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キャロットクラブが絶好調! 特に3歳世代の成績がえげつない
今年、一口馬主のキャロットクラブが波に乗っている。
2023年11月15日時点で、キャロットクラブの年間勝率は驚異の14.7%。獲得賞金ランキングではサンデーレーシングに首位を譲っているが、勝率ランキングだと断トツの1位だ。
近年のキャロットクラブの成績を振り返ってみても、この高水準の勝率はシーザリオがオークスを勝った2005年以来18年振りだ。
当時はまだクラブの規模が半分くらいだったので、1世代80~90頭も抱える現在の規模でこの水準はさすがの一言だ。
昨年2022年の年間勝率は10.9%と絶不調だったキャロットクラブだが、今年に入って息を吹き返してきている。
キャロット3歳世代の活躍が凄まじい
特にキャロットの3歳世代がこの秋に勝ちまくっている。
まずは今年の募集前(8月8日時点)に作成した人気と成績の相関図を見てみよう。
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これから約3ヶ月経過した現時点(11月15日時点)の成績がこちら。
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一番左に「追加募集」の列を追加している。太字にした馬がこの3カ月間で勝利をあげた馬だ。
3カ月前は重賞勝ち馬が3頭だったが、この3ヶ月で追加募集枠のレーベンスティールがセントライト記念を勝利、ドゥレッツァが5連勝で菊花賞を、セラフィックコールも5連勝でみやこSを制したことで、キャロット3歳世代の重賞勝ち馬は計6頭となった。
重賞はまだ勝っていないが、サーマルソアリングもダート路線に変更してから3連勝してオープンクラスまで登り詰めており、この世代は勝ち始めると止まらない馬が多い印象だ。
ちなみにこの世代、一口7万~10万円のレンジ(2,800万円~4,000万円)に活躍馬が集中しているのが興味深い。
他クラブと比較してもキャロット強し
![](https://assets.st-note.com/img/1700015046283-GCnTdtuA1v.jpg?width=1200)
社台・ノーザン系の主要一口馬主クラブの3歳世代重賞勝ち馬を一覧にしてみた。ライバルクラブと比較してもキャロットクラブが重賞勝ち馬数では抜きん出ている。
キャロットのこの世代は、近年稀に見る粒揃いの世代と言えるのではないか?
ちなみに勝ち上がり率自体は低い。直近4年でもずっと右肩下がりで来ていて、この数字自体は褒められたものではない。
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半数以上が勝ち上がれずに3歳秋にファンドが解散されるが、勝ち上がりさえすれば重賞まで手が届く馬の確率は例年よりも高いのが今年の3歳世代の特徴と言えよう。
今年の絶好調の流れに乗っかって、来夏のキャロットクラブ馬募集も例年以上に強気の価格設定がされるのではないだろうかと筆者は予測する。
次回はキャロットの現2歳世代の活躍傾向をデータで紐解いていくコラムを書く予定だ。乞うご期待!
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