目標を立てたところで無理は無理なのだ。
ここ一週間、希死念慮に襲われている。
家事をこなしていても、一人飲みに行かなくなっても。
良いことをしているだけなのに、希死念慮は襲ってくる。
これが双極性障害の正体なのだなと、いたく痛感した。
根底に何があるのだろうと探ってみると、どうやら「お金を稼げていない、生産性が無い自分」に対して希死念慮はチクチクと刺しているようだった。
しかし、インターネットで希死念慮の対処法を検索しても「とりあえず休む」「気晴らしをする」以外に解決法は無さそうだった。
焦燥感で昼寝ができない。自律神経の問題か目を閉じると地震のような揺れで目が覚めてしまう。
実際には自分が揺れているだけで地震は起きていない。
とにかく奇妙な揺れに起こされ、重たい頭を抱えながら、焦燥感に誘われ、無為にパソコンの前へ向かうしかないのだ。
最近では、気晴らしのつもりで絵を描いていても「それは無駄な事ではないか?」と心が急かされるようになり、常に自死を考えるようになってしまった。
1週間以上続く重たい希死念慮に、そろそろ潮時か。と思うこともあった。
善良な行いをしていても、障害は絶えず私たちに恐ろしい体験を与えてくる。
それが障害であり、それでも我々は寛解に向けてひたむきに努力していくしかない。
障害になって11年が経とうとしている。
季節の変わり目は辛い、それに亡くなった母の誕生日がやってくる。
いい人ばかり死んでいく。私は何も変わっていないような気がする。
しかし、家事を始めたり断捨離をしたり、自炊をするようになったりと、内面の変化だけではない変化がそこには確かにあった。
この変化だけは拒否のしようがない。私は1か月前より確かに向上したのだ。
過去の自分に感謝をしながら、今は休む時なのだと思い込むようにした。
どれだけ急いたところで、基盤がしっかりしていなければあっという間に崩れてしまう。
主治医からも就労について前向きに検討するように言われたことは一度もない。それは家族からも同じ反応だ。
私はまだ回復傾向にもない、しっかり双極性障害に翻弄される人間でしかないのだ。
どれだけ落ち込んでも、生活は続く。
死ぬセンスがない以上、私はもう生きていくしかない。
ただ、一日一日の中で、何とか自炊や絵の練習をしている自分のことは褒めてやらないといけないと思う。
時にはそんなこともやめて、じっくり休養することも必要かもしれない。
とにかく、私は今、どうしても調子が悪く、前に進めない状況だ。
季節の変わり目、皆さんもお大事に。