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USBメモリーレビュー : ADATA UV150

ADATA UV150 64GBのレビュー

ADATAのバリューモデルであるUV150のレビューになります。

バリューモデルとしては、珍しく、メーカー公表スペックが出されています。そのスペックは、シーケンシャル読出速度約100MB/sとなります。



ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)

公表スペックをきっちり押さえてきているところと、バリューモデルとしては、各項目でスコアを残していることは、評価できるところです。
ベンチテスト結果から見ると、ランダム速度については、得意ではなく、シーケンシャル速度が得意分野といった感じです。

ADATA UV150 64GB (FAT32)ベンチテスト

Cristal Disk Markランキング : ADATA UV150
・ SEQ1M Q8T1 (Read) : 5位
・ SEQ1M Q8T1 (Write) : 3位
・ SEQ1M Q1T1 (Read) : 5位
・ SEQ1M Q1T1 (Write) : 3位
・ RND4K Q32T1 (Read) : 4位
・ RND4K Q32T1 (Write) : 9位
・ RND4K Q1T1 (Read) : 5位
・ RND4K Q1T1 (Write) : 8位
※ 2023年11月のランキングになります。


容量・リード・ライトテスト (H2testw)

容量については、問題ありませんでした。読出速度は、100MB/sに届きませんでしたが、100MB/sに近い数値を出していますので、まずまずの結果かと思います。しかし、書込速度については、読出速度に対して、約11%となり、書込している時に遅いと感じると思います。この機種は、読出に特化した性能かもしれません。

ADATA UV150 (FAT32) 容量テスト

2023年11月 ADATA UV150のH2testwランキング
・ Read : 5位
・ Write : 10位


Ubuntu インストール・ブートテスト

インストール(書込)テスト
インストールには、38分29秒かかりました。これまでのテストでランダム書込速度が他の項目と比較して低い事がわかっていましたので、致し方ないかもしれません。しかし、USB 2.0のSanDisk Cruzer Fitより時間を要したことは、事実です。

ブートテスト (読出) テスト
ブートは、3分8秒でした。これまでのテスト結果すると、物足りない結果であり、やはり、USB 2.0のADATA C906より時間を要しています。ブート後の動作については、可もなく不可もなくといったところです。

2023年11月 ADATA UV150 のUbuntuテストランキング
・ インストール : 9位
・ ブート : 8位


その他良い点、気になった点

良い点として、スペックを公表していることと、そのスペック通りの性能を出していることです。バリューモデルでスペックを公表しているケースが少なく、購入する際の目安となることは、良い点です。

気になる点として、光沢のあるプラボディがチープな感じに見えてしまうことです。たまたま、赤のボディカラーだったかもしれません。
ここは、個人の好みである部分になりますが。

もう1点。スペック、ベンチマークテスト結果からすると、Ubuntuテストで今一つだった点。USB 2.0対応機種に負けている点が気になりました。


ADATA UV150 検証結果まとめ

バリューモデルであるADATA UV150は、ファイル類の読出に特化したUSBメモリーといえます。USB 3.2対応バリューモデルの性能傾向を持ったモデルと言えます。(シーケンシャル読出速度に性能を振る傾向)

ADATA UV150 性能分布とUSB 3.0以上対応モデル平均値比較

グラフや詳細を見てもランダム速度を重視しているような性能でない事は、わかります。バリューモデルなので、どこかで制限がかかることは、仕方ないことだと思います。

ADATA UV150 64GB 検証テスト結果

ADATA UV150は、どんなシチュエーションに向いているか
テンプレートファイル専用や音楽用のUSBメモリーでコスパが比較的良いという方にお勧めかと思います。平均価格ベースでは、コスパが良さそうに見えませんが、意外とお値打ち価格で販売されているのも事実です。


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