見出し画像

Wacom Cintiq 22レビュー:プロ向け大画面液タブの実力は?

Wacom Cintiq 22は、プロクリエイター向けの21.5型フルHD液晶ペンタブレットです。Cintiqシリーズの中では比較的リーズナブルな価格ながら、高性能な最新ペンと大画面を備えた注目モデルと言えるでしょう。実際に使ってみた感想をレビューしていきます。


高精細な大画面で描きやすい

Cintiq 22の最大の魅力は、21.5型のフルHD液晶です。1920x1080の解像度で、イラストやマンガ、アニメーション制作に十分な作業領域が確保できます。視差が小さく紙に描くような自然な書き心地で、集中して作業に取り組めました。

ディスプレイには光の反射を抑えるアンチグレア加工が施されているので、外光の映り込みを気にせず使えるのも嬉しいポイントです。

最新ペンの性能を余すことなく発揮

付属するのは、ワコムの最新ペン「Wacom Pro Pen 2」。8192レベルの筆圧検知と傾き検知に対応し、繊細なタッチを実現します。上位モデルのCintiq Proシリーズと同じペンが付属するのは魅力的です。

ペンはバッテリーレスで軽量。グリップ部分にラバーが施されているので、長時間の使用でも疲れにくく描きやすかったです。


機能を絞った分コスパが良い

多機能なCintiq Proシリーズと比べると、Cintiq 22はショートカットボタンなどの機能を最小限に抑えたシンプルな製品です。その分価格を抑えられており、液タブ初心者から中級者までおすすめできる良コスパモデルだと感じました。

ただし、スタンドは付属せず別売りなので、必要な方は追加で購入を検討しましょう。

使いやすいインターフェイス

PCとの接続はHDMIとUSB、電源ケーブルを繋ぐだけです。直感的で簡単なので、届いてすぐ使い始められます。対応OSはWindows/Macの両方に対応しています。

ドライバ関連のトラブルもなく、ペンの動きもスムーズで、ストレスなく使用できました。慣れるまでに少し時間はかかりましたが、設定を工夫することで自分の使いやすいようカスタマイズできるのが良かったです。

まとめ

Wacom Cintiq 22は、プロクリエイターの期待に応える大画面と性能を備えた液タブです。機能を絞ってコスパを追求した製品なので、初めての液タブにもおすすめできます。

ペンの性能は申し分なく、高精細な大画面と組み合わせることで、より没入感のある制作が可能です。慣れるまでに多少時間はかかりますが、使いこなせばクオリティアップに繋がるでしょう。

イラスト、マンガ、アニメーション制作のクオリティを上げたいクリエイターには、ぜひ検討してほしい製品です。


いいなと思ったら応援しよう!