日本の教え「五十日 ごとび・ごとおび」
stand fmパーソナリティー×Kindle出版サポートのサクラです。
皆さんは、五十日(ごとおび)をご存じですか?
「ごとおび」とは、毎月5日、10日、15日、20日、25日、そして30日または月末日を指します。
Wikipediaによると、この言葉は関西で生まれ、関西などでは「ごとび」と読むそうです。
私は今まで、「ごとおび」が正しいと思い込んでいました。
ですので、「ごとび」と言う人に、つい「それ、ごとおびでしょ」と指摘してしまったことがあります。
どちらの言い方も正しいようです。
この「ごとおび」は昔から市が立ったり、人出が増える日です。
ふらっと銀行に行って、あれなんか今日は混んでいるな、そっか今日は「ごとおびだ」なんてこともあります。
以前私は銀行で働いていた時に「ごとおび」は仕事量が増えるので休暇を取らないという暗黙の見解がありました。
あなたがもし「あれ?今日はなんだか人出が多いな」と感じたときは、ぜひカレンダーをチェックしてみてください。
あなたのその日が「ごとおび」かもしれません。
先日スーパーに行ったとき、なぜ今日はこんなにお年寄りがたくさんいるのだろう?近くで老人会でもあったのかな?日にちを思い出してみると、その日は、たまたま年金支給日でした。
年金支給日は偶数月の15日なので、こちらも「ごとおび」ですね。
「ごとおび」というのは、ただのカレンダー上の数字だけではなく、私たちの生活に組み込まれた特別な日です。
町の中も、この日はいつもよりエネルギーに満ちています。
これが日本の生活のリズム、ちょっとした大切な文化の一部です。
今日もお聴きいただき、ありがとうございました。
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