Wacom Cintiq Pro 16 (2021 違い) レビュー

2021年に発売されたWacom Cintiq Pro 16は、前モデルから大きく進化したクリエイター向けの液晶ペンタブレットです。実用性と快適性が向上し、プロの制作ニーズに応えるハイエンドモデルとなっています。

Wacom Cintiq Pro 16 (2021) レビュー

主な特徴と改善点

  • 4K解像度の15.6インチ液晶ディスプレイ[1

  • 筆圧8192レベル対応のWacom Pro Pen 2付属

  • ディスプレイのアンチグレア加工でペン先との視差が少ない

  • 8個のExpressKeyを搭載し、ショートカットを割り当て可能

  • 多点マルチタッチ対応でタッチ操作が可能

  • VESAマウント対応で様々なスタンドが使用可能

  • ケーブル接続が容易になり、発熱とファンノイズが改善

気になる点

  • 旧モデルよりケーブルの取り回しが悪化

  • 旧モデルより本体が厚く重くなり、モビリティが低下

  • 価格が高く、約18万円と旧モデルと変わらず

  • XP-PenのArtist Pro 16TPなど、競合他社製品が台頭

総評

Wacom Cintiq Pro 16 (2021)は、プロのニーズに応える高性能な液タブです。高精細な4Kディスプレイ、精密なペン入力、改善された使い勝手など、快適な制作環境を提供します。

ただし価格が高いのが難点で、他社製品との競争も激しくなっています。予算に余裕があり、妥協のない16インチ液タブを求めるなら最適ですが、コストパフォーマンスを重視するなら他の選択肢も検討する価値があるでしょう。

とはいえ、Wacom Cintiq Pro 16は現時点で16インチ液タブの頂点に立つ製品であり、プロクオリティの制作環境を求めるクリエイターにとって強力な選択肢の一つと言えます。


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