王様の耳はロバの耳
髪を切っていたら目に入るのはロバの耳が生えた王様。
猫耳ならともかくロバ耳とはまるで萌えん。
きっとそう思っただろう。
かの王様のズレたセンス。
我が心のうちにとどめるわけにはいかぬ。
抱えていると、彼の中の王様はロバの耳からロバの頭に、そしてロバそのものになら変わるくらい思い込みは強くなる一方。
だから洞穴に向かって叫んだ、というお話。
実際は誰もいない穴に向かって叫んでもどうにもならないから、ロバ穴は聞いてくれる人の喩えだと思う。
ロバ穴は素晴らしい。
人に言えないことをただ聞いてくれるわけだから。
この秘密はロバ耳穴で、こちらの秘密は猫耳穴で、あちらの秘密はキツネ耳穴。
こうやって萌え耳を自分の周りにたくさん置いておきたいものだと思う。
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