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USBメモリーレビュー : SanDisk Ultra Fit

SanDisk Ultra Fit 32GBのレビュー

SanDisk Ultra Fitをレビューしていきます。Cruzer Fitの後継モデルかも。
公表スペックは、Ultraシリーズの中では、未公表です。



カタログスペック (メーカー公表値)

幅 : 14.3mm、長さ : 29.8mm、高さ : 5.0mm、重さ : 1.28gのショート型(トングルタイプ)です。性能は、未公表です。


ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)

ベンチマークテストの結果から見てみます。

シーケンシャル読出速度は、Ultraシリーズ同様の速度です。シーケンシャル書込速度については、やや弱く、ランダム速度については、Ultraよりは、考慮され、向上しているように見えます。

SanDisk Ultra Fit 32GB (FAT32)ベンチテスト

全般的には、Ultraの性能傾向を引継つつ、Ultraの弱かった部分を補っているような傾向に見えます。


容量・リード・ライトテスト (H2testw)

リード・ライトテストの結果は、落込みが想定以上に大きく、読出速度は、ベンチマークの半分以下、書込速度に至っては、1/3以下となってしまいました。シーケンシャル速度は、Ultraシリーズの中では、あまり良くない数値かもしれません。容量は、問題ありませんでした。

SanDisk Ultra Fit (FAT32)容量テスト

Ubuntu インストール・ブートテスト

インストール(書込)テスト
インストールには、47分11秒要しました。2024年2月の全体平均が30分53秒ですので、平均より遅い測定結果です。Ultraシリーズの中で最も時間を要しています。参考速度は、7.06MB/sになります。

ブート(読出)テスト
ブートには、49秒かかりました。2024年2月の全体平均が4分9秒です。読出速度は、Ultraシリーズの美点を引き継いでいることが確認できました。
参考速度は、163.27MB/sになります。


その他良い点、気になった点

良い : ストラップホールが実用的な大きさ
良い : コンパクトながら、脱着しやすいボディサイズ

気になる : デザインにRとフラットな表面仕上げにより、脱着時に多少滑る


SanDisk Ultra Fit 検証結果まとめ

SanDisk Ultra Fitをざっくりまとめると以下のようになります。

  • ファイル読出 - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)

  • ファイル書込 - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)

  • アプリ系インストール - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)

  • アプリ系ブート - ★★★★★ (USBメモリーの中では最速部類)

  • コスパ - ★★★★☆ (USBメモリーの中では平均より安い)

※ コスパは、メーカー直販価格を基に評価しています。

Ultra Fitは、平均値と似た形状をしていますが、不得意分野として、シーケンシャル速度にやや弱い点があります。ただ、それがネガティブかというとそれほどでもないように思えます。

例えば、多くのモデルが苦戦するUbuntuブートテストでは、上位5位に入っていることが挙げられ、良い点もあるからです。

SanDiskの中では、エントリーグレード(バリュー~ミドル)に入るモデルとして、他の同クラスと比較しても性能的に全く見劣りしないと思います。

SanDisk Ultra Fit 性能分布とUSB 3.0以上対応モデル平均値比較

コスパに関しては、27.5円/GBです。価格で見ると、ミドルクラスに分類されるかなというレンジにいます。

SanDisk Ultra Fit 32GB 検証テスト結果

SanDisk Ultra Fit の検証テストを終えて
正直な感想は、Ultraシリーズだなという安心感みたいなものがありました。
性能面も細かな指摘もありましたが、全体として納得いく性能でした。

ボディバリエーションとして、捉えた場合、ショートボディが欲しいなと思っていましたし、Cruzer Fitでの不満点を解消していたので、このラインアップに好感をもてました。(Cruzer Fitのレビュー記事は、↓)

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