USBメモリーレビュー : Silicon Power Jewel J06
Silicon Power Jewel J06 64GBのレビュー
シリコンパワー Jewel J06 64GBのレビューです。
ミドルレンジモデルで、トングルタイプのショートボディです。
カタログスペック (メーカー公表値)
幅 : 16.00mm、長さ : 24.00mm、高さ : 8.10mm、重さ : 3.6gのトングル型プラボディです。性能は、未公表です。
ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)
シリコンパワーの製品は、そこそこの読出速度と、他よりもランダム速度が良いという印象を持っています。
こちらの製品もシリコンパワー製品の特長をしっかりと持っていると思います。というより、製品性能自体が似ているとも思います。
シーケンシャル読出速度は、100MB/s超でランダム速度がしっかりあるので、USBメモリーとしては、バランスがとれている製品だと言えます。
容量・リード・ライトテスト (H2testw)
リード・ライトテストにおいて、速度落込もありますが、概ね良い結果と言えるのではないかと思います。これまでのテスト平均は、読出速度で98.10MB/s、書込速度で24.41MB/sなので、ほぼ平均値に近い値です。
実用上は、そんなに不満なく使用できるのではないかと思うことと、最速モデル検証後の平均数値を考慮した上での感想です。
Ubuntu インストール・ブートテスト
インストール(書込)テスト
インストールには、20分39秒要しました。検証済USBメモリー全体平均が27分28秒ですので、平均より速いという測定結果です。
参考速度は、16.14MB/sになります。
ブート(読出)テスト
ブートには、41秒かかりました。検証済USBメモリー全体平均が3分0秒です。ミドルクラスでは、最速で、ハイエンドクラスの一部も超えています。
参考速度は、195.12MB/sになります。
その他良い点、気になった点
良い : プラグキャップを含めた全体のデザインが統一感がある
気になる : 少しストラップホールが小さくて、ストラップを選ぶかも
気になる : 曲線デザインのため、引っ掛かりがなく脱着時に手が滑りやすい
デザインとキャップについては、賛否あると思いますので、両方で記事にしました。ストラップホールについては、サンディスク Ultra Fitと比較すると、小さく、ちょっとストラップ選択に困るなという印象です。
全体的にコンパクトなボディにすることと、可能な装備を実装していること、それをうまくデザインにまとめていることは、評価できると思います。
Silicon Power Jewel J06 検証結果まとめ
ざっくりまとめると性能等は、以下のようになります。
ファイル読出 - ★★★☆☆ (USBメモリーの中では平均部類)
ファイル書込 - ★★★☆☆ (USBメモリーの中では平均部類)
アプリ系インストール - ★★★☆☆ (USBメモリーの中では平均部類)
アプリ系ブート - ★★★★★ (USBメモリーの中では最速部類)
コスパ - ★★★★☆ (USBメモリーの中ではコスパ良い部類)
※ コスパは、2024/8/1 平均販売価格を基に評価しています。
性能面は、平均値に近く、優れた面もあります。シリコンパワー製品の特長が出ている製品でもあります。
コスパに関しては、18.98円/GBと最近、価格上昇している中では、20円切っている点は、高評価ポイントです。
Silicon Power Jewel J06 の検証テストを終えて
思ったこと。シリコンパワー製品だな。
いくつかのシリコンパワー製品を検証しましたが、いい意味でこちらの製品も、もれなくそう思ってしまう製品でした。モデルによって性能にバラつきがあるよりは、どのモデルも一定以上の性能があるというのは、素晴らしいの一言に尽きます。