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23. 想像を超えてきた存在
これもかつての<スピリチュアルフィーバー期>の体験談。
型に嵌れないというスペックながら、努力とも思わず型に嵌れるよう努力はしてきたけれど、結果が全てのこの世界で結果が出せないことがままあり、型に嵌れないのは、むしろ才能なんじゃないかとこの頃では思っている。
十数年前のとある日、テレビを見ながら煎餅をポリポリやっていた時、
目には見えないけれど、明らかに何かが手のひらからブォァァァァーッ!!!と突然放出したのにぶったまげ、それまで行こうかどうしようかとモジモジしていたヒーリングクラスなる門戸を叩いて飛び込んだ。
氣功やレイキをはじめ、ある程度のヒーリングツールが既に認知されていたものの、このクラスでは基本中の基本のシンプルな方法だけを教えてくれたことが型に嵌れず極めないわたしにとっては幸い中の幸いだった。
望んで教わったことなら即、活用するタイプなので、シンプルなヒーリングを日々の生活に取り入れ、当時、悩まされていた足底筋膜症の痛みにも適用してみようと、軽い瞑想の後に実践した。
土踏まずと踵の境目あたりに居座っていた激痛は、目を閉じると黒い影のようなイメージになったので、そいつを踵から出したくなり、丸めた手のひらで掻き集めるようにして出してみようと試みた。
こんなんで大丈夫なんだろうか‥?と思いつつ、やりたいようにやっていると踵からススワタリのような黒い球状のモノがゴロッと出て来た。
出た‥!! けど‥‥‥
ぁぃゃゃゃ、出たのは良いけど、これどうしたらエエんやろ?
知人の所には幼児体形の天使が来て持ってってくれたって言ってたけど、
天使おらんがな。(汗)
と、オタオタしていると
という声が聞こえて、 ぁぁ河童ねぇ♪ って、なんでゃねんっ!! そもそも河童なんて‥
振り返ると両手のひらを上に向け、こちらに突き出すようにいるのが無表情で立っていた。
「ん。」 と声を発して河童が両手を更に突き出してきた。
「う? 」※アナタに渡せばいいの? 「んっっ!」と突き出した両手をよこせとばかりに突き上げたので、恐る恐る河童の手の中にススワタリをにコロンと置くと、河童は踵を返して左右の肩を交互に上下に揺らし、ガニ股でヘコヘコと川に向かって‥って、
いつから川あったの!? 此処どこよっ!?と思っている間に河童は川にブクブクと消えて行ったのを見届けたら踵にまだ痛みがあったので、同じ要領で掻き集めると、先ほどのよりは小さいけれど再びススワタリ状態の球体が踵から出てきたので‥ぁぁ‥また出て来たけど河童が・・・
「ぁ ありがとう‥‥」と言って渡すと再び川の中に消えて行った。
痛みは消えたけど、代わりに何だかでっかぃ謎がやってきてしまった。
河童っているんだね? ぃゃぃゃぃゃ、そこじゃないって、なんで河童っ?!でしょ。
幼児体形の天使が、対わたしだと河童になるってこと?! じゃぁ じゃぁ 知人とわたしの違いって何っ?! しかも、めっちゃリアルな河童てファンタジー度低めやない?
つか、リアルってそもそもリアルな河童て何よ?!
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