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182. willow

仕事を終えると、いつもの場所の
イメージが差し込まれたので、真夏の
ように暑い午後2時、命との遭遇は
期待できないけれど散歩に出た。

川面からの照り返しで顔や腕が火照り
始めた時、良い塩梅に風が吹いて
「ひゃぁぁ氣持ち良い〜。」と
今感じてる事をあえて音声にすると、
次々に風がやって來る風がリネンの
服を通り抜けて行く心地良さに
太ってる事を一瞬忘れるという奇跡
体験キター。

風が撫でるままに顔を上げると、
柳が視界に飛び込んで來た。
あー、そうそう先週、思い切りカット
されちゃってたよね。
ようやくカッコよく伸びてきて可愛い
花をたくさん咲かせてたのにね。

間引きもされてスッカスカの柳の下で
立ち止まり今一度、憐れみ混じりに
見上げてみたら、ゃ‥美しい………

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短くなった全ての腕で風を受け止め、
風と一体となって命である事を堂々と
宣言しているではないか。
何かを語っている柳の下でそのまま
見上げていると、


どれほど間引きされようと、
この命の美しさは永遠。


嗚呼…!
わたしたちは大丈夫だ。
と思った時、間引きされた柳と
絶賛間引きキャンペーン中の
我々を重ねていた事に氣付いた。
これは、わたしたちの声だ。
そうだ、そうだった❗️
エネルギー體としての我々は既に
医療という名の人口削減テロに続く
様々なテロが続いても大丈夫な
タイムラインに移行済みだった。
実感がエネルギー體に近づいたか?

という事は、これまでの虚構捏造
マトリックスが知覚できたとしても
今後のテロは我々と微妙にズレた
領域で起こるホログラムだろう。
我々は起こってるそこにはもう居ない。

柳の教師は、押し付けるのでもなく
氣付きをくれた。
上から言われたままマスク強制しか
出來ず、學生さんを40名も救急搬送
させる看板に偽り大アリの教師とは
えらい違いだ。


何かが終わって行くのを感じつつ、
その何かが何なのかが分からない
けど、服の中をすり抜けて行く
風が清々しい事であると教えて
くれているような氣になって、
大の字に體を伸ばしたような
爽快感に浸れた散歩で、20年近く
前に流行った木精占いで柳だった
のを思い出しクスッと笑った。

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