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中年が今更レーサーに手を出した訳

そもそも何故、レーサーが必要に?

きっかけは自衛の為

 セローを譲ってもらい、レストアに励むこと1か月。
ようやく走り出せた時の喜びと、久しぶりに訪れた林道での感動は今でも鮮明で、その時はまさか、レーサーであるYZを買うとは思いもしませんでした。

道に迷った結果、いい感じのロケーションを見つけ、珈琲片手に休憩もなかなかいいものです。

 普通のロードでは訪れることのない景色と未舗装路を走る刺激は、それはもう病みつきで、一緒に行く人を間違えない限り、徐々にですが確実にオフ沼にハマっていくこと間違いなし。
 ただ、そこから実際にレーサーに手を出すまでに至るのは、ごく一部の変態なんじゃないかと思ったりもする今日この頃。
 ・・・・・・いや、もしかするとトレール車で山の民として過ごす方が変態なのか?なんて考察はひとまず置いておいて。
 私の場合はどうだったのか? それは間違いなく周りの環境が悪かった!笑

先の写真の別角度

 普通なら多少の飛び級はさてあるとしても、段階を追って、舗装林道→林道(フラットよりのダート)→林道(ガレ有)→林道(ハード要素多)等、段階を踏んでいくと思いますが、世の中にはいきなりハードな世界へと連行しようとする人たちが一定数いて、そういう人達に囲まれていると、どうにかして身を守る必要が出てくるのです。

この崖を見てラインを探し始める人の言う事は、信じてはいけません

 そもそも、オフローダーの知人大半が、山の民を自称するハードエンデューロ系な方々なので、連れて行ってくれるところが基本、崖。
 思い返せば、初めての林道がイタツゴ。ある時は、フラットダートだと言われて付いていけば、道自体は確かに平らなダート。ただし明らかに道の角度がおかしかったり、なぜか沢を渡る必要があったり、これはもう、どこか安全な場所で技術力を上げる必要があると思い、数十年ぶりのコース走行を決意。

ガケを前に引き返す気満々。

購入に至るまで

 いざ、コースを走ると決めたものの、仕事関連のツーリングだったり、プライベートの林道だったり、シーズン中はとにかく走りに行く誘いが多い為、練習で破損させてしまい、一時的でも走れない状態を作るのはご法度。

 ただ、技術向上には、転倒はある程度つきものだとするなら、破損もまた避けては通れない事実。
 私の場合、仕事関連のツーリングがある為、破損の可能性がある以上は、練習走行用と公道で使うバイクは分けたい所。
 そして何より、コース走行時に邪魔になる保安部品をその都度取り外すのが面倒なので、それならいっその事、コース専用機を導入するかと動き出しました。

 そんな矢先、偶然にも250を知人から安くGet。225Wコース走行専用機化計画が進み始めますが、計画途中にまさかの長女が免許を取るという想定外が発生。紆余曲折の末、250を長女が乗る事になり、再び練習用バイク探しが始まりました。

 悩みに悩んだ結果、コース専用機なら、最初保安部品等、面倒くさいものがついてないレーサーでよくない?と候補に挙がったのが、TTR125LWEとCRF150R2、もしくはセロー225をもう一台買います方向。
 ただ、CRF150R2を買うとなるとかなりの遠征が必要となり断念。
 また、225もかなり条件が悪いものしかなく、TTR125LWEに絞り込んで探し始めようかと悩んでいた際、偶然立ち寄った東大阪のニュートンさんでYZ125Xの中古と出会い、気が付けばYZを購入していました。

購入してから

 レーサーを契約するなり、トランポ(レーサーは公道を走れないので、バイクを運べる車)の用意に頭を悩ませたり、色々と必要なモノを揃える為に、思っていた以上の出費があったりしましたが、今は楽しく毎週末、コースにて修行中。
 レーサーに手を出した以上、トレール車では出来ない思い出作りを考えながら、日夜オフ修行に励んでおります。



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ひで
万が一、ご支援いただいた場合は、主に中年オフローダーの活動資金とさせて頂き、何に使用したのかを記事にする予定です。