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USBメモリー比較 : シリコンパワーUSBメモリーを検証してみた

PCメモリーやSSDで著名な台湾メーカーのシリコンパワー (Silicon Power)は、PCパーツでお世話になっているのですが、最近、Amazonでタイムセール品になっていたりとその性能が気になっていました。

今回、シリコンパワー製品 2機種を比較検証してみました。


検証するUSBメモリーは?

シリコンパワーの2製品は、こちら

Silicon Power Blaze B02 32GB
Amazonのタイムセールで最近よく見かける製品です。
製品サイズは、幅 : 18mm、長さ : 60.6mm、厚さ : 8.1mm、重量 : 8gです。
USB 3.2 Gen1対応で、能力については、メーカー未公表です。

Silicon Power Jewel J80 32GB
メタルボディのストレート型の製品です。
製品サイズは、幅 : 21.4mm、長さ : 44mm、厚さ : 4.5mm、重量 : 5.9gです。
USB 3.2 Gen1対応で、能力については、メーカー未公表です。

比較対象としてもう1機種

能力が未公表だと、基準が不明確になりそうなので、バリュー~ミドルクラスの製品を代表して、1機種追加して比較することにします。

SanDisk Ultra 32GB
SanDiskの中では、バリュー~ミドルクラスに相当するかと思われるスライド式の製品です。
製品サイズは、幅 : 22.1mm、長さ : 57mm、厚さ : 7.8mm、重量 : 8.5gです。
USB 3.0対応で、能力については、シーケンシャル読出速度 130MB/sです。


その性能はどうなのか

コスパ比較

3/21時点でのAmazon販売価格で比較します。
Silicon Power Braze B02 32GB
・ 販売価格 : 640円
・ 1GBあたりコスト : 20.00円
Silicon Power J80 32GB
・ 販売価格 : 1,280円
・ 1GBあたりコスト : 40.00円
SanDisk Ultra 32GB
・ メーカー直販価格 : 880円
・ 1GBあたりコスト : 27.50円

Silicon Power Braze B02のコスパですが、20円切りしていないですが、この後の比較検証とあわせて見ると、非常に良いことがわかります。

ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)

ベンチマークテストの比較になります。

ベンチマークテストの結果

意外と性能は、良さそうです。シーケンシャル読出速度は、SanDisk Ultraの方が速いですが、シーケンシャル書込速度は、Silicon Powerの2製品の方が速いです。ランダム速度については、似たような感じです。

Silicon Power 2製品ですが、結果が非常に似ています。
もしかしたら、ベースが同じで、筐体材質が異なるだけかもと思いました。

リード・ライトテスト (H2testw)

リード・ライトテストもベンチマークテスト同様の結果になりました。

リード・ライトテスト結果

読出速度については、SanDisk Ultraが優れていますが、書込速度に関しては、Silicon Power 2製品の方が優れています。

Silicon Power 2製品に関しては、ほぼ同一の結果を残しています。誤差範囲内と言える結果だと思います。

比較検証を終えて

良い点と気になった点

今回、Silicon Power製品を取り上げましたが、カタログスペックの記事もなく、性能が未知数でした。こういう場合は、購入を躊躇うケースもあるかと思います。

良い点としては、
・ スペックが想像より高い
・ コスパが良い (Braze B02)
が挙げられると思います。

特にSilicon Power Braze B02は、HI-DISC のダイソー専売品とワンコイン差程度のコスパですが、性能面では、段違いにBraze B02の方が良いです。
また、Braze B02には、アクセスランプも装備されています。

価格面でも国内ブランドのバリューモデル同等価格でしたので、性能もそれに近いものかと思っていましたが、全く異なりました。

逆に気になった点は、Jewel J80の価格と性能です。性能がBraze B02と差別化されておらず、単に外観と素材の差だけということであれば、実用性重視の場合、選択肢に入りづらいなと思いました。

Silicon Power 2製品は、別途、単体レビュー記事を投稿予定です。

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