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534. pessimism

八井温子

「もぅこの時間から誘っても
　ドライブ行かない？」と
旦那さんが声をかけてくれた
昨夜22時間近、バタバタと着替え
てGO！

いつものふらりドライブなら
「どこ行こうかなあ。」という
彼が言わないってことは、多分、
行き先は決まってる。
どこへ向かっているのかも氣に
せず走ること20分、
このコースはもしかして‥？
何となく見当が付いてきた場所は、
お花見ドライブに最適な某所。
ただ、そこって桜吹雪に感動した
体験と同等の怒りの圧よって鬼が
出てきた体験を嫌でも思い出す
場所でもあり、桜のトンネルに
向かうまでの間、あの時が人生で
一瞬、味わえた幸福の絶頂点で
あったことや、厭世観を拭わず
とも良いと自分に許可した機会に
なっていたのだと整理ができた。

某氏には、この上ない感謝をする
と同時に、本人が何をしたかに
氣付くまで今後も我が惑星の悪役
として存在し続けていただく。
こんな投影を引き受けてくれた
彼には本当に感謝しているのだが、
嫌悪とのアンハッピーセットな
ところが悩ましい。

桜のトンネルはほぼ満開。
満開なのだが、花の１つひとつが
小ぶりな印象で元氣が今ひとつ。
毎年、人類にエールを送ってくれ
てる彼らにも体調の波があるのは
分かってはいるけど、この元氣の
ない原因は何だろうか？と思って
いたら、切り倒され死体の山の如く
積み上げられた木々のイメージが
差し込まれ、それが整備なる偽りの
看板によって無慈悲に切り倒され
続けている樹齢100年越えの木々
であると感じた。

ああ‥ やはりそうなんだな‥

と、理解と同時に更なる悲しみが
入ってきた。
というのも、我が家の近所の公園も
整備なる偽りの看板によって僅かな
土ながら立派に成長し、酷暑の夏に
は木陰と涼しい風を呼んで人々を
励ましてきた木々が無惨にも、その
僅かな土からさえも引き剥がされ、
また、ある者は優しさでしか出來
ていない腕を切り落とされ、全身で
痛みを訴えるも、足を止めて共鳴
する人もない中、残された木々が、
友の痛みを共有して、寂しさを訴え
ているのを感じていたから人間だけが
忘れた〝命のネットワーク〟が存在
していることを裏付けた夜桜見物
となった。

やっぱり此処 嫌いだなあ(笑)


と、生まれながらの厭世観の確認を
再確認したところで、桜悲しみと
過去の怒りを全身で静かに、かつ、
激しく味わった。

近所の公園は、買い物の際の
お氣に入り散歩道だったけど、
インチキ工事の進行と比例して
彼らの悲しみや痛みを強く感じ、
その場で崩れそうになるのを耐える
自信がないので通らなくなった。

この世界に自らの愛を投影し、
命を、世界を愛でる人々が大勢いて
くれるから対極に位置している者は、
安心して愛ではないものを見て
この世界に飽きて還ろうと思う。
矛盾もまたこの世界ならではの
必須成分(条件)だ。


今朝の寝起き脳内再生BGMはコチラ。


オリジナルはこの人らしい。
全く存じ上げない人だけど、先日
SNSの宣伝アカウントで出てきた
人だった。(笑)
最近、このパターン増量中ww

で、このジャズカバー動画で
Sweetie Megg 女史を知った
のだけれど、もぅもぅこの歌声に
ハートを掴まれてしまった。
何⁉︎ この良質なタイヤが道路に
密着するような粘りとビブラート！
なんだろ、嫉妬したところでな
天性を見ちゃうよねえ。(笑)
オリジナル曲調べたらジャズシンガー
じゃなくてカントリーが専門分野
だったことが判明して断然、ジャズ
向きな才能授かってることに二度
目の驚愕。kkk(ﾉ∀｀)wwww‼︎

天与より個人意思が優先されるのも
この世界の必須成分(条件)だったねw

なんて記事をアップした日の午後、
こんなポストが流れてきた。


花博のために命を奪われる花がある？
糞の極み。

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