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番外編。『歩く魚』という映画について
基本、音楽の紹介のみを行う僕のnoteですが、
たまに番外編として映画の事も書いて行きます。今回は『歩く魚』という映画についてです。
僕と映画『歩く魚』の出会いは、昨年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオンライン上映での事だ。インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門でグランプリを受賞した、17分ばかりのこの作品を観て、僕はこの作品の虜になってしまった。グロテスクな要素もあるが、そんな、いびつな要素をポップに描き上げたテッサ・マイヤー監督の手腕に僕は驚かせた。ネタバレにならない様に細部に触れるなら、小道具と美術が素晴らしい、監督の色彩センスが優れている事が一発で分かる。ロング・ショットで役者の演技をしっかり魅せる演出も素晴らしい。難しい設定の主人公を演じた烏森まどの存在感、演技力も忘れられない。異形な存在への監督の優しい視点が何より素晴らしい。オンラインの上映だけで終わるのは、勿体ないので、この傑作の上映会を今年行える様に動いています。是非多くの方に見て欲しい傑作だ。
#ゆうばりファンタ