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並アマゴルファーの「夏休み研究」

  スイングの仕組み


※本ノートは「文化人放送局 動画投稿企画:並アマゴルファーの夏休み研究 スイングの仕組み https://youtu.be/TdNWqOca1z8」の内容を書き下ろしたモノです

<関連動画>

並アマゴルフ塾 https://youtu.be/5fIXxMJfRXw             補習・演習  https://youtu.be/307yLZ7BK2c

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【はじめに】

ショットの最重要部であり、クラブヘッドがボールに(コンタクトして)仕事するインパクトの要素を考察します

考察要素は、①クラブ支持の支点、②クラブの運動軌道、③クラブ運動の駆動装置、④ボールにヘッドがコンタクトする空間位置です


直接インパクトを解析するのではなく、野球盤ゲームを使った単純化モデルで考察します

野球盤ゲーム - コピー - コピー

野球盤ゲームのバットは盤上の一点に軸関節で固定①され、近くの盤面下にはバットの駆動装置③が設置されています

バットの運動軌道②は盤面と①で規定されますから一定です

バットとボールのコンタクト位置④はボールの運動軌道とバット運動のタイミング(T)によって変位します

このモデルでは
コンタクト位置④とバット運動のタイミング(T)はパラメーターで、バット支点①とバットの運動軌道②は定常であることが分かります


【ゴルフスイング】


クラブの支持点①、クラブヘッドの運動軌道(規定因子;②)、クラブ運動の駆動装置(engine)、ヘッドとボールのコンタクト部位④が検討要素です

ボールが静止しているので④は定常点ですが、クラブの支持点①はスイング動作(engine)に伴って移動するグリップ位置と同値ですから変位します

運動エネルギーインパクトで - コピー

打球の安定性・再現性からみて                    ヘッドとボールのコンタクト部位④、インパクト時のクラブ支持点①、クラブヘッドの運動軌道②が一定であることが重要です   
なお並アマスイングではインパクトのクラブ支持点に右手4指の第2関節~中節を利用します

スイングの 駆動装置(engine)は身体動作ですが、身体動作に伴いクラブ支持点①としてのグリップが移動します                 また、クラブ運動軌道を規定する適当な外界指標はありません


心象プレート・座標・指標


特異点①、②、④を決める指標として「心象プレート※1」上に「座標系と指標」を設定し、特異点位置を安定させます              ゴルファーがもつ(漠然とした)スイングイメージに「指標」を組み込んでスイングプロセスの安定化を図る考え方です


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ボール下端を通過する基準目標線、ボール中心を通過するボール中心線、その中間領域を通過するクラブ重心線を設定し、インパクト時のクラブ支持点①、クラブヘッドの運動軌道②の規定因子、その他のスイング要素を認識する指標に利用します

【補足】                              図のクラブヒールはインパクト時のクラブヒール位置を、反射領域はシャフトのシナリ反射が起こる領域を、〇2はシナリ反射現象起点のクラブ重心位置を、★1は反射中心のクラブ重心位置を、〇3は反射終点のクラブ重心位置を示しています                          (並アマゴルフ塾10; https://youtu.be/m2wTLYj_n8


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右4指・第2関節(支持点)位置は基準目標線、クラブ重心線で
クラブ軌道の規定因子としての右後頭隆起は基準目標線、ボール中心線で決めることができます 。この右後頭隆起がクラブ運動軌道の規定因子②になります                                                                                                (並アマゴルフ塾 補習・演習 7-1; https://youtu.be/bvvwbAGPU2U


インパクトの具体的な作業手順

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具体的手順;                            右後頭隆起のクラブ重心線上にインパクトアクションのクラブ重心運動の起点として特異点★αを設定します  

【ステップ①】★αから反射領域の特異点★1へのクラブ重心を運動イメージ し、連続して★1から右手4指2関節手背側へ意識シフトします

青線で示した{右手4指2関節手背側→右手4指2関節手掌側左&右→ボール中心線上の右後頭隆起基部→右後頭隆起中心部}でステップ②の枠組みを作り

【ステップ②】:青矢印で示した右後頭隆起中心部から★αへの意識シフトします

ポイントは{右後頭隆起、右手4指2関節、反射領域}を感覚的に把握し、ステップ①~②の作業手順※を認識することです             (※ステップ①~②には利用可能な variation があります)

同時に理解すべきは{ Ad∼ Tb∼ Top∼ Ds∼ Imp// Follow & Finish}の複雑な連続運動であるスイングが                     〔Action /右後頭隆起、右手4指2関節、反射領域〕           という作業構造に単純化されたことです


単純化の構造&過程を理解すれば才能・感性が普通レベルのアマチアゴルファー(並アマ) のスイング構築に役立つ・・・かもしれませんネ

※動画サンプル(並アマスイング 2.0   DR:https://youtu.be/nDywefuCxAE)


複合運動の構造と性質

ゴルフスイングは、アドレス(Ad)、テイクバック(Tb)、トップの切り返し(Top)、ダウンスイング(Ds)、インパクト(Imp)//フォロー・フィニシュ(Follow & Finish)の7つの作業ブロックに分かれています 

{ Ad∼ Tb∼ Top∼ Ds∼ Imp// Follow & Finish}

7ブロックで構成される運動プログラムとみることも、ブロックの複合運動とみることも可能です


スイング単純化過程を3つの作業ブロックからなる複合運動モデル{ A・B・C }を想定して、複合運動の構造と性質から考察します 

一般的な作業は作業の枠組み(枠)実際の動作(動)に分けられます    例えばゴルフのショットではクラブを振るという動作をボール位置を踏まえた作業の枠組みに適切に嵌め込む必要があります。枠組み(枠)からズレていると、同じ動作(動)でもショットが成立しないのは明らかです


ある作業は(枠組み+動作)と表現できるので、A=(枠a+動a)、B=(枠b+動b)、C=(枠c+動c)となりますが、Bの枠は先行する Aの結果を織り込んだであり、同様にCの枠Bを織り込んでいますから 

{ A・B・C }={(枠a+動a)・(枠b+動b)・(枠c+動c) } 

     ・・・・・・・・・・   

{(枠a+動a)・((枠a+動a)+b)・ (枠a+動a)+動b)+動c}          

     ・・・・・・・・・・                   { A・B・(枠a+動a)+動b)+動c)

A・B の作業ブロックを適正に積み上げれば A・B が抱合されCの意識で{ A・B・C }が走ることになります 

ゴルフスイングは{ Ad∼ Tb∼ Top∼ Ds∼ Imp// Follow & Finish}の複合運動とみなせますから、各ブロックを適正に積み上げれば Impを意識することで{ Ad∼ Tb∼ Top∼ Ds∼//が走ることが分かります


並アマスイングが Imp の 〔Action /右後頭隆起、右手4指2関節、反射領域〕{Follow & Finish}に収束する構造的理由です

必要条件は{ Ad∼ Tb∼ Top∼ Ds //}が適正に積み上っていることです

次のステップは{AD~DS/-}の作業ブロックを適切に積み上げる条件(作業構造、概念装置etc.)の整理です


ブロック構築の作業構造&概念装置


Ⅰ 全体を通して利用する基礎学問
中高生レベルの物理学・数学
医学生レベルの解剖学・生理学

Ⅱ スイング構築総論
空間座標 (現象プレート)と個別座標 (心象プレート)
動作の起点姿勢と終点姿勢                                                                               静止安定姿勢と動的平衡姿勢                      身体左右対称性と深部感覚
身体正中面と身体作業モード                     
2軸制御運動システム


Ⅲ クラブの物理特性論
クラブ重心位置
シャフトのシナリ動態と振動節
クラブヒール機能とトルク制御


Ⅳ 身体構造論
骨群間の位置関係からみた身体動作                  関節可動域と関節の遊び                       多関節連結構造                           脊柱の解剖と生理
環軸・後頭関節
仙腸関節と股関節
手指の機能的・解剖的特性


Ⅴ スイング構築各論

AD~TB;
クラブ保持様式 (手指の機能的・解剖的特性)
片側股関節位置固定型骨盤回転(下半身作業、2軸制御運動システム)
仙腸関節利用法

Top(切り返し);
静止安定姿勢と相対的安定姿勢(動的平衡状態)
TBとDSの干渉と時空間                        第8~12胸椎の機能的役割

DS;
クラブ操作の起点姿勢
右凸シナリからのシナリ動態
2軸制御システムによる両肘姿勢制御

Imp;
シャフトシナリ動態とヒールでの固定端反射
反射領域                                                                                                         ⇒〔Action /右後頭隆起、右手4指2関節、反射領域〕


【おわりの Dialog】

並アマゴルファー:う~ん、〔Action /右後頭隆起、右手4指2関節、反射領域〕は簡単そ~に見えるけど、結構ややこしくない?

4軸構造:はぁ~・・・・・・汗!

並アマ:「ブロック構築の作業構造&概念装置」にいたっては、ややこしくて、面倒くさくて、吐き気しそ~じゃん(>_<) 

4軸構造:でも、並アマスイングのベースになるモノなので、ご理解いただければ Happy なんですが・・・

並アマ:ちょっとしたコツで劇的に上手くなるのが希望です!!

4軸構造:才能・感性に恵まれたヒトは別にして、われわれ(普通レベルの才能の)並アマは、適当な概念装置を利用して「必然」を段階的に積み上げてスイングを単純化するのが「上達への早道」ですよ、きっと

並アマ:簡単に見えて、実は複雑!・・・インチキじゃん! (T_T)

4軸構造:表現型は単純だけど、backgroundは精密・精巧なモノはゴロゴロしています                             たとえば「E=mc²」は物理学と数学の歴史&結果を踏まえているだろ~し日常、普通に使っている「行列計算」は四則演算・九九表(の理解と習得)が基礎になってるでしょ~

並アマ:・・・・・

4軸構造:で、これから「ブロック構築の作業構造&概念装置」を適当に分けてnoteに投稿する予定です                     よろしければ、ご参考になさってくださいませ (^^♪












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