USBメモリーレビュー : BUFFALO RUF3-SP32G-BK
BUFFALO RUF3-SP32G-BK 32GBのレビュー
デザインに気を惹かれたバッファローRUF3-SP32G-BKをレビューします。
カタログに品番がなかったので、検索したところ、特定販路モデルとして、販売されているUSBメモリーのようです。
カタログスペック (メーカー公表値)
幅 : 23.00mm、長さ : 53.70mm、高さ : 10.50mm、重さ : 10.0gのプッシュスライド式プラボディです。性能は、未公表です。
ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)
特定販路向けモデルということもあり、性能面では、エントリークラスに位置づけされる結果です。発売時期も2018年と古く、当時としては、標準的なスペックだったかもしれません。
現在のエントリークラスと比較して、ちょっと物足りなさがありますが、十分、使用に耐えうるベンチマークテスト結果かと思います。
容量・リード・ライトテスト (H2testw)
ベンチマークテスト結果に対して、それぞれの速度落込が認められますが、書込速度の低下は、少し大きいように思えます。実使用で体感する速度に影響がありそうな落込です。
一方で、性能アピールポイントになりがちな読出速度については、平均的な落込ですので、エントリーモデルとして考えるのであれば、懸念する材料には、ならないと思います。
Ubuntu インストール・ブートテスト
インストール(書込)テスト
インストールには、38分1秒要しました。検証済USBメモリー全体平均が25分50秒ですので、平均より遅いクラスに分類されるという測定結果です。
参考速度は、8.77MB/sになります。
ブート(読出)テスト
ブートには、3分14秒かかりました。検証済USBメモリー全体平均が2分43秒です。こちらの平均より遅いクラスに分類される結果となりました。
参考速度は、41.24MB/sになります。
その他良い点、気になった点
良い : プッシュ式の中で、サイドボタンでプラグ収納できる機構があること
気になる : 本体幅がちょっと大きく、使用する機器を選ぶ可能性があること
デザインと使い勝手は、個人的に良いなと思います。プラグもワンタッチで収納でき、動作としては、ボールペンそのものだと思います。
ただ、ボディサイズが大きくなってしまっているので、使用する機器との物理的相性を選ぶサイズであることは、気を付けないといけないです。
BUFFALO RUF3-SP32G-BK 検証結果まとめ
ざっくりまとめると性能等は、以下のようになります。
ファイル読出 - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)
ファイル書込 - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)
アプリ系インストール - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)
アプリ系ブート - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)
コスパ - ★★★★☆ (USBメモリーの中では平均より安い)
※ コスパは、2024/9/22 Amazon価格を基に評価しています。
性能面では、全体的に平均よりやや遅いという結果ですが、コスパに関しては、26.00円/GBと全体平均価格より安く、ちょっとお得かもしれません。
BUFFALO RUF3-SP32G-BK の検証テストを終えて
デザインに惹かれて、検証をしました。性能面では、発売時期を考慮すれば、仕方ないのですが、ちょっと残念な結果に。
ただ使い勝手という点では、ノックスライド式としては、良いなと感じています。収納用のサイドボタンは、良いと思います。
できれば、このデザインで(できればひと回り小さく)、新しいチップを載せて販売してくれないかなと思います。