください。
2024/09/04追記
オープンチャットのアンケートが418人集まったので、そのアンケートデータと一口馬主DBの人気、公式サイトの動画再生数、3つのファクターを掛け合わせて、独自の票読みをしてみました。
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