みんな悩みを抱えてる
『 ロッチと子羊 』という番組がEテレで放送されています
最近、職場の人に面白いと薦められ、たまに観るようになりました
この番組は、いろんな人のお悩みを世界の有名な哲学者の言葉によって解決していく、というものです
先日観たのは、「 リーダーなのに人に強く言えない 」というのが悩みの店長さん
本当は従業員にもっといろいろ仕事をしてもらいたいけれど、なかなか言えずつい自分でやってしまう…というもの
それに対し、哲学者が誰かは忘れてしまったけど笑
解決策は、「 リーダーは上に立たないといけないと思っていませんか? その見方を変え、同じ目線で見るようにするとよくなりますよ 」
つまり、上とか下がなく立場が同じだから、命令や威圧感が無く、従業員も受け入れやすくなるから、お互いの関係が良くなります、と
それから別のお悩みは、「 自分は職場をよくしようと思って後輩に注意しているのに、若い子たちにとってはダメ出しされているように感じて嫌だ 」という先輩アパレル店員さん
これに対し、(また哲学者の名前は忘れましたが)
「 スケボーのように考えましょう」と、
つまり、障害や困難な坂などを楽しむようにする、だそうです
スケボーにおいては、坂や段差は障害ではあるけれど、それを楽しむモノ
コミュニケーションにおいても、人の違った意見を障害として捉えるのではなく、スケボーのように楽しむように受け入れることが大切、と
このような感じで毎週2つのお悩みを哲学者の言葉にて解決していきます
こういう番組があるってことは、コミュニケーションで悩んでいる人がとても多いのだなぁと思います
この番組を観ていて、悩める子羊さんたちが自分のことを考えるキッカケの第一歩としての導入になるのかもしれないなぁ…思いました
あーなるほど、と思えることも言っているし
でも、この対処法はあくまでも思考で感情をコントロールしているだけだから、根本的な解決にはならないのかなぁ、と思います
対人関係でイラッとしたりムカッときたりするのは、自分の中にその感情があるからです
その受容体が自分になければ、同じ出来事が起きてもイラッとしません
その感情というのは、怒りや悲しみや憎しみや嫉妬…などさまざまなネガティブな感情たち
それを心の奥深くにグッと押しこんで抱えている ( 自分では認識できていなくても ) と、何かの出来事が起きたときにその感情がザワつきます
感情が揺さぶられているんです
だからその感情たちを手放すことが大切なんです
これまでの人生でしまい込んできた、たくさんの負の感情と一つずつ向き合っていく
そうすることで、抱えてきた感情を一つずつ手放すことができるのです
人それぞれに抱えている感情はちがいます
けれど、いろんな人が集まって話すと、他の人の話で共感できたり自分が向き合う課題が分かったり…
だから話すことが大切なんだな、と思います