Bスポット療法体験談

だらだらと書いてるので結論だけを簡潔に知りたい方は一番下のまとめだけ読めば良いかもしれない。

きっかけ

8月末に異臭症になり、治療法を調べていた中でBスポット療法(EAT)について知った。当時は耳鼻咽喉科へ通院したものの医師には「鼻の中が臭いという症状はよく聞くけど、匂いが変わってしまうというのはあまり聞いたことがない」と首をかしげられてしまい、不安を抱えていたので藁にもすがる思いだった。幸い近くはないものの通院できる範囲にBスポット療法を行っている医院があったのでそこへの通院を決めた。

まず治療法の図解と解説を読んだだけで鳥肌が立った。加えて問診票には「治療には痛みを伴い、治療後もしばらく痛みが続きます」「治療に際し出血を伴い、治療後もしばらく出血が続きます」などの物々しい注意書きが書かれていて、医院では同意書も書いたりしたので、心底びびったしやっぱり治療を受けるのをやめてしまおうかとも思った。

ちなみに初診で訪れた際はまずレントゲンを撮り蓄膿症の疑いがないことを確認後、カメラで患部を確認。上咽頭炎があることを確認後にBスポット療法といった流れだった。


1回目

上咽頭炎があるとのことで右の鼻の穴からカメラを入れられ、左の鼻の穴からは綿棒を入れられた。このときは「なんて絵面だ」とちょっと面白がっていたのだがそんな気持ちも束の間、患部をグリグリされて声が出るほど痛かった。医師は「出血していますね」「どうですかー?」などと色々聞いてくるのだが、あまりに痛すぎて蚊の鳴くような声で「痛いです…」と答えることしか出来なかった。治療後の綿棒は血がついていたし、Bスポット療法によって血がでた患部の写真も見せられた。

治療後も患部がズキズキと痛むのだが、場所が場所なので手で押さえるここも出来ずどう堪えたら良いのかがわからなかった。2時間家で大人しくしていたが痛みがおさまらず、横になっていると痛みが気になって仕方がなく、かといって他のことをするにしても痛い。痛い痛いと呻きながら横になっているうちに1時間ほど眠ってしまい、起きたら大分痛みも緩和されていた。

翌日もわずかに患部が傷んだ。といっても鼻に水が入ってしまったときのような微妙な不快感を感じるくらいには治まっていた。

鼻水や痰が大量に出ることもあると説明を受けていたが、うがいをすると血が混じるものの、そういったことは特に無かった。炎症自体が軽度だった可能性もある。


2回目

1回目が壮絶な体験だったのにも関わらず、2回目の治療後すぐに働く予定にしてしまったことを後悔した。が、予想に反して治療が思っていたよりも痛くなかった。2回目にしてかなり痛みが緩和されたことに喜びを感じた。治療によって炎症が改善されたのか、2回目はカメラを使わないで綿棒を入れるだけだったので単純に治療が軽めだったのかは不明である。


3回目以降

治療を受けるたびに痛みはどんどん軽くなった。治療後30分もすれば何事も無かったかのように痛みが治まる。治療自体も鼻からの綿棒ぐりぐりは慣れたもの。しかし喉からの治療はまだまだ痛い。それでも1回目の苦しみに比べたらかなり楽になった。1回目の苦しみがずっと継続していたらとてもじゃないが通院は続けられなかったと思う。



現在

元々医師から「耳と鼻の病気は治るのに時間がかかる。まずは1ヶ月治療してみて経過をみましょう。」と言われておりちょうど1ヶ月を迎えたところだ。現在は7回目の治療を終えたところだが、残念ながら異臭症は良くも悪くもなっていない。そして今も治療後の出血は続いている。

週2回の通院を1ヶ月続けて欲しいとの話だったが、フルタイム勤務なことと、通院したかった日が休診日になってしまったり、ワクチン接種の直後を避けたりした結果週2での通院はほぼ達成できなかったことも起因している可能性はある。

寝付きの悪さによる不眠が若干の改善がみられたが、継続しているサプリや漢方の影響なのか、Bスポット療法による影響なのか不明。今の所鼻から綿棒を突っ込まれても割と平気になったことぐらいしか実感は出来ていない。(一体何の役に立つ耐性なんだ…?)


まとめ

・1回の治療で変わる治療法じゃないので、継続しての通院が必要
・初回はめちゃくちゃ痛かったが、治療を受けるたびに痛みが軽減された
 (患部の炎症の度合いによるのかもしれない)
・治療の後しばらく痛むのでゆっくりできるように予定を組んだほうが良い(下手したら翌日も痛い)

↓通院した病院でもらった資料

無題


おわり