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USBメモリーレビュー : SanDisk Ultra Dual Drive Luxe

SanDisk Ultra Dual Drive Luxe 64GBのレビュー

サンディスク USB-AとUSB-Cに対応したUSBメモリーをレビューします。
Ultraシリーズかと思ったら、意外な検証結果となりました。



カタログスペック (メーカー公表値)

幅 : 12.10mm、長さ : 44.41mm、高さ : 8.60mm、重さ : 12.2gの回転式メタルボディです。性能は、シーケンシャル読出速度 約400MB/sです。


ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)

Ultraと記載があったので、ミドルクラス製品と勘違いしていましたが、カタログスペックがハイエンドクラスだと気づき、ベンチマークテストを行いました。結果としては、これをUltraシリーズと呼ぶのは、反則かと。

読出速度に関しては、カタログスペック通りのパフォーマンスです。
書込速度やランダム速度については、ちょっと物足りなさを感じつつ、サンディスクのチューニング傾向かなと思います。

SanDisk Ultra Dual Drive Luxe 64GB (FAT32)ベンチテスト

容量・リード・ライトテスト (H2testw)

読出速度は、ベンチマークテストと比較して、平均的な速度の落込ですが、書込速度については、落込が大きいです。書込速度だけで見ると、ミドルクラスレンジに下がりますが、読出速度は、トップクラスです。

Ultraシリーズの傾向をこちらも受け継いでいるような気がします。
そういった意味でUltraと名乗っているかもと思いました。

SanDisk Ultra Dual Drive Luxe 64GB (FAT32)容量テスト

Ubuntu インストール・ブートテスト

インストール(書込)テスト
インストールには、14分30秒要しました。検証済USBメモリー全体平均が25分50秒ですので、平均より速いクラスに分類されるという測定結果です。
参考速度は、22.99MB/sになります。

ブート(読出)テスト
ブートには、37秒かかりました。検証済USBメモリー全体平均が2分43秒です。全体でもトップ3に入る結果で、とても速いUSBメモリーです。
参考速度は、216.22MB/sになります。


その他良い点、気になった点

良い : Ultraシリーズとは、思えない性能を持っていること
良い : コピーが出回る程の合理的でシンプルなデザイン

気になる : メタルボディの宿命か。やはり本体が触りがたい程、過熱する

デザインは、中華メモリーにコピーされる程、合理的でシンプルなデザインです。USB端子に差し込む時のホールド感もしっかりしています。

一方で熱持ちは、メタルボディの宿命ですが、やや熱持ちが大きく、放熱に少々時間を要するなと感じます。


SanDisk Ultra Dual Drive Luxe 検証結果まとめ

ざっくりまとめると性能等は、以下のようになります。

  • ファイル読出 - ★★★★★ (USBメモリーの中では最速部類)

  • ファイル書込 - ★★★★☆ (USBメモリーの中では平均より速い)

  • アプリ系インストール - ★★★★☆ (USBメモリーの中では平均より速い)

  • アプリ系ブート - ★★★★★ (USBメモリーの中では最速部類)

  • コスパ - ★☆☆☆☆ (USBメモリーの中では高い部類)

※ コスパは、2024/9/22 メーカー直販価格を基に評価しています。

性能面では、文句なしのトップクラスの性能があります。コスパに関しては、37.81円/GBと全体平均価格より高く、プライス面で見ると、ハイエンドクラスだと思います。

SanDisk Ultra Dual Drive Luxe の検証テストを終えて
正直、Ultraシリーズでなく、Extremeシリーズと名乗っても良いくらいの性能があり、使い勝手も良さそうだと思いました。

Extreme Goと比較してもやや劣る程度で、ほぼ同等性能があるかなと。USB-AのみかUSB-Cも使えるのかという便利さの点での違いかと。
強いての弱点は、価格面かも。もう少しコスパが良くなれば、最強に近いかもしれません。

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