チャレンジをサポートできる土台がある – 執行役員 花上 克希
高校でボクシングをやってたから怖い人みたいに社内で言われるんですが、高校は勉強が割とできる進学校だったんです。高校卒業して働き始めたので、大学行ってないから尚更社内で怖い人扱いされるんですが...そんなことないです(笑)
社会人という意味では色々な経験を経ています。バイト時代に簡単なWeb制作のフリーランス、写真の仕事に9年間、求人広告も9年、その中でリーマンショックの頃に事業撤退に巻き込まれた経験して。そのあと、子供が生まれたこともあって2年間主夫をしてました。働こうと思った時がちょうど有効求人倍率が0.5とかの氷河期で、なんかもう就職しなくていいかな〜と諦めかけていた最後の応募でフォーデジットに引っかかり、2011年の震災後の4月に入社しました。
誰に何を聞いても何もなかった
フォーデジットに入ってメディア運用チームを立ち上げる仕事に就きました。当時、フォーデジットの中でもチャレンジというか新しい仕事だったので、一部にしかノウハウがなくてゼロから固めていく感じ。良くも悪くも大体のことはゼロからやらせてもらいました。
やっとメディア運用のチームが安定してくると、通常のWeb運用、大規模Webの更新と仕事の領域を広げていきました。不動産、化粧品、教育、ゲーム、などいろんなクライアントがいて、クライアントの業務の中にも入ったりしながら運用メンバーと運用プロセスを固めていく、ということをやっていきました。
会社の展開で幅広い経験につながる
そのあとフォーデジットで分社化していた会社を集約して一つのチームに合併をして、その流れで自分の役割もアップデートされていきました。例えば、メディア運用の仕事は、制作オペレーションのところをベトナムのオフショアの会社と組んでやろうとなり、ベトナムにメンバーと一緒にいってオペレーションを教えたり。化粧品のEコマースの仕事では、化粧品のことが分からないと話にならないので、45歳にして化粧品のことを学んだり(笑)。
その後も、沖縄の社会課題に向き合ったり、会社全体のリソース面の管理に入ったり。タイブランチの案件サポートとかもありますね。フォーデジットに入社した当初では、まったく考えてもいなかったことができてるので、すごい変化のある会社だなと思います。
ここで逃げたらダメというポイント
自分では、いわゆるデザインの業務におけるスキルをみんなより経験してないので、Figmaでのデザインワークやコーディングを詳しく説明できるかと言われるとそうではないですが、常に仕事では「最後までやりきる」っていうのを意識してきました。今までの仕事でも同じですが、ここで引いちゃダメだ、というポイントが分かるというか。
テクニカルスキルを具体的に使いこなせなくても、仕事ってそれだけじゃないので、周辺にもやれることってたくさんあるんです。それぞれの人の進捗やタスクの交通整理やら。もっと言うとメンバーに声をかけるとか、言えないまま詰まってるところを紐解いてあげるとか、人が仕事している以上、合理的にいかないこともたくさんある。そういうのを俯瞰して見ながら、適宜フォローしています。
自分のパートだけじゃなくてチームメンバー全員の揺らぎというか、ちゃんとクライアントに対してチームが責任持てるかどうか、っていうのは気にしてて、もちろん労働時間を配慮しつつも、大変な時にどんなスタンスで向き合えるか、持っている力を発揮できるか、逃げちゃダメな時に楽しく乗り切れるか、みたいなのは大事にしてて、こういうのはどんな時代でも失ってはいけないものだと思っています。
気持ちのこもったチャレンジをするチームでありたい
こないだ娘の高校の文化祭に行ってきたんですね。そこでバンドやってる人たちが高校時代最後のライブだということで、上手い下手でなく気持ちのこもったステージだったわけです。なんかね、おじさんだからかもしれないけど、そういうのに触れるとグッときちゃうんですよね。逆にすごい影響受けちゃったりして。
フォーデジットでも仕事でタイやベトナムに行くことがあるんですが、年齢層がすごく若いから街中から活気やエネルギーを感じるんです。今の日本にあまり感じない熱量というか、そういう元気さからくるエネルギー。
フォーデジットが目指しているアジアNo.1も、理屈じゃないところから生まれてる部分もあるし、説明できるけど合理的に説明しきれない想いもあると思うんです。実際に行ってみると、それもなんか分かるんですね。
フォーデジットは、自分含めて足りないものを埋め合うことができるチームだし、新しいことにチャレンジしてるチーム。だから、気持ちを持ってチャレンジしてみようと思ってくれる人たちと一緒に仕事をしたい。そんなチームでいることに誇りが持てるし、自分も、自信を持って機会をつくり、サポートできると思っています。すぐ違うことに目移りしちゃう人もいるけど、長くやっていてこんなチャレンジを続けられる会社はないと思うからこそ、自分ができることを最後までやりきろうと思います。
撮影:吉田周平